恒例の東部行脚も、今年初。
午前の沼津サークルでは、引き続き大勢の方が集まり、25名ほどの練習となりました。既にこのくらいの人数が定例化しているようで、ほぼゼロベースから始めて1年強ということを考えると、羨ましい限りの状況です。何しろ、当支部の同時期は10名前後で推移していましたから、沼津の活気ある練習風景は理想的に思えます。
昨年10月の体験会をきっかけとして多くの方がサークルに入会されましたが、皆さん熱心に参加されており、昇級試験に意欲を見せる方も少しずつ出てきています。迎え入れる側となった従来のメンバーも、新しい方々をしっかり引っ張っていこうという意欲に満ち溢れ、新旧のメンバーがいい形で刺激を受け合っている様子。この辺りは、昨秋以降の当支部に重なる部分もあり、是非今のいいムードを維持していっていただきたいものです。
また、練習中盤では昇段・昇級試験に5名の方が挑戦、初段1名・1級2名・2級2名の全員が見事合格されました。中でも特筆モノだったのは、1級のS山さん。パーフェクト1回を含む132点というスコアは、これまで私が審査させていただいてきた限りにおいて、ちょっと記憶にない高得点です。同じく1級合格のY岡(武)さんが出した120点も立派なものですし、新人組の中でのこうした経験は、"同期"の皆さんにとっても、ひとつの発奮材料になるかもしれませんね。
一方、午後にお邪魔した富士的矢支部も、先月開催した大会の報道の反響などで、このところ体験・見学希望者が続いているとのこと。その話通り、会場の体育館に一歩足を踏み入れた瞬間には、「こんなに人いたっけ?」と思うほど多くの(20人強)参加者が集まっていました。
この大入り状態に対応すべく、並べられた的台の数も以前より増加。新旧のメンバーが入り交じって、代わる代わる熱心に吹き続ける賑やかな練習時間となりました。沼津サークルも殆ど独り立ちしたようなものですが、富士に関しては晴れて支部になったこともあり、新たな一年がこうした賑わいの中で始まっているのは、大変喜ばしいことと思います。
なお、こちらでも練習時間後に3名の方が昇級試験にチャレンジされました。残念ながら1級のお一人が僅か1点(!)届かず無念の涙を飲みましたが、1級1名・2級1名が新たに合格。試験時には、最近入った方を含め多くの見学者があり、興味深げに、また真剣な眼差しで見つめていたのが印象的でもありました。
沼津・富士双方ともに、かなりの大所帯となって迎えた新年。一人でも多くの方に、末永く吹矢を楽しんでいただき、県東部地区を盛り上げていっていただければと思います。
コメントする