9月前半の焼津は、19名が集まっての練習となりました。記録会のない回ということで、皆さんにはたっぷり吹いていただけたのではないかと思います。
さて、今回は先月僅か2点届かず涙を飲んだU山さんの、初段リベンジ試験を実施しました。前回、時間の後半でちょっと吹き疲れが出てしまったのではという反省を元に、練習冒頭で早速のチャレンジです。結果はというと、これが大成功でした。元々実力のある方で、前回は(練習疲れはあったにせよ)たまたま調子が出なかった印象。今回は終始安心して見ていられる吹きっぷりで、116点と悠々の合格でした。
お話を伺うと、弓道をやっているお孫さんが初段に合格され、こりゃ負けていられないという気持ちでの受験だったとのこと。ただ、一度不合格となってしまったこの間に、お孫さんは二段へと昇段してしまったそうですから、半年後にはぜひ二段を目指していただきたいと思います。
また、後半では、Y名さんが二度目の一級チャレンジ。練習時にはパーフェクトを出すなど、好調な様子ではありましたが、試験では矢が上下に散ってしまい、残念な結果となりました。体力もあり、吹き筋にも特段の問題はないものの、今回を見る限りでは「少し下だった→上を狙おう、ついでに少し強めに吹こう→強すぎた、今度はちょっと下を弱めに...」といった迷いがあったようです。
これは、少なくない方に見られることですが、まず大事なのは吹く力を一定の強さで固定することでしょう。吹き方と狙い(筒の上げ方)の両方を都度加減していては、上下の往復をしている間に1ラウンド、2ラウンドと終わっていくのも、ある意味当然。自ら難易度を上げることはありませんし、これが定まれば距離が変わっても(延びても)、比較的楽に対応していけるように思います。
勿論、これが全てではありませんが、ひとつのアドバイスとして、そんな話を交えた講評をさせていただきました。上記の通り、吹き筋そのものには問題ありませんから、近いうちに桜が咲くことを期待しています。
▼昇級試験は残念でしたが、7mで見事なパーフェクトのY名さんです。
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