藤枝サークル 熱海サークル 第14回全国大会の簡易的考察 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

第14回全国大会の簡易的考察

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 5日に行われた「第14回スポーツ吹矢全国大会」では、10mの部の優勝スコアが2年連続で男女とも130点の大台に乗りました。特に、男子では過去最高点に並ぶ134点での優勝となり、今年から「10mの部最高得点者(男女混合)」に授与されることとなった、「日野原重明杯」創設に華を添えたのではないでしょうか。

 さて、昨年もこちらのエントリで記したように、今回も簡易的な考察を試みたいと思います。元となるのは、同様に10m個人戦のスコアです。

男子10m
●平均スコア/101.91点(98.85点|99.38点)
●優勝スコア/134点(130点|127点)
●上位10人平均/126.40点(126.60点|124.40点)
●上位20人平均/123.85点(124.10点|122.50点)
●上位50人平均/120.60点(119.56点|118.44点)
●上位100人平均/117.48点(114.91点|114.20点)
●全参加者/347名(329名|292名)

女子10m
●平均スコア/98.97点(96.46点|96.56点)
●優勝スコア/130点(130点|134点)
●上位10人平均/122.40点(121.20点|119.20点)
●上位20人平均/118.30点(117.85点|115.80点)
●上位50人平均/111.56点(112.52点|110.44点)
●上位100人平均/103.41点(105.49点|102.61点)
●全参加者/118名(153名|127名)

※数字は、左から順に「2011年(2010年|2009年)」です

 まず、パッと見て目を引くのは、微減傾向にあった男子の平均スコアが回復し、3年ぶりで100点を超えたことでしょうか。また、女子も2.5ポイントアップして、あと一息で100点が見えてくるところまできています。

 また、男子では「上位10人平均」「上位20人平均」こそ微減となりましたが、「上位50人平均」「上位100人平均」ともに上昇傾向が続いており、特に「上位100人平均」では2.5ポイントも上がって、全体的な底上げが進んでいると言えそうです。

 一方、女子では「上位10人平均」「上位20人平均」こそ順調に上昇していますが、「上位50人平均」「上位100人平均」が下がってしまいました。ただし、これは参加者数が前年比で大幅に減った影響が大きいと思われますので、あまり気にするものではないでしょう。

 上位スコアに関しては、満点が140点と定まっており、しかも優勝スコアが130点(+α)辺りに落ち着いてしまうため、サンプルを狭めれば狭める(=10人、20人で切り取る)ほど、一定のレベルで上昇傾向にストップがかかるのが自然です。そういう意味で、男子10mの上位10人/20人平均は、ほぼ「一定のレベル」に達していると言えるかもしれません。

 ちなみに、8mの部では、全体の平均スコアが男女とも前年比4ポイント以上上昇しています。

男子8m
●平均スコア/108.72点(104.35点)
●優勝スコア/134点(128点)
●上位10人平均/130.60点(127.00点)
●上位20人平均/128.70点(125.90点)
●上位50人平均/125.36点(122.72点)
●上位100人平均/121.13点(118.60点)

女子8m
●平均スコア/104.96点(100.39点)
●優勝スコア/130点(132点)
●上位10人平均/125.80点(126.40点)
●上位20人平均/123.10点(122.90点)
●上位50人平均/117.90点(117.26点)
●上位100人平均/111.62点(111.22点)

 特に、男子では各カテゴリでの平均も大幅に上がっており、「上位10人平均」に至っては130点の大台に乗るという、いくら8mとはいえ一瞬我が目を疑うような事態となりました。

 こうした中から順次高段者の仲間入りが続出するであろうことを考えると、来年の男子10mはよりシビアな戦いとなるのは決まったも同然。私自身、努力を続けなければ50位内すら覚束なくなりそうで、今から頭痛のタネです。

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