8月最後の練習は、O場県会長を審査員にお招きして、二段以上の昇段試験を開催しました。この日試験に挑戦したのは、五段1名、四段2名、三段4名、二段7名の計14名。東部の2支部にも声をかけたところ、富士的矢から3名、三島・沼津L&Gからは2名の参加をいただきました。
試験は、人数のキリがよいこともあり、まず三段以上(距離10m)の7名、次いで二段(距離9m)の7名
の順で実施。いつもながら、人の試験というのは非常に胃が痛くなる思いで、ドキドキハラハラしながら見守るのみではありましたが、一番緊張したのは当然ご本人達だったことと思います。
結果はというと、3名が僅かに届かず不合格になったものの、11名がそれぞれの段位に合格。合格率としてはかなり優秀だったのではないでしょうか。中でも、H川さんは当支部で3人目、全くのゼロから始めた支部員としては初めての五段到達です。障がい者会員としても県内初の五段であり、大きな意味を持つ立場に立ったともいえるでしょう。
また、四段に合格されたM野さんは、「計算上(月単位として)の最短で五段までいく」という目標に対して、今回もそのペース維持に成功し、残る五段のみとなりました。いよいよ、ひとつのゴールが見えてきましたが、気負うことなく半年を過ごしていただきたいものです。
三段合格のY田(憲)さんは、なんと80歳での快挙。あまり年齢のことをいうと失礼に思えるほど、普段から若々しく元気溢れるY田さんですが、支部への問い合わせで「私みたいなおばあちゃん(おじいちゃん)でもできるかしら」と訊かれることも少なくないだけに、「吹矢は年齢じゃない」ことを身をもって示してくださっているのは、本当に嬉しいことです。
一方、東部から遠路はるばる足を運ばれた皆さんは、全員が無事に合格されました。三段に合格の富士的矢・S山支部長は、全体でも2番目の高得点(176点)をマークし、奥様のS山(加)さんは、東部では初と思われる女性四段となりました。また、二段に合格した三島・沼津L&GのA田さんは、6ラウンド中2ラウンドでパーフェクトを記録し、ギャラリーから何度も感嘆の声が挙がるほどでした。
試験終了後には、O場県会長より全体的な講評とアドバイスがあり、皆さん熱心に耳を傾けていました。当初の予定より試験に割く時間が長くなり、受験しない支部員さんには練習時間が短く申し訳ありませんでしたが、大事な支部活動のひとつということで、ご了承いただければ幸いです。(また人数が多くなるようであれば、次回は定例練習とは別に考えようと思います)
▼試験前のヒトコマ。まだ緊張感もすくなく何となく和やかです。▼まずは三段以上の高段位に7名が挑戦しました▼次いで、二段の7名が緊張のチャレンジ。▼終了後、O場県会長から講評とアドバイスをいただきました。
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