藤枝サークル 熱海サークル 支部設立2周年に思うこと - 日本スポーツ吹矢協会 静岡・焼津支部

支部設立2周年に思うこと

| コメント(0) | トラックバック(0)

 2年前の今日、8月19日に当「静岡・焼津支部」は、支部認定を受けました。殆ど素人同然からのスタートは、同時に苦労のスタートでもありました。しかし、協会本部の皆さん、県内各支部の諸先輩方、勿論入って下さった支部員さん方まで、多くの方々のお世話になり、何とか2年が経過したように思います。2周年だからといって、特別なイベントがあるわけでも記念品を作るわけでもありませんが、この場をお借りして、お力添え下さった全ての皆さんに御礼申し上げます。

 さて、昨日は8月度の支部長面談が協会本部で行われ、喜ばしくも新たに5つの支部が誕生したそうです。中には、会員番号21,000番台の支部長さんがいらしたとのことですが、率直に言って「いやぁ、思い切ったなぁ」と感じました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 以前、公認指導員の資格を取得した際にも書きましたが、支部を開くにあたっての(個人的)理想は、支部長(もしくは設立メンバー)が公認指導員(+出来れば三段)であることと考えています。「できれば三段」の部分は、規約改正で公認指導員資格を取得する際の必須事項となりましたので、現状に即して言えば、支部長(もしくは設立メンバー)が公認指導員となりますでしょうか。

 そんな話を県内他支部の先生方にしたことも過去にはありますが、概ね「いやいや、それは既存の支部仲間がいくらでも手伝うし、まずは支部設立ありきでいいと思うよ」という反応だったように思います。私自身、設立当初は他支部から何度かヘルプに来ていただいたこともありますし、「無いよりはあった方が」という考え方にも一定の理解は出来ます。ただ、毎度毎度という訳にも当然いきませんし、助けがなければ運営出来ないでは支部の意義も薄れるというものです。

 何より、支部の最も大きな役割は「その地域における、スポーツ吹矢普及の最前線」であるはずです。仮に級も持たない初心者仲間が5人集まって支部を設立したとしましょう。内部的には「初心者同士、頑張っていこうね」で済みますが、支部として認定された瞬間から、「地域の受け皿」としての機能も必然的に併せ持つことになるのです。

 何も無いところには誰も何も求めませんが、一旦支部が出来上がれば、周辺の初心者・未経験者に対して「指導する、普及させる」責任が発生します。「近くに吹矢の教室がないかしら」と協会に問い合わせをした方が、紹介を受けて支部に行ってみたら、殆ど何も変わらない初心者ばかりだった、で果たしてよいものかどうか。

 敢えて支部を開こうという方ならば相応の意欲をお持ちでしょうし、ほんの少しの期間でも指導者として吸収することは多いと思います。しかし、級位・段位の受験経験すらない、で何を「教える」ことが出来るのかというと、懐疑的にならざるを得ません。

 実のところ、そういった疑問に対する自問自答は、支部設立当初から私自身が繰り返してきたことでもあります。当支部を立ち上げようとした時、私も一緒に始めた妻も無級でした。吹矢経験すら数えるほどしかない状態。同時期に、協会が地元民放局の協力の下で体験会を二度開き、またすぐに大きなイベントでの体験会もあったため、ポツポツと支部の入会者はありました。そうした部分では非常にありがたく、恵まれた船出だったと今でも感謝していますが、「教える根拠も自信もない」自分に戸惑ったのもまた事実でした。

 自分自身はロクに腕前もない初心者だと分かっている一方で、入会してくる支部員さんからは「先生/指導者」という目で見られる。勿論、初期の支部員の皆さんもそういう(支部長も初心者という)事情を理解して下さっていたからこそ、今まで続けてこられたとは思います。しかし、昨年12月に公認指導員の認定を受けるまでは、本当に葛藤の連続でした。指導員となった際にこれでようやく当支部も本当の意味での「スタートライン」に立てたと書いたのは、まさに本音だったのです。

 冒頭でも少し触れた通り、今年度から公認指導員の取得に必要な資格が厳しくなりました。これまでの「入会1年以上、かつ二段以上」が「入会2年以上、かつ三段以上」へと変わったわけです。様々な経緯や意図があるとは思いますが、「より熟練しスポーツ吹矢に愛情を持つ者に指導員として活躍して欲しい」という協会のメッセージと受け止めています。

 であるならば、この辺りで「協会会員5名以上」という支部設立の条件も、少しハードルを上げてみてはいかがでしょう。私の理想論は高すぎるとしても、最低限支部長には「入会半年以上、かつ初段以上」程度を求めてもよいのでは、と思います。協会設立も10年以上を過ぎ、支部も500を超えるところまで来ました。今までが、ひたすらすそ野の拡大期だったとすれば、今後しばらくは拡大も進めつつ全体の底上げにも注力する、そんな時期のような気がします。

 などと勝手気ままに書きましたが、「初心者による支部設立」を否定するつもりも、批判するつもりも毛頭ありません。吹矢を目一杯楽しんでいこう、広めていこうという方の強い意欲は、やはり何よりも尊重されるべきですし、元を辿ればスポーツ吹矢黎明期は皆さんがそういうお立場だったに違いないのですから。

 ただ、ある程度スポーツ吹矢の市民権が得られてきたからこそ、支部に求められるものはかつてより大きくなっているはずです。であれば、そうした時期に支部を立ち上げようとなさる方には、人的・制度的な面以外で、もっと手厚いサポートも必要ではないでしょうか。

 例えば、既存の支部長さんにアンケートや体験談を募り、「支部設立(あるいは運営)ハンドブック」的なものを発刊するのも一つの手です。会場の設定、支部員募集の方法、道具の管理など、成功体験だけではなく、失敗や苦労したことも含め、多くの先輩方の経験を後続に活かしていくというのは、今だからこそ出来ることだと思います。(そんなものがあったら是非私も読みたいくらいです)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 静岡県内では、当支部と、ほぼ同時期に(磐田支部から独立の形で)設立された春野支部以来、2年ほど新規支部が誕生していません。また、諸般の事情で東部地区は空白地帯が続いています。そうした事情を踏まえると、今後は自支部の更なる充実だけではなく、東部地区での支部設立への支援など、より広い視点が求められるでしょう。

 3年目は、2年目より少しでもステップアップした活動を残せるよう、コツコツと積み上げていければ、そう思っています。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.shizuoka-fukiya.net/mt/mt-tb.cgi/73

コメントする

2016年7月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

アーカイブ