8月最初の夜間の部。前回は比較的しのぎやすい気温でしたが、一年で最も暑いといわれる立秋前後だからか、かなり蒸し暑い中での練習となりました。参加者は全部で8名。夜間の部では私は基本的に吹きませんので、久々に一人1レーンでたっぷりと吹いていただけたのではないかと思います。
前回、左手(支え手)の位置を微調整したK林さんですが、少しずつ慣れてきた様子で、上々のまとまり具合。支え手がピタッと収まれば、左右へ不用意に飛びにくくなりますし、点数上「大ケガ」をするケースが減ることにも繋がりますので、習熟を進めていただきたいところです。
さて、いつも最後に行っている「仕上げの3ラウンド」ですが、吹き手の入れ替えがなく一巡で済むこともあり、4ラウンドとしてみました。夜間は大半が無級(というか非会員)のため、きちんとした形で4ラウンド戦を行うのは、ほぼ初めて。スタミナと集中力が少々心配ではありましたが、終わってみれば全くの杞憂でした。
昇段・昇級試験では(三段まで)25点平均が合格ラインということから、どの距離においても25点以上を安定して取れれば、まずまず水準以上の実力があるといえると思います。これまで、仕上げの3ラウンド(もしくは2ラウンド)で全員が揃ってこのラインをクリアすることは一度もありませんでしたが、それが今回初めて達成されたのです!しかも、ギリギリ超えたなどではなく、最低点でも110点という素晴らしい成績。
中でも、4ラウンドに渡って安定していたのが、120点で2位に食い込んだK渕さんでした。前回初パーフェクトを記録してノリに乗っているK渕さんは、この日も練習中から高得点を連発。この場面でも、31・29・29・31と高いレベルでまとめ上げ、このところの好調さが「本物」であることを存分に示していました。
そんなK渕さんを2点差ながら振り切ったのは、お馴染みS野さん。普段は10mで吹くことが多いS野さんですが、11月に控えた二段受験に向けて早くも臨戦態勢といった感じで、この日は終始9mから黙々と吹いていました。普段の実力からすれば当然とはいえ、二段レベルはとうにクリアしているところを見せつけたのは、さすがといえるでしょう。
なお、本日のパーフェクトは、ともに仕上げの4ラウンドで記録した、S野さん(9m)とO崎さん(6m)の2回。O崎さんは昨秋に初めて以来、初めてのパーフェクトということで、大喜びでした。
また、S野さんのパーフェクトではトリプルが発生しましたが、三連に重なるのではなく、ダブルとなった隙間に最後の1本が割り込む珍しい形に。どうせなら綺麗に重なって欲しいところですが、パーフェクトなのですから贅沢な話かもしれませんね。
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