藤枝サークル 熱海サークル 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部: 2012年8月アーカイブ

2012年8月アーカイブ

8月28日・夜間の部

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 8月後半の夜間は、お盆真っ直中の前回と打って変わって、9名が集まっての賑やかな練習となりました。中でも、「しおかつおさん」としてあっという間に存在感を確立したM田さんは、2ヶ月振りの登場。実は、前回参加後に貰い事故でむち打ちになってしまったそうで、ようやく快復されての参加です。

 そんなM田さんからは、早速静岡県大会の参加申し込みをいただきました。以前にも書いた通り、今年の県大会は支部に所属していれば、本部会員でなくても出場できることになっています。本部会員率が(現状では)極めて低い夜間ではありますが、地元開催でもある今回は出場の絶好のチャンス。一人でも多く手が挙げればいいなぁと思っていただけに、嬉しい申し込みでした。他の皆さんも、これに続いてくださることを期待しています。

 さて、この日の「仕上げの3ラウンド」は、県大会をちょっとだけ見据え、採点を次巡の方との互審にしてみました。普段は私(か妻)が順番に採点して回っていますが、少しでも大会風の形式に慣れていただければとの思いつき。今後も、皆さんの参加意欲が高まるよう、あれこれ考えていきたいものです。

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川根本町@5回目

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 日曜日、川根本町のスポーツ吹矢教室へ、月イチの指導でお邪魔しました。今回の参加者は3名。前回初参加だったO野さんも顔を出したものの、急遽都合が悪くなったとのこと。残念ながら、会費の支払いだけで会場を後にされました。

 以前にも書きましたが、この教室では登録メンバー全員が一度に集まったことが、まだありません。そもそも6名ほどと多いわけではないのですが、平均出席率はおよそ5割。4月のスタートから早5ヶ月経ちますので、そろそろ次のステップを考えたい頃合いです。

 しかし、今の出席率ではなかなか継続的な話もしづらく、ひとつの節目といえる「自前の用具購入」についても、最初のひとりが出てこないという現状です。この辺りは、クラブで用意している5セットで毎回事足りてしまっている(毎回専有して使える)、という側面もあるとは思いますが、強制できる話でもありませんので、やはり気長に考えていくしかないといったところでしょうか。

 勿論、少人数ながら皆さん参加の度、熱心に吹いていらっしゃいますので、引き続きスポーツ吹矢の魅力を伝えつつ、当地での普及に繋げていきたいと思います。


■本日のオマケ(超久々)

 教室の写真を撮り忘れたので、川根方面の写真を2点。ひとつは、川根本町役場近くの河原の風景。中央奥に、大井川鐵道の電車が走っていますが、この車輌、関西の方には昔懐かしい近鉄のビスタカーです。

 もうひとつは、かなり島田市側に戻ってきた街道沿いに立っている、(恐らく)なでしこジャパンの澤選手と思われる人形。ずっと気になっていましたが、ようやく撮ることができました。首からは、ちゃんと銀メダルもかかっているという凝りようです。直に見たい方は、大井川鐵道・地名駅からすぐですので、ぜひどうぞ。

▼長閑で心休まる風景ですね。帰りには、SLも見ることが出来ました。120826_1.jpg▼賛否両論ありそうなデフォルメっぷりですが、間違いなく澤選手でしょう。120826_2.jpg



8月25日・焼津で昇段試験を実施

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 8月最後の練習は、O場県会長を審査員にお招きして、二段以上の昇段試験を開催しました。この日試験に挑戦したのは、五段1名、四段2名、三段4名、二段7名の計14名。東部の2支部にも声をかけたところ、富士的矢から3名、三島・沼津L&Gからは2名の参加をいただきました。

 試験は、人数のキリがよいこともあり、まず三段以上(距離10m)の7名、次いで二段(距離9m)の7名
の順で実施。いつもながら、人の試験というのは非常に胃が痛くなる思いで、ドキドキハラハラしながら見守るのみではありましたが、一番緊張したのは当然ご本人達だったことと思います。

 結果はというと、3名が僅かに届かず不合格になったものの、11名がそれぞれの段位に合格。合格率としてはかなり優秀だったのではないでしょうか。中でも、H川さんは当支部で3人目、全くのゼロから始めた支部員としては初めての五段到達です。障がい者会員としても県内初の五段であり、大きな意味を持つ立場に立ったともいえるでしょう。

 また、四段に合格されたM野さんは、「計算上(月単位として)の最短で五段までいく」という目標に対して、今回もそのペース維持に成功し、残る五段のみとなりました。いよいよ、ひとつのゴールが見えてきましたが、気負うことなく半年を過ごしていただきたいものです。

 三段合格のY田(憲)さんは、なんと80歳での快挙。あまり年齢のことをいうと失礼に思えるほど、普段から若々しく元気溢れるY田さんですが、支部への問い合わせで「私みたいなおばあちゃん(おじいちゃん)でもできるかしら」と訊かれることも少なくないだけに、「吹矢は年齢じゃない」ことを身をもって示してくださっているのは、本当に嬉しいことです。

 一方、東部から遠路はるばる足を運ばれた皆さんは、全員が無事に合格されました。三段に合格の富士的矢・S山支部長は、全体でも2番目の高得点(176点)をマークし、奥様のS山(加)さんは、東部では初と思われる女性四段となりました。また、二段に合格した三島・沼津L&GのA田さんは、6ラウンド中2ラウンドでパーフェクトを記録し、ギャラリーから何度も感嘆の声が挙がるほどでした。

 試験終了後には、O場県会長より全体的な講評とアドバイスがあり、皆さん熱心に耳を傾けていました。当初の予定より試験に割く時間が長くなり、受験しない支部員さんには練習時間が短く申し訳ありませんでしたが、大事な支部活動のひとつということで、ご了承いただければ幸いです。(また人数が多くなるようであれば、次回は定例練習とは別に考えようと思います)

▼試験前のヒトコマ。まだ緊張感もすくなく何となく和やかです。120825_1.jpg▼まずは三段以上の高段位に7名が挑戦しました120825_2.jpg▼次いで、二段の7名が緊張のチャレンジ。120825_3.jpg▼終了後、O場県会長から講評とアドバイスをいただきました。120825_4.jpg



全日本選手権の要項発表

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 11月1日に開催される、全国大会改め「全日本選手権大会」の第1回実施要項が、昨日協会のサイトで発表されました。

 今回、大会が衣替えしたことによる最大の変更点は、「首都圏(東京・千葉・埼玉・神奈川・茨城)」の参加枠設定でしょう。東京が300名、茨城が140名、他3県が各120名と上限が定められ、基本的にその都県では選抜制で出場者が決まることになりました。

 既に東京では、6月の都大会で大半の出場者が決定しており、千葉・埼玉・茨城でも、それぞれ9月に開催される県大会で選抜されるようです(神奈川の選抜方法は、県協会のサイトを見る限り不明)。また、残る42道府県からの出場枠は、全体1,000名−5都県800名=200名、ということになっています。

 昨年の例では、エントリー段階で10m・8m合計873名の出場者の内、5都県が690名(占有率79%)でしたから、この配分にも頷けます。ただし、「どうせ5都県以外からはそんなに来ないだろう」という想定が前提ともいえ、延べ会員数が3万人に達し「新たな国民的スポーツ」を標榜する団体が開催する全国規模の大会として、本来であればあまり望ましい事態とはいえません。

 この辺りは、「過去の経験上、実情がそうなのだから仕方がない」と考えるか、「それでは発展がないから、敢えて枠は狭めない」と考えるか、非常に難しい部分だと思います。会場の収容人数制限による苦肉の策という側面や、選抜制が十分な意味をなさないであろう地域の存在もあり、将来的な「各都道府県からの選抜による大会」に向けての過渡期、と捉えるのが妥当といったところでしょうか。

 そして、この改定により確実に影響が出ると思われるのが、大会平均点の上昇です。何しろ、全体の8割が選抜を経て出場するのですから、大幅に底上げされるのは間違いありません。これは、当初サイト上で全順位が公表されていた今年の青柳杯予選結果が、後日「上位50位まで」の掲載に改められたこととも、遠からずリンクすると思われます。

 また、昨年まで単純な4ラウンド勝負だったところ、この部分は予選という扱いに。そして、各部門上位5名による1ラウンドの決勝が行われ、最終的には5ラウンドの合計で順位が決するルールへと変化しましたが、これには若干の疑問符をつけたくなります。

 青柳杯の場合、6ラウンドの結果をご破算とし(影響は決勝の組み合わせのみ)、トーナメント方式で仕切り直すからこそ、予選の意味が生まれています。が、今回の予選得点がそのまま持ち越される形は、最初から素直に全員5ラウンドで競技すれば済む話のように思えるのです。

 参加人数が飽和状態で少しでも時間短縮を図りたいのか、決勝戦を設けることで「最終決戦」の演出をしたいのか、あるいはその両方なのかなぁと思わないでもありませんが、青柳杯以上に難関となる決勝進出条件や、合計5ラウンドという馴染みの薄いラウンド数は、少しばかり賛否両論を呼ぶかもしれません。

 予選を導入するのであれば、例えば最高得点者からマイナス10点辺りをカットラインに設定し、そこまでの全員でプラス2ラウンドの決勝ラウンドを行う方式、あるいはF1のノックアウト方式(アメリカ横断ウルトラクイズ方式かも)のように、6ラウンドを3つに区切って少しずつふるい落としていく方式など、総ラウンド数を減らしつつ決戦の演出もできる形は色々あるでしょう。

 当然、様々検討を重ねた結果が今回のルールなのは承知していますし、参加するならばその中で最善を尽くすのみ、ではあります。来年、3年後と、国体のデモンストレーション競技採用が決まっており、いわゆる「競技スポーツ」としての整備を進めなければなりませんから、今しばらくはこうした試行錯誤が続くのかもしれませんね。

 と、色々勝手を書きましたが、個人的に一番の難関は「平日開催」だったりします。大きな会場がなかなか取れないこと、会員の分布から平日でも参加者数に大きな影響がなさそうなことなど、事情もあるとは思いますが、現役世代としては何とか土日に持って来ていただきたいものです。



8月後半の静岡。すっかり枕詞のようになっていますが、相変わらず暑い!としか言いようのない中、19名が集まりました。ただ、この日は比較的カラッとした空気、じっとしているだけで汗が流れ落ちるような不快感は少なく、いつもよりはしのぎやすかったようにも思います。

 冒頭の連絡事項では、来月の富士大会などのご案内をしたほか、支部設立(認定日)から丁度丸4年になったことを伝えました。思わず皆さんからは拍手をいただいてしまいましたが、こうして活動を続けられるのも、支部員さんや他支部・協会本部のご協力あってこそ。今後も一緒に楽しく続けて行ければ、それが何よりです。

 それはさておき、いよいよ次週(25日)に迫った二段以上の昇段試験に向け、受験組の皆さんはまさに追い込みの練習となりました。パーフェクトを記録したM野さんにY田(正)さん、重めの筒へのスイッチが見事にハマってこの日も納得のN西さん、数ミリでパーフェクトを逃すもまとまりよく吹けているY田(憲)さん辺りは、かなり好調といえるでしょうか。

 一方で、なかなか矢がまとまらず苦戦気味の方もいらっしゃいますが、泣いても笑ってもあと1週間。練習の調子もさることながら、試験や試合ではいかに「普段良いと実感している"吹き方"を数多く再現できるか」に尽きますので、当日は必要以上に自分を追い込まないよう、「緊張半分、気楽さ半分」でチャレンジしていただきたいものです。

120819_1.jpg▼合格水準のスコアを持続しているM野さん。パーフェクトに満面の笑みです120819_2.jpg▼こちらも見事パーフェクトのY田さん。矢が落ちそうなので急いで(?)撮りました120819_3.jpg

 午前中の支部練習を終えた後は、昇段・昇級審査の依頼を受けて、富士的矢支部の練習会場・アールスイミングクラブ体育館へ。6月にお邪魔した際はフィランセ富士でしたから、メインの練習会場ともいうべきこちらに来るのは、5ヶ月振りということになります。

 相変わらず順調な活動振りのようで、参加者は25名ほどと大変に賑やか。毎月訪ねていた頃ならばそんなことはなかったのですが、今はお邪魔する度に見知らぬ顔がググッと増えている印象です。この日も体験者が1名あり、S山支部長が指導にあたられていました。

 さて、今回試験にチャレンジされたのは、初段2名、1級1名、2級3名の計6名。この内、初段のO森さんは6月の受験時に少しばかり届かずで、まさに捲土重来の挑戦です。練習中には、早くも緊張している様子のところに話しかけ、少しでも気楽になってもらえればと、試験中の気の持ちようなどをお伝えしました。

 予定の練習時間が終わり、いよいよ審査開始。6名同時に吹いていただくことにしましたが、1ラウンドめからO森さんにパーフェクトが!その他、1級のS田さんと2級のS藤(邦)さんには、2回ずつパーフェクトが出るなど、高得点が連発でした。

 結果、2級のS藤(利)さんがほんの僅か届かずでしたが、他の5名は見事に合格。O森さんも、4ラウンド目こそ安心したのかアララ...の点数にはなったものの、無事合格で大喜び。また、2回のパーフェクトを出したS藤(邦)さんは101点、S田さんは130点という、なかなか見ることのないスコアでクリアされました。2級の100点越え、1級の130点台は、私が見てきた限りにおいては、それぞれ2回目の出来事です。

 その他、印象的だったのは、皆さんの基本動作がかなり良いことでした。講評時も、細かな部分(勿論ここも大事ではあります)を指摘した程度。これは、今回残念だったS藤(利)さんも同様で、S山支部長を中心とした普段の練習が、いかにしっかりとしているかの証だと思います。

 次にお邪魔するのがいつになるかは分かりませんが、更に一段ステップアップしているであろう皆さんにお会いできるのが、今から楽しみです。

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県協会役員会+県大会実行委員会

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 土曜日、今年度2回目の県協会役員会が行われました。今回は、11月に迫ってきた県大会の実行委員会を併催するため、皆さんには当支部の地元のひとつ、焼津市のサンライフ焼津研修室にお集まりいただくことに。

 会議冒頭では、7月に新設された「島田金谷支部」のK川支部長より、新支部の挨拶がありました。勿論、皆さん大歓迎。スポーツ吹矢歴の浅い方々による支部だけに、これから色々と大変な部分もあるでしょうが、ぜひ積極的に活動していっていただければと思います。

 本題の方では、H野総務部長より諸々の連絡事項が伝えられた後、9月26日に開催される「フィールド吹矢交流大会」について、幹事支部である春野支部・N澤支部長より説明がありました。他県では実施事例のある「フィールド吹矢」ですが、静岡県協会として初の試みとなります。

 今回は、オートキャンプ場である「はるの川音の郷」を会場に、6m・8m・10mそれぞれのエリアを設け、計10ヶ所の的を回って総得点を競うルール。昼食にはキャンプ場ならではのバーベキューが予定されているなど、盛りだくさんです。

 場所が県西部地区でも山間部に近い春野ということ、また平日開催でもあり、私はちょっと参加できそうにありません。今のところ、支部内からも手は挙がっていないため、準備を一手に引き受けてくださっている春野支部の皆さんには申し訳ないところですが、県西部地区の支部からはある程度の参加が見込まれているようですので、また当日の様子など伺いたいものです。

 引き続いて、県大会実行委員会を兼ねたパートでは、私の方から大会要項最終案などを皆さんに諮りました。委員会のメンバーについては大半を当支部で賄うことになっていますが、総務、審判、競技の各部長をはじめ、他支部の皆さんの力をお借りしながら、何とか形となるよう準備を進めているところです。

 その一環として、9月17日の午後に同じ会場(長田体育館メインアリーナ)を借りて、下見を兼ねた予行演習のようなものを予定しました。備品の出し入れや用具のセッティングなどについて確認しながら、後半では大会を模した競技会形式の練習ができればと考えているところです。基本的には支部内のメンバーで行いますが、他支部からの(模擬試合の)応援参加をいただければと、簡単に告知だけさせていただきました。

 会議後半では、県協会の会員資格や年会費といった点について、大きな問題提起がありましたが、こちらはひとまず今後の宿題ということに。詳細は割愛しますが、支部が増えるだけでなく、総合型地域スポーツクラブなどで教室が設けられることも多くなったという、嬉しい状況だからこその思案処といえるでしょうか。

 また、富士的矢支部のS山支部長からは、9月30日の「第2回スポーツ吹矢富士大会」のご案内がありました。昨年12月に支部設立を記念して開催された第1回から、1年を経たずしての2回目ですが、こちらも支部が順調に成長し地元自治体との連携も上手くいっているという、嬉しい状況故の成果でしょう。(当支部からも数名は参加予定)

 ここ最近は、役員会(役員総会)を開く度に、新しい仲間が増えているという好循環が続いています。その分、県協会として考えるべき事項も増えていますが、前向きな話はやはり何となく楽しいですね。今後も、明るく楽しく県内の吹矢仲間が活動していけるよう、協力し合いながら運営していきたいものです。



続・障がい者の方々への吹矢体験

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 5月の開催に引き続き、静岡市しみず社会福祉事業団・みなとふれあいセンターさんからのお招きにより、障がい者の皆さんを対象としたスポーツ吹矢教室で、H川さんと二人で指導を担当してきました。

 今回の参加者は13名、その内前回も参加された方は11名と、なかなかのリピート率。何でも、前回の教室が参加された皆さんに大変好評だったそうで、2回目の開催を待ちかねていた方もいらしたようです。

 2回目の方が多いこともあり、冒頭で基本動作のおさらいをした後、早速順番に吹いていただきました。初参加のお二人には、少しだけ個別のレクチャーをしましたが、大まかに覚えたところで、他の皆さんに混じっていただくことに。

 全○回といったようにかっちりとした講座形式であれば、もっと段取りを考えた指導もできたかと思いますが、体験会+αといった感のある教室ということで、今回も皆さんのやる気に任せての進行としました。それでも、「こうした方がいいのか」「どうして外れるのか」といった疑問の投げかけもあり、そのまま吹矢を続けてみて欲しいと思える方が何人もいらっしゃいました。

 一応、当初依頼された2回の教室はこれで終わりましたが、今年度中にもう一度(1月頃)開催できればとのこと。また、来年度は用具を何セットか購入して、障がい者スポーツとしてもう一歩突っ込んだ教室を開くという構想もあるそうです。

 私ども協会にとっても、非常に貴重な話になりますので、その際には可能な範囲でお手伝いできればと考えています。

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8月14日・夜間の部

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 8月前半の夜間は、お盆真っ直中ということもあり、僅か4名という久々に寂しい人数での練習となりました。とはいえ、やることに何か違いがあるわけでもなく、前半は4名がそれぞれ黙々と吹くことに。そんな中、S木(達)さんがパーフェクトを達成!6mから8mまで距離を変えながら吹いていましたが、この日は全般的に絶好調で、あと1本というシーンも度々見られました。

▼この欄では久々(今年初?)となる、S木さんの見事なパーフェクト(6m)120814.jpg

 そして、いつもなら最後に3ラウンド(または4ラウンド)吹くところを、少人数ならではの趣向で一風変わった形式を取ってみました。先日まで熱戦が繰り広げられていたロンドンオリンピック、そのアーチェリー競技にヒントを得てのマッチプレーです。

 ルールは簡単で、1ラウンドずつ吹き、点数の高い方に2ポイント、同点ならば1ポイントを与え、6ポイントを先に取った方が勝者となる、というもの。最大でも5ラウンドの実施で、5ポイント同士で同点の場合は合計点数の多い方を、それでも勝敗が付かない場合はその時考えるという、思いつきならではのアバウトさです。

 組み合わせは、S木さんvsK林さん、私vs妻でまずは対決し、それぞれの勝者(敗者)同士が最後に1ラウンドの順位決定戦を行うことにしました。結果は、前者がS木さん(ストレート)、後者が私(5ラウンド目で決着)の勝ち抜けとなり、続く決定戦では、S木さんと妻がそれぞれ勝者となりましたが、これはこれでなかなか白熱したように思います。

 勿論、あくまでお遊びとしての試合形式ではありますが、時間に余裕のある(あるいは少人数の)練習やミニ大会で、取り入れてみるのも面白いかもしれませんね。



商業施設で吹矢を扱うということ

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 県東部地区にある、某屋外型テーマパークへ行ってきました。たまたまネットで常設の吹矢コーナーがあること、そしてスポーツ吹矢の用具を使っているらしいことを知り、どんな様子なのか純粋に興味が湧いたためです。

 折しもお盆休みの真っ直中、また天候にも恵まれていたことから、相当に広い駐車場も駐める場所を探すのに一苦労するほど。園内も、家族連れを中心に大変な賑わいとなっていました。

 目的の吹矢コーナーは、敷地内でいえば少し外れの位置。パークゴルフっぽいアトラクション(ボールはテニスボールのようでした)の敷地奥にありましたが、丘を登った先ということもあってか、入園口周辺の様子からすれば意外なほど人影はまばらでした。

▼丘を登り切った場所から。目的の吹矢コーナーが広場の奥に小さく見えています120812_2.jpg

 区画の入り口には、施設での名称らしき「健康吹き矢」の看板が設置されており、どこかで聞き覚えのあるような説明が表示されていました。まず「ん?」と思ったのは、5m・7m・10mという中途半端な距離区分。また、「中心は10点」というのも、我々スポーツ吹矢にはないポイントでしょうか。

▼「健康吹き矢」の看板。20発でウォーキング5kmという説明は既に協会では使っていません120812_3.jpg

 この看板を見ながら区画に入ると、今度は「健康吹き矢の正しい吹き方」なる看板が。かなり省略してはいますが、動作の名称といい、細かな文言といい、スポーツ吹矢そのものの説明です。中途半端な筒の持ち方が大変気になりますが、知らない方には違いすら分からないことでしょう。

▼これが正しい吹き方だそうです。スポーツ吹矢の基本動作と(説明としては)瓜二つですね120812_4.jpg

 吹き方の説明看板からもう少し奥に進むと、吹矢コーナー手前に受付の小屋があり、胸に「アルバイト」の表示があるネームプレートを付けた、若い男性スタッフが一人いました。どうやらこの人に申し込むようです。

私「すみません、吹き矢をやりたいのですが」
スタッフ(以下「ス」)「では、この承諾書にご記入ください」

(細かくは覚えていませんが、事故対応等への承諾書に記名させられました)
ス「では、説明します。矢を10本貸し出しますので、こので吹きます」
私「はい」
ス「口元にはこのマウスピースを付けてください。どうぞ(自分で付けろ、という指示)」

(試食コーナーのようなケースに体験会用マウスピースが複数置いてあり、これを取って自分で筒に取り付けます)
ス「では、こちらに来てください」
(早速、レーンに案内されます)
ス「あちらが的になります。ここ(テントの真ん中辺り)が7mで、この辺り(前方を提示)が5mです。最初は5mから始めて後ろに下がるといいです」
私「はい」
ス「あの辺(テント後方を示して)が10mですが、軽く飛びますので届くと思います。矢を入れるときは、斜めではなく水平にしながら入れてください」
私「はい」
ス「刺さった矢を抜くときには、的の横に抜く道具がありますので、それを使ってください。手で抜くと折れ曲がったりしますので。では、あとはご自由にお好きなだけ吹いてください」
私「時間制限とかはないんですか?」
ス「ありません」
私「分かりました」

 言い回し・順番など記憶違いはあると思いますが、実際に吹くまでのやりとりは概ねこんな感じでした。スタッフが特に見本で吹いてみせるでもなく、承諾書に記入してからほんの数分で「自由に吹き放題」の環境が手に入った格好です。

 各レーンは、幅がおよそ1m程度。レーン間にはグリーンネットが張られていて、不用意に隣のレーンへ入ることのないよう配慮がされていました。また、吹く位置には専用のスタンドが用意されており、これはなかなかしっかりとした造りです。

▼的(右下に矢抜きが常備)と、専用のスタンド。しっかりと造られていました120812_6.jpg

 とりあえず、実際に吹いてみます。ここで想定外(?)だったのは、レーン(ネット)の幅が狭すぎて、筒の上げ下ろし動作ができないこと。「正しい吹き方」まで提示しているのに、それができないという矛盾を感じつつ、致し方なく吹く部分だけの実践です。

 屋外ということで、風に左右される部分はあるものの、距離が距離だけにまぁ普通に飛んで当たります。的の高さは160cmより幾分低めですが、支障が出るようなものではありません。

 しかし、刺さった矢を回収してきてから、はたと気付きました。「クリーナーがない!」そういえば、受付小屋のテーブルの上に紐タイプのクリーナーが一つだけ置いてありましたが、利用者は遊んでいる間、一切のクリーニングをせずに吹かなければならないようです。

▼コーナー全景。先客が4名(グループのようでした)と、私の後に1名が来ていました120812_8.jpg

 そして、何度か吹いている内にもうひとつ気付いた点が。それは、矢が異様に撥ねること。先客のグループの皆さんも同様に撥ねていて、「また撥ねた~」「吹く力が弱いんだよ」「そっか~」といった会話をしていたほどです。

 いくらなんでも異常なので、よくよく的を見てみると、的紙の裏紙を剥がさずに(シールで貼られずに)四隅をピンで留めているだけでした。これでは派手に撥ねるはずです。また、この状態だと的の破れ方も大きめになるようで、それが更なる撥ねを誘発している状況。私の場合だと、最大で10本中5本が撥ねていました。

▼貸し出された矢はこんな感じ。使われ方の割には、比較的マトモな状態といえるかもしれません120812_7.jpg

 そんなこんなで5、6回吹いたところで、止めることにしました。風の影響を考慮しながら吹くという若干の面白さはあるものの、筒のクリーニングもできないままで吹き続ける意味はないと判断したからです。

 最初のスタッフさんに用具を戻す際、的紙をシールも剥がさずにセッティングしている理由を尋ねたところ、「特に理由はない」とのことでした。当初はきちんと貼っていたものの、ボロボロに破れた的紙を貼り替える手間を考えて、今の形に落ち着いたのかな、とも思いますが...。

 また、きちんと指導するような人が定期的に来たりするのか、という問いにも「特にないですね」という答えでした。つまり、(何人交替かは分かりませんが)この「健康吹き矢」コーナーにおいては、特段の技量・知識のないスタッフが「指導・管理」を担当しているということのようです。

 スタッフとの会話はその程度で、こちらが協会会員(指導員)であることすら伝えませんでしたが、非常に悲しく複雑な気持ちでコーナーを後にしたのが、正直なところです。

▼テントの印刷といい、的パネルの造りといい、施設側がかなり「本気」で設営したことは分かります120812_9.jpg

 ここまで特に書きませんでしたが、使われている筒も矢も的も的紙も、勿論日本スポーツ吹矢協会の公認用具でした。しかし、コーナーのどこにも「スポーツ吹矢」「日本スポーツ吹矢協会」の文字は見当たりません。点数や距離の説明からも、あくまでこの施設が考案した「健康吹き矢」であるという受け取り方しかできないでしょう。

 ただし、施設スタッフが綴っているブログでは、コーナー開設前の3月頃に「(吹矢の)説明を受けた」という記事があり、その際には「スポーツ吹き矢」という名称をしっかり出しています。そもそも公認用具を大量に購入しており、スポーツ吹矢を知らないはずもありませんので、「説明をした人」のアドバイスもしくは自主的な判断で、異なる名称を用いることにしたと考えるのが妥当かもしれません。

 カルチャーセンターやスポーツクラブは別として、こうした商業施設でスポーツ吹矢が導入されている例がどの程度あるのか、寡聞にして知りませんが、ここまで「本気」で採用している所はそうそうないのではないかと思います。また、施設の規模や知名度から考えても、年間を通せば相当な来園者が体験されるのは、間違いありません。

 となれば、スポーツ吹矢の用具を使い、「正しい吹き方」と称して基本動作そのままの説明を行いながら、「スポーツ吹矢ではない」ものとして運営されているという実態を、協会本部がどの程度把握しているのかが、非常に気になるところです。

 ちなみに、今回体験するにあたって、スタッフからは印刷物のひとつも渡されませんでした。勿論、コーナーの一角に吹き方の説明はありますが、レーンから数十メートル離れた場所に設置されているため、分からないときにいちいち確認しに行くのは現実的でありません。結局、それぞれが好きなように吹いて遊んでそれで終わり、というのが実際のところでしょう。

 また、スポーツ吹矢との関連性は一切明示されていないため、仮に「吹き矢って面白いね」と感じた方がいらしたとしても、「近所でやってるところはあるのかな」という発想にも至らない、つまりスポーツ吹矢の普及には殆ど影響がないということも、容易に想像がつきます。

 施設全体からすれば、あくまで「オマケのアトラクション」程度の位置づけなのだろうとは思いつつ、この中途半端さは非常に「勿体ない」感じです。公認用具を使いながら、スポーツ吹矢の一部分を取り出し、独自の解釈を加えた競技に仕立てているという点では、とある所と共通項を感じずにいられませんが、それは気のせいでしょう、きっと。

 商業施設がビジネスとしてやっていることに口を挟むのは難しいことであり、どうこうしろという権限は協会にもないのかもしれません。しかし、「町内のおじさんが吹矢の用具を手に入れ、勝手に近所に教えている」レベルでは決してないのも事実です。もし、協会本部が既に把握し了承した上でのこととしても、あまりに用具の扱いなどがお粗末であり、もう少し連携を密にすべきでは、と個人的には感じました。

 あまりにショックを受けたため、非常に辛口のエントリとなりましたが、これだけの規模で吹矢の体験が常にできる場所はなかなかありません。いつまで続けていかれるか分かりませんが、ぜひより良い運営になるよう期待しています。なお、施設側のどなたかがこれを読まれたとしたら、具体名の一切を伏せている時点で、決して営業妨害が目的ではないことをご理解いただければ幸いです。



試験審査@沼津

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 三島・沼津L&G支部からの依頼を受けて、昇段・昇級試験の審査で沼津に行ってきました。本来同支部の練習日ではありませんでしたが、私の方の都合(秋にかけて土日がかなり埋まっているんです...)で、急遽会場を押さえていただき実施できました。

 今回試験に挑まれたのは、初段1名・1級4名の計5名。全員4ラウンドということもあり、一斉に吹いていただくことにしました。結果からいうと、5名全員が無事合格。途中経過でも、合格ラインを下回る方はなく、まずまず安心して見ていられたように思います。

 また、肝心の基本動作面でも、概ね問題ありませんでした。勿論、ポイントポイントでは「こうした方がより良い」というところはありましたので、講評の中で伝えはしましたが、Y岡支部長をはじめとして日頃から高い意識を持って練習を重ねているのが、垣間見えたような気がします。

 再来週焼津で行う二段以上の昇段試験には、三島・沼津からお二人受験にいらっしゃいますが、いい勢いを引き継いで、吉報を持ち帰れるよう願っています。

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8月11日・焼津の練習

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 8月最初の焼津は、お盆休みの序盤と重なっての開催。支部員さんの世代的に、ちょっと集まりづらい日程かなぁと思っていましたが、焼津としては平均より若干多めの22名が参加しての練習となりました。

 冒頭では、次回25日は二段以上の昇段試験を予定している関係で、恒例の記録会を前倒しで実施。6レーン×4巡という形をとりましたが、やはり20名を超えてくるとちょっとしたミニ大会の趣も出てきます。大会や昇段・昇級試験に意欲的な向きには勿論のこと、そうではない方々にも、練習の目先が変わるだけではない好影響があるものと思います。

 後半では、予定通りU山さんの初段試験を行いました。練習の様子からもまず大丈夫だろうと考えていましたが、やはり本番の試験は緊張するのか、思うように矢がまとまらず、僅か2点足りずに今回は残念な結果に。終了後には、気になったところをアドバイスさせていただきましたが、元々安定しているだけに、次々回の再チャレンジではきっちりリベンジしてくださることでしょう。

120811_1.jpg▼Y田(正)さんに久々のパーフェクト!月末の昇段試験に向けて調子は上々のようです120811_2.jpg



TAMAのまちネタ

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 多摩地区を放送エリアとするCATV局・多摩テレビの番組「TAMAのまちネタ」で、先月スポーツ吹矢が取り上げられました。多摩市中央支部が主催した体験講座に、レポーターが参加するという内容でしたが、その動画がYoutubeにアップされていますのでご紹介。動画は2種類で、ひとつは番組本編(15分)、もうひとつは受講中の映像「レクチャー編」(約27分)です。

▼番組本編

▼レクチャー編

 レクチャー編を見ていて感じたのは、レポーター(菅原詩織さん)の吹き筋の良さ。筒掃除の際に「サックスと同じだ」と呟いていたことから、演奏の経験者なのだろうと思いましたが、ご本人のFacebookページによれば11歳からサックスを吹いているとのこと(現在23歳)で、大いに納得です。

 番組で芸能人・著名人が吹矢を体験することは少なくありませんが、指導を受けている様子は大半がカットされるのが通常。今回のように本編で使わなかった部分を見られるのは、ある意味貴重といえるでしょう。結果的に体験講座全体の様子も分かりますし、参考資料としても価値ある映像ではないでしょうか。



8月5日・静岡の練習

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 8月に入って最初の練習日です。前回から暑さ対策で午前中に時間帯を移していますが、またしても朝から30度を超える猛暑。練習会場の廊下に掛かっている温度計が指していた気温は34度と、げんなりさせるに十分な数字でした。そんな暑さにもめげず、集まったのは17名。

 練習冒頭では、(その時点で)若干少なめの人数だったこともあり、月の前半ながら記録会を実施しました。県大会も段々と近づきつつありますし、今後も参加状況を見ながら出来る限り取り入れたいところですが、今回はお二人が91点のハイスコアを記録しました(順位は距離別で決定)。

 そのお一人は、M野さん。当支部でも指折りの実力と熱心さを持っている方ですが、今月下旬の四段試験を間近に控え、調子は一進一退という状況が続いていました。一時は「吹き方が分からなくなった」というほど深刻に悩む時期があったものの、このところ緩やかに上昇曲線を描き始めたようです。

 6ラウンドの中で点数の凸凹(31点以上と25点以下が同居)が出やすいなど、まだまだ(ご本人としても)万全ではない感じもありますが、このまま上昇基調を崩さずにいれば、試験の時にはきっちり仕上がって挑めるのではないでしょうか。

 もうお一人の91点はN西さん。こちらも今月下旬に二段試験へチャレンジしますが、長らく調子の上がらない状態が続いていました。ここ最近は、Mr.パーフェクトとしてお馴染みS野さんやH川さんと一緒に、前進の糸口を掴もうと試行錯誤してきましたが、ここでついに「こんな点数出したことがない」と、ご本人もニッコリの高得点です。

 その要因の一つが、前々から検討していた「重い筒(260→350)へのスイッチ」でした。全体的に吹く力が強いため、筒とのバランスが悪い(筒が軽い)のではないかと、思い切って試してみたら、非常にしっくりきたようです。記録会後の練習でも好感触で、この日の様子を見る限り一気に視界が開けた印象がしました。

 必ずしも重い方がよいとは限りませんが、用具(主に筒)との相性は少なからず存在しますし、このまま好調を維持できるようであれば、ひとつの「成功例」として記憶できそうです。

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