藤枝サークル 熱海サークル 第2回東京東総支部大会 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

第2回東京東総支部大会

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 1年ほど前に協会本部がTwitterの運用を始めた話を書きましたが、それを大きな契機として全国の吹矢仲間同士の交流もオンラインで始まりました。残念ながら、協会本部アカウントのフォロワー数で73と、まだまだ人数としては多くありませんが、昨秋のフェスティバルや今年の全国大会などでそうした皆さんと実際にお会いすることもあり、「Twitter仲間」とでも呼べるひとつの括りが出来上がってきています。

 今回、そんなTwitter仲間のY田さん(ダーツ1010支部)から、「Twitter枠を設けたので参加しませんか?」とお誘いをいただき、9/10に墨田区総合体育館サブアリーナで開かれた「第2回東京東総支部大会」へ参加してきました。この大会は、その名の通り東京東総支部所属の支部(とカルチャー教室)によるブロック大会ですが、総支部の中核を成す1010支部に(Y田先生をはじめとして)Twitterユーザが多いことなどから、こうした機会をいただいた次第です。

 私同様にTwitter枠で集まったのは、京都朱雀支部のU田さん、銀座月曜会支部のN山さんご夫妻、湘南なぎさ支部のM島さんの4名。それぞれ個人戦と、私を含めた5名による「Twitterチーム」での団体戦参加となりました。

110911_1.jpg 受付を済ませ、控え席となる観客席に陣取ると、次々に皆さんが到着。京都の大会でお会いしたことのあるU田さん以外の皆さんとは初対面でしたが、文字だけとはいえ交流があったからか、「あなたがあの(アイコンの)○○さん!」といった感じで、スムーズかつ和やかに自己紹介は完了しました。

 しばしの後、全参加者がアリーナに集まって開会式と吹矢体操。開会式では、大会実行委員長のE守東京東総支部長(写真左)と大会会長のY田東京都ブロック長(写真右)から、ご挨拶がありました。吹矢体操は、比較的当支部でやっている内容と似ていましたが、各支部(あるいは地域)で少しずつ異なっているのが、いつもながらに面白いところです。

110911_2.jpg さて、いよいよ競技スタートですが、この大会の個人戦は4ラウンドにより2部門のみ。1級・2級・無級・ジュニアによる「6mの部」と、初段以上による「有段者の部」(試技は段位認定距離から)に分かれます。参加人数はエントリー時点で、「6mの部」が87名、「有段者の部」が177名の合計264名。普及が進んでいる首都圏とはいえ、静岡県大会が昨年で100名弱、今年の想定でも150名前後ということを考えると、競技人口の違いを感じざるを得ない数字ではあります。

110911_3.jpg 的は全部で25台が横一列に並び、個人戦は1ラウンドずつ交替で11巡という進行でした。また、練習ラウンドはなく、1ラウンド目を7本吹いて(撥ね矢なし)上位5本を採用という方式。私は、5月の愛知県大会で経験済みでしたが、U田さんは「このルールは初めて」と少々ビックリされていました。

110911_4.jpg 私の競技順は11巡目と最後。1ラウンド目は7点で撥ねるという不運があったとはいえ、それ以前に当たりがバラバラで29点止まり。納得がいかず、心機一転の意味で矢を替えてみたところ、2ラウンド目には33点とまずまずの点数で、前半を62点で折り返しました。

 しかし、前半終了時点で「有段者の部」はトップがなんと70点!以下、66点と64点が数人ずつ並び、入賞できれば御の字といった状況です。我らがTwitter仲間も、いまひとつ振るわない様子。唯一、N山さんのご主人が2ラウンド目にパーフェクトを出して気を吐いたものの、私を含め心は早くも団体戦といった雰囲気も漂い始めました。

 と、ここで昼休み。控え席周辺には、Y田先生やY田さん、Tさんなど、1010支部のTwitterユーザや、会報編集業務の合間を縫って駆けつけた協会の広報課長・T木さんも集まり、ワイワイと歓談タイムとなりました。(下の写真は、N山さんがTwitterに投稿されたものを拝借しています)

110911_7.jpg 話は前後しますが、この日Twitter仲間が特別参加するということで、Y田先生から一人一人に特製の筒スタンドをいただきました。それぞれ名字(もしくは名前)の頭文字に切り抜いたベース(私の場合「T」)になっていて、お忙しい中でのお心遣いに一同感激。本当にありがとうございました。

 そんなこんなで昼休みも終わり、個人戦は後半へ。3ラウンド目、私は嬉しいことにパーフェクト!実はこの時、左隣で吹かれていた車椅子の方もパーフェクトを達成され、思わずお互いニッコリと握手をしたほどです。何でも、公式試合で初めて出されたそうで、仲間の皆さんと大変に喜ばれていたのが印象的でした。

 このパーフェクトでちょっと色気が出てしまったか、最終4ラウンド目は直前から脈拍も上がってかなり緊張。それでも、4本目までを7点×3、5点×1(のように見えました)としのぎ、最後の一本を外さなければ...と思っていたら、やはり邪心が良くなかったか左へ大きく逸れてガッカリの3点に。トータル29・33・35・29=126点で、「運がよければ下位入賞かな」といったところで個人戦は終了となりました。

 続いて、気持ちを切り替えて!とTwitterチームで臨んだ2ラウンドの団体戦でしたが、チームリーダーのU田さんが7点×2、N山さんの奥様が1本7点に放り込んだ他は、全員が「あれあれっ?」と苦笑いの連発で、少々残念な結果に。私も5点・3点と全く貢献できず、申し訳なかったです。

 とはいえ、これで全競技が終了し、一同ホッと一息。お互いの健闘を称えながら、閉会式を待つことにしたのですが、ここでトラブル発生!記録係の使っていたパソコンから、個人戦のファイルが行方不明になってしまい、集計を頭からやり直すという事態になってしまったとのこと。これは大変だ...と待っている内に、閉会式となりました。

 ところで、この大会で非常に参考となったのが、この記録ブースの設置場所とゾーンの仕切りです。次競技者の待機場所を含めた競技ゾーンはフェンスで仕切られ、通路側と完全に分けられていました。そして、記録ブースは競技ゾーンを背にする形で、仕切りの中央に設けられていたのです。(下の写真参照)

110911_5.jpg 今回、点数票は競技者自身が審判から受け取って記録ブースに届ける仕組みでしたが、これにより必然的に競技が終わった選手は競技ゾーンの外側へ出ることとなり、非競技者のざわつきが競技者に届きにくいようになっていました。

 勿論、会場のサイズやレーン数、競技者数にも影響されるため、これがベストというわけではないのでしょうが、どうしても「仕切りは仕切り、ブース(ゾーン)はブース(ゾーン)」と切り分けて考えてしまいがちなところを、記録ブースを仕切りの一部に組み込むという辺り、うまく工夫しているなぁと感心したものです。

 そして、気になる結果ですが、上記の通り「せいぜい下位入賞圏内」と思っていたところ、なんとビックリ、3位で名前が呼ばれ、立派なメダルまでいただいてしまいました。これを書いている時点で全体の集計一覧は確認していませんが、3ラウンド目のパーフェクトが効いたのか、幸運にもギリギリで表彰台に引っかかったようです。

110911_6.jpg 予想以上の結果に、一日ご一緒したTwitter仲間の皆さんにも温かい祝福をいただき、照れくさいながらも、やはり嬉しさは格別なものがありました。思えば、一日非常に楽しくリラックスした雰囲気で(最後は緊張しまくりましたが...)競技に臨めたのも、周りの皆さんのおかげといっても過言ではありません。ある意味、「Twitter仲間全体でいただいたメダル」だと思っています。

 ちなみに、有段者の部1位は、132点で1010支部のS田さん。昨年、一昨年と青柳杯予選で最高得点を叩き出し、一昨年は準優勝に輝いたことのある実力者です。昼休み時に貼り出された上位者(64点まで)には名前がなかったため、もしやとお尋ねしたら後半は35点を連発されたとのこと(もっと伺うと、35点×3と27点×1だったそうです)。

 つまり、3ラウンド目までは同点だったところを、最後のラウンドで差がついたわけです。そして、この差が全国レベルで上位を争う方との力の差であり、一朝一夕で追いつけるものではないと、改めて痛感しました。すぐにどうこうなるものでもないのでしょうが、次の試合(青柳杯と県大会)に向けての課題をひとついただいたような気分です。

 さらに、このS田さんからは、Y田先生と同様Twitter仲間一人一人にプレゼント(?)をいただきました。それは、これまでの青柳杯と全国大会の記録から、それぞれの傾向を研究された冊子です。それぞれにメッセージカード付きで、しかも「地元の仲間にも配れるように」と2部ずつ付けてくださるという丁寧さ。熱心な愛好者とともに、全体でレベルアップをしていきたいという思いが強く伝わってきて、ここでも感銘を受けました。

110911_8.jpg 大会が無事終了した後は、お待ちかね(?)の1010支部反省会(という名の打ち上げ)。残念ながら先にお帰りになるM島さんとはここでお別れし、残る4名がそのまま参加させていただくことに。 人数と席の関係で、殆ど同じテーブルの皆さんとしか話せませんでしたが、吹いた後まで楽しいという1010支部の様子が感じられる宴席で、吹矢談義にも花が咲き、あっという間にお開きの時間となりました。(上の写真は、Y田さんから送っていただいたものを拝借しました)

 県内外の大会に出たり、体験会などを催したりする度に思うのは、こうして色んな方々と知り合えるのが吹矢の醍醐味のひとつということ。反省会の席でY田先生も「吹矢をやっていなかったら、皆さんとは会うこともなかったはず」と仰っていましたが、まさにその通りでしょう。私自身にとっても、異世代交流にも繋がっていて、本当に日々勉強をさせていただいている気がしています。今後も、可能な限り足を伸ばして見聞を広めていきたいと思っています。

 最後になりましたが、実行委員会をはじめとした東京東総支部の皆さん、ご一緒させていただいたTwitter仲間の皆さんに、厚く御礼を申し上げます。またどこかの大会会場で是非お会いしましょう。ありがとうございました。


■本日のオマケ(久々に)

 体育館に向かう途中、錦糸公園から見えた東京スカイツリー。昨年11月はまだ建造途中でしたが、今回はてっぺんまで出来上がった姿を写真に収めました。パッと見で日本っぽくない感じもして、携帯で撮った割には我ながら会心の一枚かも。

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