藤枝サークル 熱海サークル 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部: 2011年6月アーカイブ

2011年6月アーカイブ

協会会員数2万5千人達成

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 協会本部のツイートによると、一昨日会員数が丁度2万5千人目を記録しました。2万人到達が昨年の4月14日でしたから、およそ14ヶ月半で5千人を積み上げたことになります。

 では、その5千人前、つまり1万5千人到達がいつかといえば、特に会報で報じられた形跡もないため、ハッキリとは判りません。しかし、毎月支部長宛に送られてくる「支部別会員一覧」を見ると、当支部に在籍する15,006番・15,007番の会員の入会日が平成20年11月19日となっており、1万5千人目は11月半ばの申込みであろうという推測が成り立ちます。

 ということは、1万5千人からの5千人積み上げにかかった期間は、約17ヶ月。1万人目は、古い会報によれば平成19年1月5日だそうですから、この5千人には22ヶ月強を費やした計算です。以上をまとめると、

●1万人→1万5千人...22ヶ月強
●1万5千人→2万人...17ヶ月
●2万人→2万5千人...14ヶ月半

このようになり、会員数の伸び方に加速がついていることが見て取れます。

 では、今後はどうなっていくのか、上記ツイートでも触れられている「3万人目はいつ?」の答えはどうなるのか。1万人以降の伸び方から、多少の希望的観測も加味した上での、「4万人到達までの予測」を立ててみました。それが、こちら。

member.gif グラフにある緑のバーは、1万人・2万人・2万5千人以外、当支部員の会員番号を、日曜日→土曜日の1週間単位に区切って示したものです。1週間内での入会曜日のズレや、当支部外の入会者状況が不明なこともあり、キッチリ正確というわけにはいきませんが、傾向を見るには十分なデータと判断しています。

 当面は、増加数に緩やかな加速がつくであろうことから、5千人の区切りは少しずつ早く迎えると思われ、3万人目が来年の6月中旬頃、3万5千人目が再来年の4月中下旬頃、4万人目は3年後平成26年の1月中下旬頃と予測してみましたが、いかがでしょうか。

 こう見ると、協会の長期的な目標の「会員10万人」には、まだまだ相当な年月がかかりそうですね。とりあえず10万人はさておくとしても、今後の成長曲線がどういう角度を描いていくのかが非常に重要なのは明らかでしょう。ひとつの参考になりそうなのは、日本を代表するシルバースポーツ、グラウンド・ゴルフの協会会員数推移ですが、

graph_2010aa.gifと、平成19年度まで順調な右肩上がりだった数字が、それ以降はかなりの頭打ち状態。ケタが違うため単純な比較はできないものの、当協会もいずれこうした「飽和状態」に近づいていくのは間違いありません。

 幸いにして、グラウンド・ゴルフに対してのゴルフのように、「若い層は当然こちらを選ぶ」と比較されるような近似の競技は、スポーツ吹矢にはありません。また、皆さんご存知の通り、首都圏と比べ地方では普及が大きく遅れてもいます。そういう意味で、「伸びしろ」はまだまだ十分にあるはず。

 今後、成長の加速を緩めないためには、そして飽和状態をなるべく遅らせるためには、やはり地方振興の施策や、年齢層の下方への開拓を意識した(訴求力のある)競技・試合制度の再整備が避けて通れない道と言えそうです。

6月28日・夜間の部

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 6月2回目の夜間の部は、暑さとの戦いとなりました。猛暑日だっただけあって、日が落ちてからも気温はあまり下がらず、おまけに湿度も高いときては堪りません。「こんばんはー」と入ってくる皆さんも、心なしかグッタリとした感じです。

 さて、そんな今回の練習には、ご夫婦が一組体験に来られました。奥様がお馴染みO崎さんのご同僚だそうで、非常に興味を持たれたとのこと。お二人には、1レーンを使って交互に体験していただきましたが、なかなか気に入られたご様子でした。また、以前弓道をされていたというご主人は、的スポーツとしての共通性にも興味を持たれたようです。(それにしても、O崎さんのセールスレディーっぷりには、いつもながら頭が下がります)

 一方、いつもの皆さんのいつもの「3ラウンド戦」は、この暑さで集中力も削がれがちだったのか、31点以上のラウンドが一度も出ず、全体的にやや低調気味でした。そんな中、まだ初段ながら10mからのチャレンジを続けているS野さんが、77点で1位となりました。このところ悩まれていた「息を吐く→息を吸う→吹く」辺りの動作が、かなりしっくりとしてきたようで、次回以降は更に上昇カーブを描きそうです。

 それにしても、夏本番を前にしてのこの暑さには参りました。元々施設に空調がなく、昔懐かしい型式の扇風機が一台あるだけで、本格的な夏場の練習が今からちょっと心配ではあります。

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6月25日・焼津、26日・静岡の練習

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 今月は、全国大会のあった月初の週末に予定を入れなかったため、最終週で土日続けての練習となりました。普段から両会場に顔を出す熱心な方も多いのですが、さすがに週末の両日を吹矢に費やす割合は少なく、参加者は焼津が20名、静岡が15名。焼津の方が賑やかというのは、ある意味珍事だったかもしれません。

 そんな土曜日の焼津では、4月に開いたリビングカルチャー倶楽部の体験講座を受講されたHMさんが、満を持して初参加。色々と多趣味な方でなかなかタイミングが合わなかったようですが、お忙しい中でもこうして時間を見つけてくださったのは、大変ありがたいことです。

 このHMさん、直接レクチャーしたのは上記体験講座の際だけでしたが、2ヶ月ほど間が開いたにも関わらず、基本動作もしっかり覚えていらして、思わず「(入門セットの)DVDご覧になりました?」と訊いてしまったほど。勿論、私の教え方がよかったというわけではなく、恐らくは飲み込みの良さが抜群なのでしょう。

 また、練習の後半では「2級をうけます!」とのお申し出まであり、93点という高得点で見事合格(しかも3ラウンド目にパーフェクトのオマケ付き!)。これには、お馴染みの皆さんも感心しきりだったようで、翌日の静岡にも参加された方が「昨日の焼津ですごい新人さんがいて」と話題にされたほどでしたから、よほど衝撃的だったのでしょう。

 なお、焼津ではもうひとつ「初参加」したものがありました。それは、新作の的台。当支部では、カインズホームで購入できる室内物干し用の三脚スタンドをベースにした的台を量産して使ってきましたが、安価な品故の加工精度の低さから、製作時の高さ調節が地味に面倒という問題を抱えたままでした。

 最近では、製品の個体差にもバラツキが多く見られるようになり、問題解消は急務だったのですが、ついに新作の製作に至りました。ベースとなったのは、同じくカインズホームで購入できる別型番の室内物干し用スタンド。価格が5割ほど高価(といっても1,480円)なだけあってスタンドそのものの出来が非常に良く、ほぼ均一の高さを確保できるのが最大のメリットです。

 しかも、従来のスタンドとは違う固定方法を採用せざるを得なかったことから、逆に的パネルを160cmと130cmにワンタッチで付け替えられるという副産物が生まれました。かかるコストは1台当たりでおよそ2,000円ほど。十分量産の利く金額で、練習での評判も悪くなかったことから、今後は順次置き換えていこうと思います。

110627.jpg 一方、翌日曜日の静岡では人数が普段より少なめで余裕もあった分、練習途中で基本動作についての改めての解説や考え方についての話に、時間を割いてみました。

 今の練習会で多くを占めるのは昨秋以降に入会された方々ですが、半年以上が経過して吹矢にもすっかり慣れてきたと同時に、「自分なりの工夫」という「我流」が出やすい時期、あるいは何かしらの壁に突き当たりやすい時期ではないかと思います。より以前から続けている方、もっと新しい方も含め、「基本を見直す」大切さを今後も折に触れて伝えていければと考えています。

 また、そんな話を聞いて刺激を受けたということもないのでしょうが、初挑戦2名を含む4名の方が昇級試験にチャレンジされました。残念ながら全員合格というわけにはいきませんでしたが、ひとつの目標設定として昇級・昇段に積極性を持たれるのは、非常に良いことでしょう。

 これからも、皆さんの意欲や楽しみに繋がる練習を工夫していきたいところです。

4人目の六段誕生

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 先日、K田六段誕生の話をしたばかりですが、6月18日に行われた上半期2回目の六段試験で、またお一人実技試験をクリアし、面談を経て六段に認定されました。今回合格されたのは、千葉県のK村さん。上級公認指導員ながら支部には所属されず、フリーの立場で吹矢の普及に取り組んでいらっしゃる方のようです。

 残念ながら面識はなく、人となりを伺い知れるような話を聞いたこともありません。ざっと確認したところでは、全国大会や青柳杯へ出場された様子もないようですから、純粋に吹矢がお好きで、コツコツと技術を磨いた結果、ひとつの頂点を極めた、という印象を覚えます。

 協会サイトの速報によれば、「千葉市内で小学生ほかへの体験指導も行っています」とのこと。他県の者から見れば情報が何もないような状態ですが、六段に認定されるには実技だけではなく、面談で「人物」の評価もあるそうですから、吹矢に対する姿勢も優れている(と認められた)のは確かなところでしょう。

 スポーツ吹矢界全体にとっても「財産」というべき立場に立たれただけに、その取り組みや識見が、今後より多くの愛好者の目に触れていくことを願わずにはいられません。とにもかくにも、新六段誕生、おめでとうございます!

6月19日・東部2サークル

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 月イチでの東部行脚の日。先月は行事が重なってしまったため、第3日曜日に2つのサークルを回るのは2ヶ月振りとなります。

 まずは午前の沼津。これまで再三レポートしているように、こちらは完全に自主運営が軌道に乗っているため、私はといえば、皆さんが練習される様子を見学し、気になったところだけ多少のアドバイスを入れる、という程度の役割です。他では、練習中盤のミーティングタイムに、その時々の話題をお伝えするくらいのもので、頼もしいことこの上ありません。

110620_2.jpg あとひとつ、重要な役目があるとすれば、それは昇段・昇級試験の審査でしょうか。協会会員率が高く、意欲的な方が多いため、このところお邪魔する度に試験タイムが設けられていますが、この日も初段お二人をはじめとして、8名の審査をすることになりました。

110620_1.jpg 結果は、2級でお一人が惜しくも涙を飲んだものの、初段2名・1級3名・2級2名の計7名がそれぞれ合格。サークルが始動してほぼ半年ほど経ったところですが、遂に有段者が誕生しました。

 この初段のお二人は、恐らく誰もが認めていらっしゃるサークルの中心人物。そうした方が率先して昇段・昇級に取り組まれていることで、全体に良い影響をもたらしているのは間違いありません。勿論、受験が義務になってしまうとおかしな話にはなりますが、仲間内で手本や目標となるような存在があるというのは、大事なことだと思います。

 そして、午後は丸2ヶ月振りの富士。サークル始動間もない頃には20名ほどが集まっていたところ、ここ最近は平均して12、3名の参加者のようですが、これは「減った」というよりも、「継続の意欲ある皆さんが固まった」と見るべきでしょう。今回も、私から見てお馴染みの方々がお集まりになりました。

 こちら富士は、昨年11月の体験会以前から始められていた地元S山さんご夫妻が、会場設定から何から段取りをつけてくださった経緯もあり、沼津と比べてサークルとしての形作りが遅れている感もありましたが、メンバーが固まってきたことで、かなり「自分たちのサークル」としての意識と自主性が出てきたように思います。

110620_3.jpg また、今月から月2回の練習へ移行したことで、吹矢に対する取り組みにもより熱意が増してきたようです。その現れのひとつとして、この日は富士でも、サークル単位としては初となる昇段・昇級試験開催が実現しました。

 初段のSKさん以外は、全員2級の6名で計7名。通常練習終了後に、的を7台並べて一斉に吹いての審査でしたが、SKさんが僅か2点差で合格を逃した他は、2級の6名は全員が80点以上の好成績で見事合格されました。

110620_4.jpg 撤収完了後、S山さんご夫妻とも話をしたのですが、こうして昇級試験を何人もが受けたことで、今後は段位・級位というものへの興味が増していくであろうことは想像に難くなく、沼津がそうであるように、全体の吹矢に対する意欲向上にも繋がっていくことでしょう。

 そんなわけで、今回の東部行脚は、それぞれのサークルの将来像に大きな手応えを感じるものとなりました。次月以降の皆さんの頑張りも非常に楽しみなところです。

 そうそう、最後になりましたが、今回合格された皆さんは本当におめでとうございました。惜しくも合格ラインに届かなかった方も、引き続きのチャレンジに期待しています。

浜松支部のブログができました

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 当サイトのリンク集には先行して追加済みでしたが、浜松支部の公式ブログが先週の水曜日から公開されています。

hamamatsu.jpg 支部長のY田先生は、近場はおろか県内に吹矢のできる場所がないことから、銀座教室まで熱心に通われ、平成15年1月1日付けで県内第1号(東海4県でも4番目)となる浜松支部を設立されました。以来8年半ほどが経過しましたが、その時のY田先生のご決断がなければ、静岡におけるスポーツ吹矢の普及は、全く違った形になっていたことでしょう。

 ブログは支部員さんが担当されているようですが、開設からほぼ毎日更新されていて、練習の模様を中心に、浜松支部の様子がよく分かる内容になっています。Y田先生による、これまでのこぼれ話も期待できるかもしれませんね。

 当サイトのアクセス解析を見ていても、「スポーツ吹矢 浜松」「浜松 吹き矢」といった検索ワードが一定数ありますし、以前何度か書いたように「(ネット上に)存在しない情報は探せない」わけですから、このブログの効果もジワジワ出てくるのでは、と思っています。

【追記】
 現在は、支部員さんのブログという立ち位置に変わって続いています。(支部の活動状況は引き続き都度掲載中)

6月14日・夜間の部

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 6月1回目の夜間の部。今回は、通常の体験者とはひと味違うゲスト(?)がお見えになりました。それは、中部地区にある某大学のN坂教授。

 先月、支部員H原(初)さんを通じて教授から連絡があったのですが、大学で毎年開催しているシルバー世代向けの市民講座で、スポーツ吹矢体験を取り入れようと考えているとのこと。ついては、その際の講師を請け負ってもらえないか、というご相談でした。日程としては9月か10月という話のため、まだちょっと先のことですが、その前に一度吹矢の練習の様子を見てみたいというご要望から、昨夜足を運んでいただいたという次第です。

 ご多忙で次の予定もおありとのことでしたから、手短に競技全般の説明をし、実際に何度か吹いてもいただきましたが、なかなかの好印象を持たれた感じはしました。何でも、講座に参加されている方から、「スポーツ吹矢をやってみたい」という声が挙がったとのことで、こちらとしても非常にありがたいお話です。

 ただ、ひとつ課題があるとすれば、予定されている講座のタイムスケジュールでしょうか。与えられる時間は1時間とのことで、その中で40名程度の参加者に吹矢の説明と体験をしていただくというのは、かなり難度が高いように思います。必要な用具はある程度大学側で購入されるそうですが、それにも限度があるでしょうし、レーン配置などを念入りに詰めていく必要がありそうです。

 というわけで、実際にどうなるか(なったのか)については、9月乃至は10月に実施してから、改めてここで報告いたします。

第14回全国大会の簡易的考察

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 5日に行われた「第14回スポーツ吹矢全国大会」では、10mの部の優勝スコアが2年連続で男女とも130点の大台に乗りました。特に、男子では過去最高点に並ぶ134点での優勝となり、今年から「10mの部最高得点者(男女混合)」に授与されることとなった、「日野原重明杯」創設に華を添えたのではないでしょうか。

 さて、昨年もこちらのエントリで記したように、今回も簡易的な考察を試みたいと思います。元となるのは、同様に10m個人戦のスコアです。

男子10m
●平均スコア/101.91点(98.85点|99.38点)
●優勝スコア/134点(130点|127点)
●上位10人平均/126.40点(126.60点|124.40点)
●上位20人平均/123.85点(124.10点|122.50点)
●上位50人平均/120.60点(119.56点|118.44点)
●上位100人平均/117.48点(114.91点|114.20点)
●全参加者/347名(329名|292名)

女子10m
●平均スコア/98.97点(96.46点|96.56点)
●優勝スコア/130点(130点|134点)
●上位10人平均/122.40点(121.20点|119.20点)
●上位20人平均/118.30点(117.85点|115.80点)
●上位50人平均/111.56点(112.52点|110.44点)
●上位100人平均/103.41点(105.49点|102.61点)
●全参加者/118名(153名|127名)

※数字は、左から順に「2011年(2010年|2009年)」です

 まず、パッと見て目を引くのは、微減傾向にあった男子の平均スコアが回復し、3年ぶりで100点を超えたことでしょうか。また、女子も2.5ポイントアップして、あと一息で100点が見えてくるところまできています。

 また、男子では「上位10人平均」「上位20人平均」こそ微減となりましたが、「上位50人平均」「上位100人平均」ともに上昇傾向が続いており、特に「上位100人平均」では2.5ポイントも上がって、全体的な底上げが進んでいると言えそうです。

 一方、女子では「上位10人平均」「上位20人平均」こそ順調に上昇していますが、「上位50人平均」「上位100人平均」が下がってしまいました。ただし、これは参加者数が前年比で大幅に減った影響が大きいと思われますので、あまり気にするものではないでしょう。

 上位スコアに関しては、満点が140点と定まっており、しかも優勝スコアが130点(+α)辺りに落ち着いてしまうため、サンプルを狭めれば狭める(=10人、20人で切り取る)ほど、一定のレベルで上昇傾向にストップがかかるのが自然です。そういう意味で、男子10mの上位10人/20人平均は、ほぼ「一定のレベル」に達していると言えるかもしれません。

 ちなみに、8mの部では、全体の平均スコアが男女とも前年比4ポイント以上上昇しています。

男子8m
●平均スコア/108.72点(104.35点)
●優勝スコア/134点(128点)
●上位10人平均/130.60点(127.00点)
●上位20人平均/128.70点(125.90点)
●上位50人平均/125.36点(122.72点)
●上位100人平均/121.13点(118.60点)

女子8m
●平均スコア/104.96点(100.39点)
●優勝スコア/130点(132点)
●上位10人平均/125.80点(126.40点)
●上位20人平均/123.10点(122.90点)
●上位50人平均/117.90点(117.26点)
●上位100人平均/111.62点(111.22点)

 特に、男子では各カテゴリでの平均も大幅に上がっており、「上位10人平均」に至っては130点の大台に乗るという、いくら8mとはいえ一瞬我が目を疑うような事態となりました。

 こうした中から順次高段者の仲間入りが続出するであろうことを考えると、来年の男子10mはよりシビアな戦いとなるのは決まったも同然。私自身、努力を続けなければ50位内すら覚束なくなりそうで、今から頭痛のタネです。

第14回スポーツ吹矢全国大会

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 埼玉県熊谷市の彩の国くまがやドームで開催された、「第14回スポーツ吹矢全国大会」(第19回スポーツ吹矢フェスティバル併催)に、当支部から3人で参加してきました。

▼会場のくまがやドーム。レンズに収まりきらないほど巨大な施設でした
110605_1.jpg 9:00頃に現地へ到着すると、参加者が続々とドーム内に吸い込まれていく風景が目に飛び込んできました。フェスティバル併催だからとはいえ、1,100人もの愛好者が集まる大会は前代未聞のこと。受付を済ませ、試合場となる体育館へ進んだ時点で、既に大勢の熱気で満たされているような気がしたほどです。

 参加者の待機席となる観客スタンドは、都府県別にエリアが指定されていて、静岡は正面スタンドの一番右側。比較的移動もしやすく、結果的にはよいポジションだったように思いますが、ここからアリーナを見渡すと、所狭しと並べられた的台にまずは圧倒されました。全国大会96、フェスティバル26、合計122レーンという設置台数は、これまた恐らく前代未聞のスケールでしょう。

▼試合前の試合場全景。手前が全国大会、奥の一列がフェスティバル
110605_2.jpg さて、大会の結果と詳細は協会公式サイトや次号の会報に譲るとして、当支部勢の成績はというと、10m男子の私が30位/347人中(118点)、10m女子の妻が22位/118人中(112点)、8m男子のHMさんが34位/252人中(122点)でした。

 中でも惜しかったのはHMさんで、35・31の66点と前半をトップと2点差で折り返し、後半に夢を見たほどです。しかし3ラウンド目は、普段ゆったりと基本動作をしているところが、礼をし終わってから「残り30秒です」のアナウンスが流れるほど全体的に吹き急いでいるように見え、点数こそ29点でしたが矢も散らばっていました。

▼当支部HMさんの勇姿。左側はフェスティバルゾーンの後方スペースですが少々近接しすぎかと...
110605_6.jpg 4ラウンド目にはほぼ元に戻ったものの、一度リズムが狂ったからか点数は伸びず、トータル122点と立派なスコアながら、高得点続出のこの部門での上位進出は逃すことに。HMさん個人の目標「ベスト20」にも4点足りず、このリベンジは9月の障がい者大会へ持ち越しとなりました。

 一方、「最低でも段位なり(四段=108点)、できれば五段合格の点数(116点)で」と意気込んだ妻は、最後にパーフェクトで意地を見せたものの、点数含め本人としては実に不本意なラウンドだったようです。

 私も「最低116点、なるべくなら124点、できれば130点」という目標で挑みましたが、「悪くはないが良くもない」という実に平凡な「段位なり」の点数。競技中は意外と緊張しなかったものの、逆に気負いが出ていたのか、境目付近の矢が悉く低得点側に外れてしまいました。この辺は、経験不足・練習不足が如実に出た恰好ですね。

 また、団体戦ではそれぞれ「静岡ベストズ」「東海混成」チームに属して挑みましたが、いずれも入賞には届かず、静岡県勢全体でもお土産(表彰)を持ち帰ることができなかったのは、少々残念ではありました。

▼試合の様子その1。交換式的使用のため、「ポスッ」という音が鈍く響いていました
110605_4.jpg▼試合の様子その2。それにしても100レーン以上で一斉に吹く光景は壮観です
110605_5.jpg と、個人的にも支部としても、強調できる部分の少ない結果となりましたが、3人共に全国大会は初出場(HMさんは昨年の障がい者大会に出ていますが)だったことを思えば、2人がパーフェクトを出したことも含め、そんなに悲観するほどの内容でもなかったように思います。これだけの吹矢仲間と大きな大会を通して交流できるのも、何にも代え難い醍醐味であり、多くの支部員さんに是非一度は体験してみて欲しいと強く感じます。

 私自身、公認指導員講習・研修で同期だった方々と再会できたり、Twitter仲間と少しずつですが話ができたりなど、各地から愛好者が集まる行事ならではの楽しみも味わいましたし、色々と勉強することの多い大会でもありました。

 また、これだけの規模の大会を準備から当日の運営に至るまで、見事に進めてくださった実行委員会・協会本部、ご当地埼玉県協会の皆さんには、感謝するほかありません。当たり前のような顔をして気楽に参加してはいますが、大会はこうした皆さんのご努力あってこそ成り立つもの。この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

 次は7月2日の京都府大会ですが、あちらでは全国大会に参加されなかった「西の強豪」が多く集い、全国大会に負けず劣らずのハイレベルな争いとなるのは必至。これまた胸を借りて勉強させていただくつもりでいます。

▼10m男子優勝&日野原杯受賞の堀部さん。支部名(ダイヤモンド5東大和支部)の如く輝いていました!
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