藤枝サークル 熱海サークル 第1回スポーツ吹矢愛知県大会 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

第1回スポーツ吹矢愛知県大会

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 昨日開催された「第1回スポーツ吹矢愛知県大会」へ、当支部からも4名で参加してきました(1名は残念ながら急病で欠席)。台風の影響で前日以上の悪天候とはなったものの、地元愛知県内だけでなく、静岡・岐阜・三重の東海ブロック各県からも選手が集まり、総計131名(欠席除く)の盛大な大会となりました。

 会場は、愛知県スポーツ会館の第3競技場。主に剣道場として使われている部屋のようですが、シューズを履いての利用も出来るということで、この辺は静岡の練習会場(剣道場で上履き不可)で悩まされた我々からすると、かなり羨ましい大らかさ(?)です。

110529_1.jpg 受付を済ませ会場内に入ると、目に飛び込んできたのは横幅いっぱいに並べられた的台で、その数26レーン。昨秋の静岡県大会が90名ほどで20レーン、また宇治支部大会が100名超で12レーンだったことを思えば、人数なりの台数とはいえ、なかなかに圧巻でした。一方、いわゆる「選手だまり」は少々窮屈。大半の方がレーン後方に移動する競技中はさておき、競技時間の前後にはちょっと不便な感じもありました。一旦会場が決まってしまえば、競技そのものに関わる部分からセッティング上の重きを置くのが当然ですが、結果的には人数に対して会場が手狭だったように思います。(とはいえ、嬉しい誤算ですよね)

110529_2.jpg 用具の準備を済ませて談笑していると、選手受付が予想以上に早く済んだからか、時間繰り上げで大会が始まることになりました。開会式は、審判長も兼ねるY井愛知県協会長、来賓のY田国際部長の挨拶など粛々と進行。競技説明では、Y井愛知県会長より「本大会は基本動作を最も重視し、Y田国際部長の審査によって基本動作賞を設けます」との案内もありました。

 競技は、距離・男女別の個人戦4ラウンド(午前と午後に2ラウンドずつ)と、競技レーン=チームの団体戦3ラウンド(1人1本×5で1ラウンド)の2本立て。個人戦については、練習ラウンドなし・1ラウンド目に7本吹いて高得点5本を取るというルールで行われました。なお、参加賞として協賛の敷島製パンより菓子パン2つ(結構なボリューム)と「リサとガスパールのトートバッグ」(!!)が受付時に配布されていたため、昼食にはそのパンを食べる人が多かったように思われます。

110529_3.jpg 肝心の内容ですが、昼食を挟むという前後半制と、午後になって一層酷くなった室内の湿気が、個人的な大敵となりました。昨年の宇治支部大会での好例を活かして、今回も昼は控えめにしたつもりでしたが、結果的にはそれでも多かったのか胃腸が思いの外動いてしまった様子。また、空気が異様に重苦しく感じられ、後半2ラウンドはかなりの違和感を感じながら、息も絶え絶え(あくまでイメージですが)で何とか最終ラウンドまで吹ききった、というのが正直な感想です。

 尤も、それは皆さん同じ条件であり、上手に克服できなかったのは自分の経験の浅さ故かと思いますが、それにしても平均値を見ると3ラウンド目より高い点数でフィニッシュする方が多い中、大きくスコアを落として(25点...)しまったのが、返す返すも残念無念。そんなわけで、トータルとしては何とか120点台に乗せた(33・31・31・25=120点)という結果で競技を終えました。

 一方、他の支部員さんはというと、女子8mの部のM本さんは「全然ダメぇ」と前半で白旗状態。2ラウンド目に「記憶にないほど」の○点を出してしまい、思わず採点の方と「○点(しか刺さってない)ですよねぇ」「○点ですねぇ」と確認してしまったとのこと。確かにここまでの点数を出すのは見たことがありませんので、大会の緊張感と天候の影響が強く出てしまったのかな、と思います。

 また、春野の交流会に続いての大会参加となったS田さん(男子6mの部)は、「まずまず」という出来。30点台こそ出ませんでしたが、安定して20台後半を4つ重ね、交流会の経験も活かしたご本人にとってもある程度納得できるスコアだったのではないでしょうか。ただひとつ悔やまれるとすれば、初段目指して(土曜日に合格!)8mで吹き続けてきた中、前日の焼津で6mからの練習を勧められなかったこと。「試験対策」ならぬ「大会対策」をアドバイス出来なかったのは、私の配慮不足だったかもしれません。

 もう一人、女子10mの部の家内は、湿気が体調面に大きく影響してしまったそうで、なんとか四段並の点数(27×4=108点)を確保した、という結果に。ただ、コンディションが悪いなりに大崩れしなかったのは、今後に活きてくるのではないでしょうか。

110529_4.jpg そんなこんなの個人戦に続いて、一転賑やかに歓声を挙げながらの団体戦が終わり、いよいよ表彰式...と思いきや、個人戦の同点決勝が行われました。何とここで私も呼ばれて、10m男子の部は3名による2・3位決定戦。3名中2名が表彰台という緊張感の中吹いた矢は、ギリギリひっかかっての7点。しかし、春野支部のN路さんがど真ん中の黒点に刺すという完璧な一本で2位、結局私は表彰式前に3位確定となりました。

 そして表彰式。男女とも6mの部から順に呼ばれていきましたが、10m男子の部は青柳杯2連覇のB大さん(磐田支部)が貫禄の優勝(128点!)の他、決定戦の末2・3位が上記の結果となったため、静岡県勢が表彰台を独占する恰好となりました。エントリーを見れば、静岡県勢が部門16名中12名を占め十分ありえたこととはいえ、嬉しいような、ちょっと申し訳ないような、複雑な心境ですね。

 さて、静岡県協会としてはここがハイライト...のはずでしたが、何と何と、部門別ラストの女子10mで、家内が優勝というサプライズが待っていました!上記の通り、108点は決して高い点数ではなく、周囲も、勿論本人も「せいぜい入賞レベル」と呑気に構えていたところ、優勝者として名前が呼び上げられ、全員ビックリ。それでも、優勝は大変喜ばしいことであり、これで男女ともに10m部門は静岡県勢が表彰台の真ん中という快挙となりました。

 更には、男女各1名ずつの「基本動作賞」で、もっとビックリ!私が選ばれてしまいました。青柳杯や全国大会ならばまだしも、地方大会では支部長・公認指導員など対象外と思っていただけに、本当に驚きです。勿論、基本動作の実践は日頃最も重点を置いているところであり、昨年のフェスティバルに続いて当支部からそうした受賞者が出たのは、非常に嬉しいことではあります。

 私のように吹矢を始めてまだまだ日が浅い、若輩者が言うのも口幅ったいことだとは思いますが、敢えてスポーツ吹矢を続けるからには、やはり基本動作に大きな意味があるはずです(と、先日も書いたような...)。公認指導員や地域支部長という「指導者」の立場にある者であればなおのこと、いつ誰から見られても、正しいとされる基本動作を実践していなければ(するつもりがなければ)「嘘」だとも思っています。

 また、私は競技者としても「現役」ですから、「しっかりとした基本動作を身に着ければ、少なくとも一定レベル(各段・級の合格点程度)までは点数も付いてくる」のを、身をもって証明することが責務のひとつであると信じて疑いません。

 そういう意味で、今回それなりの成績の上に基本動作賞まで受賞できたのは、今後の自らの方向性にも大きな影響を与えるものでしょう。勿論、これで思い上がるほど身の程知らずではありませんし、大きなプレッシャーも背負い込んだわけではありますが、支部員やサークルの皆さんに胸を張って指導していける、そうしたお墨付きをひとついただけたようにも思います。

110529_5.jpg とはいえ、好成績を残せたのは「参加すればいいだけ」の立場だったからなのも否めません。県協会設立から2年少々で、これほどまでの大会開催を実現し、当日も様々な運営にあたられた、Y井県協会長をはじめとした愛知県協会の皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 また、岐阜と三重から参加された皆さんもお疲れ様でした。昨年の静岡県大会、今回の愛知県大会と、東海ブロックとしての交流要素を併せ持つ大会が開催されたことは、とても意義深いことだと思います。今後も、同じブロックの愛好者として、様々な交流をしていければ嬉しい限りです。

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コメント(1)

暫らく練習に行っていない間に・・・支部長の奥様、4段合格オメデトウ御座います。また今回の愛知県大会のご活躍、参加した皆さん素晴らしいですね。今回参加出来なかったわが支部の皆さんも、自信を持って支部長、支部長の奥様の基本動作を含めて勉強したいものです。台風の中本当にお疲れ様でした!!

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