藤枝サークル 熱海サークル 第7回青柳杯について - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

第7回青柳杯について

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 4月24日に開催される、第7回青柳杯大会。先日、定員に達したため募集が締め切られ、600名のエントリが出揃いました。そこで、例によって参加者の地域別データを集計してみましたが、その結果がこちら。(比較対象は、昨年の青柳杯と全日本選手権)

2013aoyagi.gif 青柳杯に関していえば、総数が増えた以外、首都圏・北関東・その他地方の割合は殆ど変わっていません。昨年の選手権では、競技人口の多い都県で制限を設け、割合にも目立った変化が起きましたが、一昨年の全国大会を振り返れば青柳杯とほぼ同様ですから、結局は「特に策を取らない限り、東京(周辺含む)で行われる全国規模の大会は、関東圏の選手で95%弱占められる」という傾向に動きはないものと思われます。

 この傾向が示す問題点は、これまでにも何度か書いてきましたので、ここで繰り返しませんが、大会の価値をより高めるためにも(現状が低いというわけではありません、念のため)、ひとつひとつ改善していっていただきたいものです。

 そんな中、エントリーリストを眺めていたら、遠方から参加される注目の選手が何名かいらっしゃいました。一人は、現在の九州地区で圧倒的な強さを誇っている強豪。一人は、優勝・入賞すれば間違いなく史上最年少を大幅に塗り替えるであろう、中国地方の青年。もう一人は、協会創設期から活躍されている北陸の重鎮。いずれも、協会の会報などでしか存じ上げない方々ですが、吹き順のタイミングが合えばぜひ、競技姿を拝見したいところです。

 また、今大会では決勝で基本動作についてのポイントが加味(付加)される、という変更点が発表されています。残念ながら、トーナメント全体ではなく、決勝ラウンド(つまり最後の二人)のみの反映ですが、大会の中で実質的に省みられることのなかった基本動作が、場合によっては勝敗を左右する形で採点されるというのは、非常に大きな取り組みといえるでしょう。

 気になる採点方法については、「1.礼をする」から「8.礼をする」までの8項目の内、1と2を1つと数え、計7項目に1点ずつ配点、それぞれが正しく出来ていれば得点を加算する、という方式だそうです。『「No2 構える」の動作で、指先が丸まっていた。 ⇒0点』といった具体例がありますので、その動作項目中、一箇所でも難点があれば0点という、非常に厳しい審査が予想されます。

 とすると、心配な点がふたつ考えられます。ひとつは、採点そのものについて。例えば、全体的にダメダメなAさんも、僅か一箇所だけ難ありのBさんも、当該の項目では同じ0点ということになります。これが全項目で同様だったとしたら、「Aさんは自己流過ぎる、Bさんはかなり綺麗」と誰の目にも明らかながら、基本動作点ではいずれも0点で差がつかない、ということがありえるわけです。

 もうひとつ。上記Aさんと準決勝で対戦し、僅か2点差で涙を飲んだCさんがいたとします。このCさんが、基本動作奨励賞を受賞した場合はどうでしょう。私自身、基本動作奨励賞の採点基準を知りませんが、何百人といる場において、「奨励に値する」だけの正しい動作を実践している人が選ばれるはず。もし準決勝でも基本動作の採点があったら、果たして2点差はどうだったのか...と想像を膨らませる人は少なくないのではないでしょうか。

 初めての試みですから、評価点も反省点も後から出てくることと思いますが、こうした心配が杞憂に終わるのかどうか、そういった部分にも注目したいところです。と、本来であれば、そんな他人事のような気を回すより、自分がその場に進めるように頑張らないといけないんですが、ますます増える男子の参加者に早くも白旗ムードだったりして...(トホホ)。



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