先週末、焼津会場の練習で前代未聞?の珍事が発生しました。
通常撥ね矢となる場合、程度の違いこそあれ跳ね返りの勢いで手前に落ちるもの。まれに、破れた的紙のヘリに引っかかるような状態で、ぶら下がるように残ることもありますが、某支部員さんの吹いた矢は、中央で弾かれるも勢いなくほぼ真下に落下し、
と、既に刺さっていた二本の矢に支えられる形で静止してしまいました。ある意味トリプルよりも可能性の低いレアケースだと思いませんか?
この時話題となったのは、「これは果たして撥ね矢なのか、吹き直しは出来るのか」ということ。今回はほぼ水平に支えられたため分かりやすい状態でしたが、場合によっては前述のようにかろうじて引っかかる感じで残るものとの遠目での判断も付きにくく、礼の後採点する段階で気付くということもありえそうです。
たまたま翌日に県協会の会合があったので諸先輩方に伺ってみましたが、「滅多にないことだから想定はしていないだろうけれど、もし試合でこうなった場合は普通に吹き直しができるんじゃないか」とのことでした。大会では原則1レーンに1人(地方大会だとそうはいきませんが)審判員が付くので、判断を仰ぎやすくもあるようです。
とにもかくにも、的の周りに集まって話題騒然の出来事ではありました。
珍事に遭遇して得した気分です。日本全国でも起きたことがないのでは。
でも、その日は、どのように判定するのかと思い巡らし、練習に集中力を欠いてさんざんの成績でした。