藤枝サークル 熱海サークル 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部: 2011年5月アーカイブ

2011年5月アーカイブ

3人目の六段が誕生!

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 協会公式サイトの速報の通り、先週の土曜日に行われた今年1回目の六段昇段試験にて、京都宇治支部のK田支部長が実技の規定点数(186点)をクリア、面談を経て2008年12月以来2年半ぶり3人目の合格者となりました。

 K田支部長といえば、昨秋の宇治支部大会でお世話になったばかりで、わずか1回の接点とはいえ馴染みのある方。また、大阪菊水支部のブログの写真にもよく登場されていますので、個人的には「よくお見かけしている」という認識なのですが、そういう方が見事合格されたというのは、外野の立場としても喜びひとしおです。

 今回の実技点数は186点とのことで、ここ1年の6ラウンド平均が190点に達するという実績を考えれば、「それだけの方でもギリギリなのか...」と試験の難しさが浮き彫りになるところ。体調・調子ともに悪い中での受験だったそうではありますが、過去2人の合格者もそれぞれ188点、186点だったことからも、やはり限界に近い「内なる戦い」なのでしょう。

 何はともあれ、スポーツ吹矢界として大変な快挙です。K田支部長、本当におめでとうございました。

第1回スポーツ吹矢愛知県大会

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 昨日開催された「第1回スポーツ吹矢愛知県大会」へ、当支部からも4名で参加してきました(1名は残念ながら急病で欠席)。台風の影響で前日以上の悪天候とはなったものの、地元愛知県内だけでなく、静岡・岐阜・三重の東海ブロック各県からも選手が集まり、総計131名(欠席除く)の盛大な大会となりました。

 会場は、愛知県スポーツ会館の第3競技場。主に剣道場として使われている部屋のようですが、シューズを履いての利用も出来るということで、この辺は静岡の練習会場(剣道場で上履き不可)で悩まされた我々からすると、かなり羨ましい大らかさ(?)です。

110529_1.jpg 受付を済ませ会場内に入ると、目に飛び込んできたのは横幅いっぱいに並べられた的台で、その数26レーン。昨秋の静岡県大会が90名ほどで20レーン、また宇治支部大会が100名超で12レーンだったことを思えば、人数なりの台数とはいえ、なかなかに圧巻でした。一方、いわゆる「選手だまり」は少々窮屈。大半の方がレーン後方に移動する競技中はさておき、競技時間の前後にはちょっと不便な感じもありました。一旦会場が決まってしまえば、競技そのものに関わる部分からセッティング上の重きを置くのが当然ですが、結果的には人数に対して会場が手狭だったように思います。(とはいえ、嬉しい誤算ですよね)

110529_2.jpg 用具の準備を済ませて談笑していると、選手受付が予想以上に早く済んだからか、時間繰り上げで大会が始まることになりました。開会式は、審判長も兼ねるY井愛知県協会長、来賓のY田国際部長の挨拶など粛々と進行。競技説明では、Y井愛知県会長より「本大会は基本動作を最も重視し、Y田国際部長の審査によって基本動作賞を設けます」との案内もありました。

 競技は、距離・男女別の個人戦4ラウンド(午前と午後に2ラウンドずつ)と、競技レーン=チームの団体戦3ラウンド(1人1本×5で1ラウンド)の2本立て。個人戦については、練習ラウンドなし・1ラウンド目に7本吹いて高得点5本を取るというルールで行われました。なお、参加賞として協賛の敷島製パンより菓子パン2つ(結構なボリューム)と「リサとガスパールのトートバッグ」(!!)が受付時に配布されていたため、昼食にはそのパンを食べる人が多かったように思われます。

110529_3.jpg 肝心の内容ですが、昼食を挟むという前後半制と、午後になって一層酷くなった室内の湿気が、個人的な大敵となりました。昨年の宇治支部大会での好例を活かして、今回も昼は控えめにしたつもりでしたが、結果的にはそれでも多かったのか胃腸が思いの外動いてしまった様子。また、空気が異様に重苦しく感じられ、後半2ラウンドはかなりの違和感を感じながら、息も絶え絶え(あくまでイメージですが)で何とか最終ラウンドまで吹ききった、というのが正直な感想です。

 尤も、それは皆さん同じ条件であり、上手に克服できなかったのは自分の経験の浅さ故かと思いますが、それにしても平均値を見ると3ラウンド目より高い点数でフィニッシュする方が多い中、大きくスコアを落として(25点...)しまったのが、返す返すも残念無念。そんなわけで、トータルとしては何とか120点台に乗せた(33・31・31・25=120点)という結果で競技を終えました。

 一方、他の支部員さんはというと、女子8mの部のM本さんは「全然ダメぇ」と前半で白旗状態。2ラウンド目に「記憶にないほど」の○点を出してしまい、思わず採点の方と「○点(しか刺さってない)ですよねぇ」「○点ですねぇ」と確認してしまったとのこと。確かにここまでの点数を出すのは見たことがありませんので、大会の緊張感と天候の影響が強く出てしまったのかな、と思います。

 また、春野の交流会に続いての大会参加となったS田さん(男子6mの部)は、「まずまず」という出来。30点台こそ出ませんでしたが、安定して20台後半を4つ重ね、交流会の経験も活かしたご本人にとってもある程度納得できるスコアだったのではないでしょうか。ただひとつ悔やまれるとすれば、初段目指して(土曜日に合格!)8mで吹き続けてきた中、前日の焼津で6mからの練習を勧められなかったこと。「試験対策」ならぬ「大会対策」をアドバイス出来なかったのは、私の配慮不足だったかもしれません。

 もう一人、女子10mの部の家内は、湿気が体調面に大きく影響してしまったそうで、なんとか四段並の点数(27×4=108点)を確保した、という結果に。ただ、コンディションが悪いなりに大崩れしなかったのは、今後に活きてくるのではないでしょうか。

110529_4.jpg そんなこんなの個人戦に続いて、一転賑やかに歓声を挙げながらの団体戦が終わり、いよいよ表彰式...と思いきや、個人戦の同点決勝が行われました。何とここで私も呼ばれて、10m男子の部は3名による2・3位決定戦。3名中2名が表彰台という緊張感の中吹いた矢は、ギリギリひっかかっての7点。しかし、春野支部のN路さんがど真ん中の黒点に刺すという完璧な一本で2位、結局私は表彰式前に3位確定となりました。

 そして表彰式。男女とも6mの部から順に呼ばれていきましたが、10m男子の部は青柳杯2連覇のB大さん(磐田支部)が貫禄の優勝(128点!)の他、決定戦の末2・3位が上記の結果となったため、静岡県勢が表彰台を独占する恰好となりました。エントリーを見れば、静岡県勢が部門16名中12名を占め十分ありえたこととはいえ、嬉しいような、ちょっと申し訳ないような、複雑な心境ですね。

 さて、静岡県協会としてはここがハイライト...のはずでしたが、何と何と、部門別ラストの女子10mで、家内が優勝というサプライズが待っていました!上記の通り、108点は決して高い点数ではなく、周囲も、勿論本人も「せいぜい入賞レベル」と呑気に構えていたところ、優勝者として名前が呼び上げられ、全員ビックリ。それでも、優勝は大変喜ばしいことであり、これで男女ともに10m部門は静岡県勢が表彰台の真ん中という快挙となりました。

 更には、男女各1名ずつの「基本動作賞」で、もっとビックリ!私が選ばれてしまいました。青柳杯や全国大会ならばまだしも、地方大会では支部長・公認指導員など対象外と思っていただけに、本当に驚きです。勿論、基本動作の実践は日頃最も重点を置いているところであり、昨年のフェスティバルに続いて当支部からそうした受賞者が出たのは、非常に嬉しいことではあります。

 私のように吹矢を始めてまだまだ日が浅い、若輩者が言うのも口幅ったいことだとは思いますが、敢えてスポーツ吹矢を続けるからには、やはり基本動作に大きな意味があるはずです(と、先日も書いたような...)。公認指導員や地域支部長という「指導者」の立場にある者であればなおのこと、いつ誰から見られても、正しいとされる基本動作を実践していなければ(するつもりがなければ)「嘘」だとも思っています。

 また、私は競技者としても「現役」ですから、「しっかりとした基本動作を身に着ければ、少なくとも一定レベル(各段・級の合格点程度)までは点数も付いてくる」のを、身をもって証明することが責務のひとつであると信じて疑いません。

 そういう意味で、今回それなりの成績の上に基本動作賞まで受賞できたのは、今後の自らの方向性にも大きな影響を与えるものでしょう。勿論、これで思い上がるほど身の程知らずではありませんし、大きなプレッシャーも背負い込んだわけではありますが、支部員やサークルの皆さんに胸を張って指導していける、そうしたお墨付きをひとついただけたようにも思います。

110529_5.jpg とはいえ、好成績を残せたのは「参加すればいいだけ」の立場だったからなのも否めません。県協会設立から2年少々で、これほどまでの大会開催を実現し、当日も様々な運営にあたられた、Y井県協会長をはじめとした愛知県協会の皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 また、岐阜と三重から参加された皆さんもお疲れ様でした。昨年の静岡県大会、今回の愛知県大会と、東海ブロックとしての交流要素を併せ持つ大会が開催されたことは、とても意義深いことだと思います。今後も、同じブロックの愛好者として、様々な交流をしていければ嬉しい限りです。

5月28日・焼津の練習

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 この日の焼津は、台風が近づいて風雨とも強まる中でしたが、19名が集まっての練習となりました。前回、体験後にそのまま入会されたUさんご夫妻にとっては、早速自前の用具を持っての初練習となります。

 さて、普段練習の冒頭に実施している3ラウンドの記録会ですが、今回から少々やり方を変えることに。今までは、最初に一人1ラウンドずつの練習ラウンドをしてもらい、その後何組かに分かれて3ラウンド連続の試技というスタイルを取っていましたが、練習の参加人数が20人前後で安定してきたこともあり、記録会だけで結構な時間がかかるようになっていました。

 その問題解消のために導入したのは、一部の地方大会で採用されている「1ラウンド目に7本吹き、高い点数5本を取る(練習ラウンドなし)」というもの。「1ラウンド5本」×規定ラウンド数というスポーツ吹矢本来のルールからは外れますが、支部の記録会はあくまで練習の一環で、その日の調子のバロメータとしての意味合いも持っているため、時間短縮のメリットを優先することにしてみました。

 結果としては、前回までより早めに終えることができ、まずまず期待通りの効果があがりました。また、点数的には3ラウンド中の最高得点が1ラウンド目という人が全体の6割に達し、これまでと比べて明らかな違いも。ある意味当然の現象とはいえ、2ラウンド目に6点以上落とした人も半分強いて、いかに基本動作を確実に実践できるかが、ここの点差を縮める鍵にもなりそうです。

 なお、練習の後半では、3名の方が初段受験にチャレンジし、見事全員が合格を果たしました。私が見る限り、かなりのレベルで基本動作の習得もできており、「有段者」として今後ますます意欲的に取り組んでいただけることと期待しています。

3人目の六段、誕生なるか?

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 今日は、協会本部が最も緊張感漂うであろう、一日となりそうです。というのも、六段昇段試験が開催されるからなのですが、32名がチャレンジし一人の合格者も出なかった昨年とは違って、今年は何名かの合格者が出るのでは、と予想しています。

 そう思う根拠は2つ。ひとつは、事実上1年に一度(特定の日、という意味で)だった受験日が、大きく分けて年に二度の時期を選べるようになったことです。今年でいえば、前期が明日28日と6月18日、後期が10月15日と21日。勿論、受験できるのはこの中の一度だけですが、初夏と秋にそれぞれ2回ある内から選べることで、日程や調子を合わせやすくなるでしょうし、単純に受験者数増(=可能性増)も見込めるでしょう。

 そしてもうひとつは、これらの時期が全国大会・青柳杯と前後することが挙げられます。六段を目指すような方は、(特に関東を中心に)その多くが上記大会にも出場されると思いますが、優勝を目指して調子を上げているであろう頃合いだけに、成績へも好影響があるのではないでしょうか。

 いずれにせよ、10月までの4回で複数名の新六段が誕生するものと、密かに期待しているところです。受験される皆さん、ぜひ悔いのない6ラウンドを吹ききってくださいね!

全国大会の参加地域分布を考える

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 というタイトルで、長い考察を途中まで書いていたのですが、松山支部のY野さんが先んじてブログに書かれており、しかも言いたいことの多くが重なっていたため、ここでは補足程度の言及に留めようと思います。

 →吹矢、徒然なるままに・・・「全国大会のありよう」

 Y野さんも書かれている通り、来週末に迫った全国大会の参加者は、およそ95%が関東在住者で占められています。同時開催のフェスティバルに至っては、1名を除いたほぼ100%が関東の方で、殆ど「関東地区新人戦」の様相です。

110527.gif このように分布は一目瞭然で、客観的に見た場合「関東大会」「東日本大会」と銘打っても何ら違和感はないといえるでしょう。

 これは今年に始まった話ではなく、例えば昨年までの全国大会や青柳杯においても、関東以外からと思しき参加者は、極々少数に留まってきました。協会本部がある東京を中心に普及が進んできたこと(全579支部の内、約5割が首都圏、北関東まで含めた関東全体では6割を占めています)は勿論ですが、開催地が首都圏(昨年までは東京)に限られてきたことを考えれば、ある意味当然の傾向には違いありません。

 とはいえ、協会の設立から間もない頃であればまだしも、13年目を迎え全都道府県に支部ができ、知名度も相応に上がってきた今、「全国大会」に47都道府県中16都府県からしかエントリーがなく、その大半が関東に偏っているのは、やはりあまり喜ばしい事態ではないといえます。

 特定の地域のみ移動の負担が軽減されることへの不公平感も少なくないでしょうし、それは競技年齢層を考慮すればなおさらです。Y野さんが提案されているような、「主要地区持ち回り開催」は難しいとしても、せめて「東京・大阪の隔年開催」「3年に一度程度は西日本で開催」といった形を取れはしないものかと、個人的には強く願っています。

 公認指導員の資格認定にあたっても、昨年度より従来の「本部とほっとありき」から転換し、地方在住者にありがたい制度となりました。全国ブロック制導入もそうだと思いますが、中長期的な目標のひとつとして「会員10万人」を掲げているからこそ、今後は地方により重点を置いていって欲しいと思う次第です。

5月24日・夜間の部

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 今月2回目の夜間の部。今回も、お馴染みの顔ぶれ9名が集まっての練習です。また、前回体験に来られたH川さんも、支部入会届を持参されての参加で、正式に支部の仲間となりました。

 さて、普段の夜間は女性が多いこともあって、どちらかといえば緩めの雰囲気になることが多いのですが、思うところがあり、いつも以上に積極的な声掛けとアドバイスをしてみました。というのも、このところの各所での指導を通して自分自身再確認した部分がいくつかあり、せっかくスポーツ吹矢を楽しむのであれば「ここはぜひ押さえておいて欲しい」、というポイントをどんどん伝えていくことにしたからです。

 そんなわけで、この日の夜間の部は、ちょっとばかり「締まった」練習時間となったように思います。勿論、体育会系の競技スポーツではありませんし、殊更に精神論めいた方向性も違うでしょうけれど、「敢えてスポーツ吹矢を続ける意味」を、支部の皆さんにも感じていただくことが、今後へのモチベーションや競技面での上達、そして健康面に少なからず好影響を与えていくのではないかと考えているところです。

 なお、恒例の「3ラウンド戦」は、練習時点から調子が目に見えて良かったO崎さんが、ただ一人80点台となる87点で1位となりました。2位は、79点のK林さん。吹く際にちょっとしたクセが出てしまっていて、練習前半では矢のバラツキが見られましたが、それを修正してもらってからはまとまりがよくなったように思います。そして、同点ながら女性上位ということで3位に甘んじたのは、引き続き好調を維持のH原さんでした。

 夜間は、自転車で会場に来られる方が多く、梅雨時期となる来月がちょっと心配ですが、吹矢の間だけでもカラッと明るく楽しくできるよう、取り組んでいこうと思います。

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5月22日・静岡の練習

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 22日の練習は、珍しく午前(9時から12時)の開催でした。普段は午後(13時から17時)に設定していますが、GWの影響で週がずれたこともあり、午後が塞がってしまっていたためです。いつもと時間帯が異なるので、集まりに影響があるのではと思っていたところ、まずまず平均的といえる21名+体験者1名(女性)での練習となりました。

 普段より1時間短いということで、恒例の記録会は省略し、時間いっぱいそれぞれに吹いていただく形。それと並行して、体験者のUさんには基礎から手ほどきをしましたが、これがなかなかの吹き筋でした。何しろ、最初の試し吹き3本が全て7点に入ったほど!さすがに、基本動作を覚えてもらいながらの段階では、吹くことに集中しづらかったのか多少バラツキがありましたが、女性としては十分な力強さでした。

 ちなみに、このUさん、何と支部員AKさんのかつての同僚だそうで、AKさん曰く「どっかで見たことある顔だと思った」とのこと。全くの偶然ではありましたが、知った顔がいるのは安心感も出るでしょうし、今後の来やすさにも繋がるのではないかと思います。この日は入会の結論こそ出ませんでしたが、次回以降に期待したいところです。

 なお、連絡事項を伝える際に「真夏の練習時間変更」を提案し、満場一致で賛成をいただきました。静岡会場の宝台院にはエアコンがないため、夏場対策が懸念材料でしたが、多少でも暑さを避けられるようにと、7月後半から9月前半までの4回分、この日のように朝9時から(13時まで)の練習に切り替えることにしました。支部員の皆さんには次回の会報でお伝えしますので、ご協力よろしくお願いします。

小山町へ

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 この土曜日、静岡県内では東端にあたる町のひとつ、小山町へ行って来ました。当地の体育協会が中心となって立ち上げられた、総合型地域スポーツクラブ発足式の模様を取材した地元ローカル紙のニュース記事に、「スポーツ吹矢などのニュースポーツにも取り組む」といった一文があったのをたまたま発見し、連絡を取ったのがきっかけです。

 当日は、午後から小山町総合体育館にお邪魔し、体育協会の方だけでなく、協会からの呼びかけでお集まりになった体育指導員の方々に、スポーツ吹矢の説明と一通りの体験をしていただきました。やはりというか皆さんさすがに飲み込みが早く、「面白いね」と何度も繰り返し吹かれる中で、競技の魅力や楽しさも相応に実感していただけたのではないでしょうか。

 ただ、今後スポーツ吹矢を導入していただけるかは、ちょっと未知数な部分もあります。というのも、県内他地区の総合型地域スポーツクラブへ研修に行かれた経緯から、スポーツ吹矢ではない別の吹矢用具を試験的に2セット購入済みだからです。尤も、スタッフの方がお忙しいこともあり、お邪魔した当日に目の前で開封されたくらいで、実際にスタートしたものがあるわけではないのが(我々にとっては)救いといえば救い。

 勿論、せっかく購入した用具を使わないのは勿体ない話ですし、一旦それで始めてしまえば他団体を混在させる(あるいはリプレースする)のも難しいところ。そういう意味でも、うまい落とし所がないものかと思いますが、こればかりは体育協会(スポーツクラブ)、ひいては教育委員会を主とした行政にも係る事柄ですから、推移を見守るしかなさそうです。

 それはさておいても、恐らくは(スポーツ吹矢として)今まで一度も関わりのなかった地域で、ささやかながら繋がりができたことは、決して小さくない意味があると思います。会場の体育館も非常に綺麗な施設で、「ここで体験会を催すのもいいかもなぁ」と考えつつ、小山町を後にしたのでした。

 最後になりましたが、現地でお世話になったMTさん、MHさんをはじめとする体育協会の皆さん、そして体育指導員の皆さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。


▼当日お邪魔した小山町総合体育館。まだ新しくて綺麗です。
110521_1.jpg▼全体的に靄がかり、うっすらとしか見えなかった富士山
110521_2.jpg▼興味深げに体験する体育協会、体育指導員の皆さん
110521_3.jpg▼このように5台並べての体験でした
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 この日曜日は、昨年も5月の静岡8月の富士の2回開催された、「ニュースポーツふれあいフェスタ2011」に参加してきました。今年は春に藤枝、秋に湖西と決まっており、15日の藤枝は当支部が責任担当として受け持った次第です。

 昨年同様、前半の開催は「県民スポーツ・レクリエーション祭」の総合開会式を兼ねており、朝の集合時間はその分少々早め。会場となった静岡県武道館には、9時前に全員が揃っていました。受付を済ませ、入場行進→総合開会式→種目実演鑑賞という流れの後、11時に体験コーナーはスタート。なお、当初3レーンの予定を、思いの外スペースがあったため、4レーンに変更しての受け入れです。

 昨年の印象では、「静岡(草薙):まずまず多い」「富士:思った以上に少なめ」という人手でしたが、今年は藤枝ということもあり、正直あまり集客力がないのでは、と思っていました。しかし、蓋を開けてみれば、開場と同時に親子連れを中心とした大勢の来場者があり、スポーツ吹矢ブースも大賑わい。入場口のすぐ脇に位置していた影響も大きいとはいえ、ひっきりなしの体験者に我々6名はてんてこ舞いでした。

 正午を回って多少人の流れは落ち着きましたが、それでも2人ずつ交替で昼食休憩を取るのが精一杯で、新たな来場者がグンと減ったのは14時頃だったでしょうか。こうなると、昨年もそうだったように、チビッコのリピーターが「また吹きたい」と詰め掛ける時間帯に突入し、「そろそろイベント終了も近いな」という雰囲気が漂い始めます。

 この頃には、各ブースを精力的に回っていた「ふじっぴー君」の来訪もあり、さすがに体験は無理ながらも筒を構えて、まんざらでもないポーズ。(吹矢の次には、いつも隣り合うダーツブースを訪ね、実際に矢を投げていましたよ!)そうこうしている内に、マウスピースの消毒用に用意していた除菌ウェットティッシュ(100入×2個)も底を突きかけ、終了の15時までは多少時間を残しながらも、吹矢ブースは店じまいとなりました。

 県レクリエーション協会の方の話によれば、この日は地元藤枝だけではなく、東は静岡、西は菊川・掛川辺りからも来場者があり、総入場者数は700名ほどと過去最高を記録したとのこと。そうした人数の割には、吹矢を体験し「続けてみたい」「どこでできるの?」という問い合わせをされた方はあまりいらっしゃいませんでしたが、それでも多くの方に関心を持っていただけたものと思います。

 また、来場者だけではなく、他団体の方とも色々と交流できるのがこのイベントの楽しみの一つ。既に顔見知りの方もそこここにいらっしゃいましたし、我々の活動拠点の一つ・焼津市でニュースポーツ普及に努めていらっしゃる方との出会いもありました。

 そんなこんなで、目まぐるしかった一日は何とか無事に終了。今回参加された6名中3名は、こうした体験イベントが初めて、しかもロクに事前説明も出来なかったにも関わらず、皆さんとても丁寧に対応されていました。終了後は、藤枝駅前でお茶をしてから解散となりましたが、忙しい中にも充実感を感じていただけたなら嬉しいところです。そして、貴重な日曜日にお手伝いいただき、本当にありがとうございました。


▼この写真だと分かりづらいかもしれませんが、会場はごった返していました
110515_1.jpg▼来場者のメインは、やはり親子連れ
110515_2.jpg▼支部員MTさんは、元保母さんらしい優しい対応でした
110515_3.jpg▼ふじっぴー君、一体どこから吹くの!?
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5月14日・焼津の練習

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 今月1回目の焼津練習会には、20名+体験2名の22名が集まり、過去最高だった前回を1名ですが上回る、焼津の記録更新となりました。

 この日体験にいらしたのは、前回入会されたKMさんのお知り合いのUさんご夫婦。お時間があまりないとのことで、恒例の記録会をやっている横で体験をしていただきましたが、すぐに気に入られたご様子で、そのまま支部に入会してくださいました。

 このUさんご夫妻も当然(?)ながら地元・志太榛原地区(藤枝市)の方で、これでまた焼津会場ならではの支部員さんが増えたことになります。この日、大村公民館に集まった22名で見ると、地元の割合は14名と過半数を占めており、引き続き良い傾向が続いていると言えそうです。

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カルチャーはちょっと苦戦

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 先月の一日体験講座を経て、本講座開始!のはずだったリビングカルチャー倶楽部の教室ですが、13日の第1回に参加されたのは、残念ながらお一人。それも、先月までの体験講座が日程的に合わなかった方ということで、結果的には今回も体験講座となりました。

 そんな貴重な一名は、男性のNさん。まだまだ現役世代、四児のお父様です。何でも、お子さんの健康に吹矢をやらせてみてはどうかと考え、オモチャの吹矢を探してみたはいいものの見つからず、そんな時にたまたまこの講座を知って申し込まれたとのこと。(勿論、ご本人もスポーツ吹矢に興味津々のご様子でした)

 講座自体は、前回同様の手順で進行しました。前回のHMさんは最初から非常にお上手でしたが、今回のNさんも負けず劣らずのセンスを発揮され、いきなり1ラウンド目で33点を出される快挙。「これはいいですねぇ」とすっかり気に入っていただけたようで、短時間ながら競技の魅力はお伝えできたのではないかと思います。

 ただ、惜しむらくは夜間に仕事が入ることも多いそうで、カルチャーに定期的に通うのは無理とのこと。リビング側からは「本来はNGですが(人数的な)状況が状況なので」と、カルチャーでの継続が難しい場合には支部の案内をしてもOKと言っていただいていたため、その紹介だけ簡単にしてこの日は終了となりました。

 前回ご参加のHMさんもカルチャーでは継続が難しく、また急きょ欠席されたもうお一人(Uさん)も時間調整が厳しいそうで、現時点で次回以降カルチャーに参加される方は、とうとうゼロに。タイミングなどのアヤもありますので、これをもって静岡でカルチャー(の吹矢)が成立しにくいという見方をするのは早計でしょうけれど、いずれにしても一度仕切り直しをするのは避けられそうにありません。

 尤も、HMさんからは本サイトのコメント欄にて支部の練習会に参加のご意向をいただいていますし、前回ご欠席のUさんもリビングを通してご連絡をいただき、次回の支部練習へ体験にお見えになる予定となっていますので、スポーツ吹矢人口の増加という点では、一定の成果があったといえるでしょう。

 カルチャー教室は、どうしても主催者側の採算を無視できず、体験講座も有料にせざるを得ない点が、新規講座にとってはひとつのハードルとなりますが、今後も可能性を探っていければと考えてはいるところです。

5月11日・沼津サークル

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沼津と富士のサークルへは、毎月第3日曜日にお邪魔していますが、今月(15日)は県教委主催・県レク協主管のイベント「ニュースポーツふれあいフェスタ2011」へ参加するため、残念ながら行くことが出来ません。元々月イチの日程しかない富士は致し方ないとして、沼津をどうにか...と考えた結果、11日の練習日に半休を取って顔を出すことにしました。

 この日、練習に参加されたのは9名。すっかりお馴染みのメンバーです。冒頭で、前回2級に合格された皆さんに認定証を授与したあとは、吹矢体操→所作一本(基本動作を全員で)→各自練習と、いつものサークルの段取りで進み、合間の休憩&ミーティングタイムでは、吹矢についての質疑応答や雑談で盛り上がりました。

 ミーティング後の後半には4名の方が昇級試験にチャレンジ(1級2名、2級2名)。1級の2名(YTさん、NHさん)は先月の2級に続いて順調に、2級のAKさんもパーフェクトをマークするなど高得点で、それぞれ合格されましたが、もう一人の2級受験者・AMさんは、4点足りずに涙を飲みました。

 検定は、4レーン中2レーンを使い、2級→1級の順に2名ずつ吹いていただいたのですが、初めの内は練習用の2レーンを使う人がいらっしゃらず、全員が試験を見守る形に。これでAMさんは緊張が増してしまったようで、1ラウンド目で躓いてしまったのが最後まで響く結果となりました。ただ、以前から太極拳をされていて、呼吸は実にしっかりとしているだけに、ほどほどの緊張感で楽に吹けるようになれば、次回は悠々合格しても不思議はないはずです。

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110511_2.jpg そんなこんなで練習を終えてからは、近くの中華料理店に場所を移しての昼食会に、私も参加。時折立ち寄るというご近所のMNさん以外は(勿論私も)初めての場所でしたが、注文したランチセットが、期待を上回るほどのボリューム&美味しさで、皆さん大満足。美味しい食事に話も尽きず、大変楽しい時間を過ごさせていただきました。

 いつも書いていることですが、沼津の皆さんの結束力は本当に素晴らしく、お邪魔する度に実感するところ。次回の訪問も、非常に楽しみです。

5月10日・夜間の部

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 5月1回目の夜間の部。雨模様だったので、集まりにも影響があるかな...と思っていましたが、実際には体験者1名を含めて9名が参加、我々も加えるとふた桁の11名と賑わいのある練習会になりました。

 今回体験されたのは、先日の日曜日見学にお見えになった男性のH川さん。「とびっきり!しずおか」をご覧になった奥様から、「やってみたらどうか」と勧められたとのことです。日曜日には「自分のように年のいった(70代半ば)者でもできるのか」と不安を口にされていましたが、全国には80代、90代の元気な愛好者も多いこと、支部内にも何名か年上の会員さんがいることなどを説明し、この日の体験となりました。

 実際に吹いていただくと、非常に力強い吹き筋で何の心配もありません。初めてにしては狙いも上々で、非常にお上手でした。スケジュールの都合で、当面は夜間の部での参加となるそうですが、次回には用具購入の相談を、ということでまずまず気に入っていただけたご様子です。

 また、練習最後の恒例となった試合形式の3ラウンドでは、このH川さんにも加わっていただき、さらには人数の都合で私(と妻)もぶっつけで参加して、11名での真剣勝負を行いました。ここでトップになったのは、今回も10mでのチャレンジとなったS野さん。オール29点と、6ラウンド換算では五段合格に相当するスコアを叩き出しました。

 2・3番手には、2点遅れを取った私、そして妻と続きましたが、いくらぶっつけとはいえ、もう少し気合いの入ったところを見せないと、指導にも説得力がつきませんよね(トホホ...)。以下、77点でS木さん、76点でH原さん、75点で体験のH川さん(!)と、一応の「水準点」目安となる75点以上はここまででした。

 2時間という制限もあって、週末の練習会のように人数が増えても大変ですが、夜間の部中心(専門)の方も少しずつ増えており、今回(我々も含め)初めて10名を超えたのは、ちょっとばかり画期的な出来事だったように思います。

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5月8日・静岡の練習

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 いわゆるゴールデンウィークの最終日、静岡では3週間ぶりとなる練習会です。この日の静岡は、フェーン現象の影響で最高気温予想が28度と出ていましたが、蓋を開けてみれば30度を超える真夏日となり、大変暑い一日となりました。

 そんな暑さのせいか、それとも連休疲れのせいか、支部員さんの集まりも(静岡にしては)今ひとつの18名。その他には、「とびっきり!しずおか」をご覧になった方が1名、見学にお見えになっての定例練習となりました。

 内容は、いつものように体操→記録会→個別練習の順。記録会の後には、前日の本部教室練習時にY先生から伺った話や、先日の交流会の話などを交え、いつもより少し長めに技術的なことを話しました。また、個別練習では人数が少なめということもあって、支部員さん個々との質疑応答に、いつもより時間を割くことができたように思います。

 それにしても、最も気温の上がる時間帯だったこともあり、5月としては本当に暑い練習会でした。風も強かったため、窓を開ければそれなりに涼しくなるのですが、吹矢という性質上全開というわけにもいかず、今の場所に移って初めて迎える夏場のことを思うと、非常に悩ましいところです。焼け石に水程度でも対策を講じたいものですが...。

110508_1.jpg▲人数が少ない分、いつもの練習風景も、何となく空間が広く感じられました。

本部教室で初めての練習

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 5月7日の午後、銀座の協会本部教室で初めて練習をしてみました。というのも、翌日に妻が四段の受験を当地で受けることになっており、直前練習を同じ場所ですればいいのでは、ということから前日に時間を取ったものです。(私はオマケでくっついて行きました)

 私自身、約1年前に新しくなった本部教室で吹くのはこれで3回目。過去2回はいずれも受験での訪問でしたから、気楽な練習での利用はこれが初めてです。ここでは、毎時00分から45分間、1,500円という料金で1レーンを専有でき、各時間帯最大6名が利用可能。更には、公認指導員が日替わりで常駐しているため、随時指導を受けることもできるようになっています。

 土曜日ということもあって、この日のレッスンスケジュールは終日満員。私たちが予約した時間も、6名フルに埋まっていました。時間も余りありませんし、そもそも45分という短時間ですから、試し吹き1ラウンド+じっくり6ラウンドと見当を付け、練習を始めます。

 本部教室といえば、個人的には昨年7月に四段を受けた際の、ガチガチになった体たらくが真っ先に思い起こされますが、元々は非常に吹きやすい空間。そんなトラウマ(?)も1月の五段受験時である程度払拭されましたし、何も懸かっていない今回は、かなり気分良く吹けたように思います。 

 直前練習ということで、私よりずっと真剣に吹いていた妻の方はというと、この日の当番指導員であるY先生から、ピンポイントの的確なアドバイスをいただいて、こちらも上々の点数で吹けていた模様。「緊張しすぎて肩に力さえ入らなければ、きっと合格するわよ」と太鼓判を押されていました。(その励まし通り、翌日の試験では無事合格できました)

 何にせよ、普段の支部活動では人から教わるという機会が殆どないだけに、本部教室のような「他に指導者がいる場」で吹くというのは、貴重な経験となりました。協会の目標である「会員10万人」が達成される頃には、各都道府県に1ヶ所ずつでも、こうしたサロン的雰囲気を併せ持つ協会直営の練習場が出来るとよいのですが、さすがに贅沢な希望なのでしょうね。

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2019年1月

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