藤枝サークル 熱海サークル 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部: 2013年7月アーカイブ

2013年7月アーカイブ

第1回 桃太郎の國 倉敷10m戦

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 日曜日、岡山武道館(岡山市)で開催された、「第1回 桃太郎の國 倉敷10m戦」に出場してきました。これは、倉敷中央支部のI井さんが実行委員長となり企画された大会で、タイトルの通り、競技距離は地方では珍しい10mのみ。ただし、通常10mの競技には三段以上の段位を必要とするところ、「6ラウンドで150点以上を出せる(腕に覚えがある)」ことを目安に、二段以下の参加も受け付けたのがひとつの特徴です。

 大会告知は、岡山での開催ということもあり、周辺(近畿・中国・四国地方)向けが主だったようですが、I井さんとは以前から親交があったため、直接ご案内をいただきました。協会本部主催の大会は別として、地方大会はお誘いをいただいてもなかなかスケジュールが合わず、断念することが殆どだったものの、今回はたまたま上手く嵌まって参加に至った次第です。

 始発の新幹線でも間に合いそうになかったため、岡山入りしたのは、前日の夜。会場近くのホテルに泊まりました。当日は、9時受付開始ということで、8時半頃着を目標に、プラプラと徒歩で出発。武道館は、静岡でいう草薙のような、いわゆる総合運動公園の一角にあるのですが、ホテルはその丁度反対側。大体10分も歩けば着くのですが、その途中、運動公園のど真ん中で奇妙な風景に出くわしました。

▼運動公園のど真ん中だけ、いきなり弥生時代にタイムスリップしたかのような光景が広がります130728_0.jpg それは、竪穴式住居に高床式倉庫という、弥生時代の建築物。何故こんなところに??と思っていると、「津島遺跡」という案内板がありました。何でも、運動公園整備時(武道館建設時)に発掘されたもので、弥生時代初期の集落と水田が一緒に見つかったのは、全国でも初めてのことだったそうです。これも静岡でいえば、草薙総合運動公園に登呂遺跡があるようなものでしょうか。何ともシュールな光景でした。

 さて、目的地の武道館は、遺跡から2,3分。運動公園の北西に位置しています。中に入ると、実行委員会の皆さんによる設営はほぼ終わっていましたが、参加者としてはどうやら一番乗り。9時まで待とうかと思ったところ、I井さんのご厚意で「受付練習」も兼ね、すぐに受付をしていただけました。

▼武道館を玄関方向から。古さも相まって、風格のある佇まいです130728_1.jpg 2階の観客席に移動し、用具の準備などしているうち、一人また一人と参加者が集まり始めます。見知った顔もチラホラと増え始め、会場は段々と賑やかになっていきました。

 観客席で歓談していると、思いの外受付が早く済んだようで、定刻を待たずに記念撮影、開会式と続きます。開会式冒頭では、今大会にエントリーしていたものの、直前になって急逝された兵庫のH田さんを偲び、全員で黙祷を捧げました。私は面識がありませんでしたが、趣味を同じくする吹矢仲間がお亡くなりになるのは、本当に悲しいことです。謹んでご冥福をお祈りいたします。

▼開会式の司会進行をするI井さん。最初から最後まで、一人?役の活躍ぶりでした130728_4.jpg その後、いよいよ競技がスタート。今回の6ラウンド戦は、全体を3つに区切り、「第1・2ラウンド」「第3・4ラウンド」「第5・6ラウンド」と、一人が2ラウンドを続けて吹き、次競技者と交替するシステムを採用していました。1ラウンド目は練習込みの7本を吹き、上位5本の得点でカウント。また、1ラウンド目は撥ね矢なし、2ラウンド目以降は2本まで認め、3本以上の撥ね矢は外れ扱いというルールでした。

▼競技エリア後方から。I井さんは、自ら吹く順番以外で主審も務めていました130728_5.jpg さらに、本大会では、六段もしくはAライセンス保持者に、中央のレーンで競技してもらうという趣向も取り入れられていました。該当する方々は、京都のS田さん、東京のT田さん、広島のT本さんとU吹さん(六段)、京都のU田さん(Aライセンス)の5名。なお、以上の皆さんと、昨年度以降で県大会以上の優勝者は、参加費(3,000円)が免除という粋な計らいもありました。

▼アリーナには、13台の的が並んでいました。中央の的(レーン)が六段&Aライセンス用です130728_2.jpg 競技は、高段者が殆どということもあり、粛々と進みます。次競技者がレーン審判と採点者を務めるという方式も、大変スムーズ。私が見る限り、特にトラブルらしいトラブルはなかったように思います。人数が多くなかった(59名)とはいえ、なかなかできることではありません。

▼採点中の様子。得点票には、最近一般的になってきた、競技者によるチェック欄がありました130728_6.jpg

 しかし、あまりにスムーズだったことで、競技・昼休みとどんどん繰り上がって消化されていき、何と13時半頃には全員の6ラウンドが終了してしまいました。当初の予定は14時15分ですから、大幅に早い進行です。ということで、急遽組まれたのが、15mの遠矢競技。手を挙げた人だけの任意参加で、3本勝負を行いました。

▼急遽組まれた遠矢競技。15mともなると、的を捉えるだけでも一苦労でした130728_7.jpg 全体の8割程度が参加したこの遠矢競技、皆さん苦戦する中13点で3名が並び、同点決勝を実施することに。この決勝で感心するばかりだったのは、全員が3本を得点圏内に当てていたこと。2本を的ベースに当てるのが精一杯だった私からすれば、まさに神業です。しかも、ここでS藤さんとS田さんが再度並び、まさかまさかの一本勝負までもつれ込みました。

▼遠矢競技の同点決勝(最初の3名)。奥のお二人(S田さん、S藤さん)がさらに決定戦を演じました130728_8.jpg こうして、全競技は終了し、表彰式へ。栄えある第1回の優勝者は、大阪から参加のS藤さんでした。西日本圏では、もはや優勝・上位の常連という存在で、今回もしブックメーカーがオッズを付けていたとしたら、間違いなく一番人気だったであろう実力者。後半2ラウンドこそ伸び悩んだものの、午前中(4ラウンド)では200点を狙えるほどの高得点で早々に抜け出し、合計192点で見事逃げ切りました。

 準優勝は、京都のU田さん。4ラウンド終了時にはS藤さんと10点だった差を、猛烈に追い込んで190点とあと一歩の所まで詰め寄りました。第3位は188点で大阪のK谷さん。こちらは4点差と逆転可能な折り返しでしたが、S藤さんと同様に伸び悩んでしまいました。そして、第4位は広島のT本さんで186点。昼休みには、「(免除じゃ申し訳ないから)参加費を払ってこないと...」と嘆かれるほどだったものの、底力を見せつけての入賞は、やはりさすがです。

▼優勝のS藤さんをはじめ、入賞された皆さんの表彰風景です。130728_9.jpg と、この表彰で「あれ?4位までが入賞?」と不思議に思われる方もあるでしょうが、これが「桃太郎」の名を冠した大会ならでは。どういうことかというと、「優勝者=桃太郎」は当然として、「準優勝~第4位=桃太郎のお伴の犬・猿・雉」の見立てなのです。よって(?)、準優勝以降の入賞者には、優勝盾などとは別に、桃太郎・S藤さんから「きび団子」が贈呈されるという一幕も。なお、S藤さんは遠矢競技でも優勝され、二冠達成。競技に、桃太郎としてのプレゼンターに、まさにMVP級の大活躍でした。

▼優勝と準優勝の表彰盾および副賞。優勝者には岡山名産・桃が!(桃のプレートは目録です)130728_b.jpg▼こちらは、第3位と第4位の表彰盾。すべてガラス製の特注品です。すごい!130728_c.jpg ちなみに、私の成績は184点で5位タイ。出だしの3ラウンドで29・27・29と、如何ともしがたいほど躓いてしまい、「もう帰りたい...」と考えるほど。残る3ラウンドこそ、33・31・35としてかろうじて上位に滑り込みましたが、納得できる吹き方は殆どできず、気分としては大惨敗です。

 このところ、咥えてから吹くまでの動作がどうにもしっくり来ず、練習での点数もあまり伸びません。前日の支部練習もそんな調子でしたから、非常に不安を抱えての出場でしたが、現状がそのまま出てしまいました。こう書くと、「調子が悪くて184点ならいいのでは?」と思われるかもしれませんが、「悪い状態のまま、たまたま上手い具合に飛んで点数が出ただけ」の、まったく評価に値しない6ラウンドで、今後どうしたものかと頭を抱えているところです。

 と、そんな不甲斐ない成績はさておき、今回も多くの皆さんと交流を持てたことが、一番の収穫になりました。

 先日六段に合格された、T本さんとU吹さんに直接お祝いを伝えられたこと。前日に香川県観音寺市であった体験イベントで、母方の叔母が二人参加した際にお世話になった、香川県協会のK村会長、K田副会長にお礼を伝えられたこと。ネット上で一方的に存じ上げていた皆さん(奈良のI原さん、兵庫のK島さん、岡山のD井さん、熊本のA南さん、S葉さんといった方々)にご挨拶できたこと。その他、既に面識のあった方々を含め、多くの皆さんとお話をする機会が得られました。

 また、I井さんご夫妻をはじめ、大会関係者の皆さまには大変お世話になりました。当日の運営は勿論のこと、賞品や表彰の工夫など、趣向を凝らした楽しい大会でした。こうして大会に参加させていただくことは、すべて参考になりますし、そういった積み重ねがそれぞれにフィードバックされ、個々の技能だけでなく大会運営や普及の向上・発展に繋がっていくものと、確信しています。

 丁度一年後(7月27日)には、第2回大会の開催が決まっているようですので、スケジュールの都合さえつけば、また是非参加させていただきたいと思います。何はともあれ、皆さんお疲れ様でした&ありがとうございました。

▼会場の照度不足を補うべく、各的にはLED照明が取り付けられ、下から照らされました130728_3.jpg▼いわゆる「ベスト3」の皆さん。4位のT本さんも含め、広域支部月例会でもお馴染みの面々です130728_a.jpg



7月27日・焼津の練習

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 早いもので、7月も最後の練習日です。今月は2回ともに、普段の大村公民館ではなくサンライフ焼津を会場としましたが、今日集まったのは何とびっくり、ひとケタの9名でした。その昔、練習会場を閉じようかと何度も考えるほど、細々とやっていた頃を彷彿とさせる人数です。あまりに出足が悪いので、会場を間違って伝えてしまったかと思いましたが、巡り合わせでこういうこともあるのでしょう。

 その分、一人当たりの練習量は存分に取れることになりますので、ある意味、今日参加された皆さんは「得をした」のかもしれません。私も、通常の支部練習では記憶にないほど、たっぷり吹かせていただきました。これでスコアも振るえば言うことないのですが、そうそううまくはいかず...(トホホ)。

 次回は、またいつものように賑やかな練習となるよう、願っております。

130727_1.jpg▼Y田(恵)さんのパーフェクト(8m)。いつもながら力強い吹き筋です130727_2.jpg▼先週に引き続き、Y田(憲)さんが達成(10m)。夏男の襲名ができそうですね130727_3.jpg▼S永(有)さんにもパーフェクト(10m)。初めてNEW矢を使ってみての達成です130727_4.jpg



7月23日・夜間の部

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 浜松で38.1度を記録するなど、県西部を中心にかなりの猛暑だったようですが、静岡はにわか雨が降るなどしてあまり気温も上がらず、暑いながらも幾分吹きやすい環境だったように思います。そんな今回は、普段日曜日に参加されているM月(智)さんも顔を出し、12名での賑やかな練習となりました。

 この日一番のトピックとしては、H原さんが2段に挑戦されたことでしょうか。春先まで3ヶ月ほど病欠されていましたが、すっかり体調も戻ったようで、S野さんに尻を叩かれた(?)こともあり、「受けてみるか」となった次第です。

 カギを握るのは、普段の練習でもややムラっ気のある点数具合。合計すれば十分水準クラスの実力はお持ちなのですが、低いレンジでそれが出てしまうと、ちょっと苦しいところです。結果はというと、その心配が当たってしまい、僅か1点差(149点)で涙を飲みました。

 試験後には、いくつか気になったポイントを、私とS野さんからアドバイスさせていただき、早速修正しながらの練習。身についてしまったクセがあるため、暫くは違和感を持ちながらになるかと思いますが、元々力はありますから、近い内の再チャレンジをお待ちしています。

130723_1.jpg▼S木(保)さん、6mからパーフェクト達成!もしかして、初めてだったでしょうか?130723_2.jpg



7月21日・静岡の練習

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 7月後半の静岡。曇りがちの天候だったこともあり、暑さも一服という感じで、この時季としては比較的吹きやすい回でした(アメダスによれば、この日の静岡の最高気温は27度に届かなかったようです)。だからというわけではないのでしょうが、参加者も20名を超える(21名)大入り。賑やかな練習となりました。

 そんな今回、拍手喝采だったのは、二度のパーフェクトを記録したY田(憲)さんです。一度目には「何年振りかな?」と照れくさそうでしたが、程なく二度目も達成!M野さんによれば、矢の調整についてアドバイスをしたばかりとのことで、早速効果あり!だったのかもしれません。

 また、先月から参加されているM月(好)さんは、嬉しい初パーフェクト。まだまだ数を吹いていない中で達成されるほどですから、今後も何度となく出ることとは思いますが、やはり「初めて」というのは記念にもなり、喜びも大きいでしょうね。

130721_1.jpg▼Y田さん、一度目のパーフェクト。当ページ上での記録としては、丸一年ぶりでした130721_2.jpg▼Y田さん、二度目のパーフェクトは、数十分の間隔で出ました130721_3.jpg▼M月さんの初パーフェクト。大変喜ばれ、ニッコリ笑顔でした130721_4.jpg

 さて、支部練習が終わった後、富士的矢支部の練習会場に向かいました。普段は同じ曜日・時間帯の練習のため、伺うこともないのですが、たまたま自支部の練習が午前中になっていることもあり、出稽古感覚でお邪魔させていただいたものです。

 調べてみると、実に9ヶ月振りの訪問で、お見かけしたことのない方も結構な人数に。それだけ、支部の活動が順調ということでしょうし、多少なりとも設立に関わった者としては、嬉しいものです。

 アドバイスなどの話をする時間も多く、出稽古という字面ほど吹いたわけではないものの、何といっても他支部の活動を見ることは、大変勉強になります。自分の練習自体は惨憺たる有様で、穴があったら入りたいくらいでしたが、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

▼少し前に、的台を一気に10台新調したとのこと。ランタンベースのしっかりした造りでした130721_5.jpg



【注】支部数の情報は、2013/7/18現在で協会公式サイトにて確認できたものです

 過去3年にわたって触れてきた「支部数から見る普及状況」も、早4回目となりました。ある意味「定点観測」といえるでしょうか。47都道府県あれば、必ず47位までの順番はつくものであり、単なる数字遊びに過ぎないのでは?と自問自答する部分もありますが、普及に携わる一人として、状況を知ることは少なからず役立つだろうとの考えから、今年も記しておこうと思います。

 それでは、早速7月時点+過去2年の「支部密集率」、上位・下位10都道府県をご覧ください。毎度のことですが、指標の元となる人口データは、総務省による最新の数字に置き換わっています。そのため、支部数が同じでも密集率に小さな変動が生じている点は、ご理解のほどを。

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 まず、上位10都県については、6~8位で入れ替わりがあった他は、全く同じ顔ぶれとなりました。少なくとも、この調べを始めてから4年間、この傾向が続いています。今年は、ひとつの目安と考える、「10万人当たり1支部」をクリアした県がさらにひとつ増え、6県となったことが大きなトピックでしょうか。

 それ以外に、大きな話題はないように見えますが、実は5月終了時点で10位にいたのは、千葉ではなく佐賀でした。4月に2支部設立されたことで、一時的に逆転していたものの、追い抜かれた千葉も6月、7月と1支部ずつ増え、再逆転。とはいえ、佐賀はもう1支部増えれば7位相当の密集率となりますから、来年の今頃は三度の逆転が起きているかもしれません。

 加えて、今年に入って4支部増え、12位に急上昇してきた岡山の勢いも要注目です。9月には第1回の県大会開催を控え、ますます普及に拍車がかかりそうとなれば、佐賀と共に地殻変動の主役となるかもしれません。

 一方、下位10府県では、昨年から6府県が順位を上げ、内3県はランキングを脱しました。昨年以降を見た場合、8割近くの都道府県で支部が増えていることもあり、支部数が据え置きでは確実に、増加した場合でも人口比によっては、いずれも順位が下がる傾向となっているようです。

 当然、地理的な事情、人口比などは考慮する必要があり、「下位だから云々」ではなく、「多くの地域で普及が進んでいる」ことこそを、数字から読み取るべきでしょう。これは、(残念ながら)下位にランクインしてしまうボーダーライン、38位の密集率推移からも明らかです。

 また、昨年取り上げた、「全支部数における上位10都県の占拠率」も、2011年の72%、2012年の67%から下がり、64%と3分の2を僅かながら割り込むところまできました。これも、普及のすそ野が確実に広がっている、ひとつの証といえそうです。

 なお、こうした考察は、支部の活動地域/空白地域の分布まで把握できれば、より参考になるものと思われます。各支部の正確な活動場所(周辺市町村にも教室がある場合など)を知ることができないため、正確性には欠けてしまいますが、いずれ折を見てこんな感じのマッピングをしてみたいものです。

■2012年 続々・全国の普及具合を支部数から考える
■2011年 続・全国の普及具合を支部数から考える
■2010年 全国の普及具合を支部数から考える



7月13日・焼津の練習と県協会役員会

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 先週の土曜日、焼津も7月最初の練習日を迎えました。今回は、普段の大村公民館が取れなかったため、代替として馴染みの出てきた、サンライフ焼津が会場です。参加者は18名。猛暑の続く毎日ですが、焼津の会場はいずれも空調がしっかり効くため、環境としては快適な練習が約束されています。

 そんな今回の練習では、藤枝の体験会と短期講座を経て支部に入った、K山さんとA浪さんが2級にチャレンジしました。練習からも十分な実力を示していた通り、それぞれ93点と91点という高得点で見事に合格。"藤枝組"の先頭となって、どんどん上を目指していっていただきたいところです。

 さて、私はというと、冒頭で連絡事項をお伝えした後、一路磐田へ向かいました。というのも、東海ブロック大会の反省会を兼ねた、県協会役員会が開かれるからです(ということで、上記試験の結果は報告を受けたものです)。

 役員会では、皆さんから大会に関する細かな反省点・問題点が出ましたが、O場県会長より「(贔屓目かもしれないが)最低でも80点は付けられると思う」との評価があったように、十分合格点の運営だったと思います。今後の課題の多くは、参加者各自(あるいは各支部ごと)のスキルアップで解消できますし、回を重ねるごとにより良い大会になっていくことでしょう。

 会議後は、近くの居酒屋に場所を移しての懇親会。ちょっとした面白い提案があるなど、和やかな雰囲気で親睦を深められたように思います(車で向かったため、お酒を飲めなかったのが残念!)。ブロック大会という大きな行事を抱えていた都合上、県協会としての平成25年度は実質的にここからスタートですが、更に充実した活動となるよう当支部でも頑張っていきたいものです。

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 協会公式サイトでもアナウンスのあった通り、現在伊東市内ではスポーツ吹矢講座が開催中です(7月16日まで毎週火曜日)。これは、伊東市が開催する「伊東市民大学」の中のひとつで、「文化・教養講座1はじめてのスポーツ吹き矢講座」と題されたもの。講師はお馴染みの、師範・T橋先生が担当されています。

 特に詳しい情報を得ているわけではありませんが、ローカル紙・伊豆新聞の報道によれば、多数の抽選漏れが出るほど、応募の多かったことが分かります。また、伊東市議会議員・くすだ一男さんも、自らのホームページ(6/25の日記)で、「講座初日を視察」されたこと、「本当は参加したくて応募したが抽選に外れた」ことを書かれています。

 いずれ、協会会報で何らかのレポートが載るのでしょうが、定員一杯で始まった講座が盛況であろうことは想像に難くありません。伊東市は、スポーツ吹矢館があり、ある意味協会のお膝元。同所を拠点とする伊東瓶山支部を含め、同じ県内ながら特殊な地域といえますが、それは別としても普及のすそ野が広がるのは嬉しいことです。

 さて、こういった行政が何らか関わる体験会・講座は、告知が広く満遍なく行われることもあってか、非常に反応が良い印象があります。例えば、一昨年秋に富士市の公民館で開催された講座では、15名の定員に対して38名の応募がありました。その際の好感触も手伝ってか、講座は毎年継続され、今年は市内3つの公民館で実施され、富士的矢支部のS山支部長ご夫妻が、指導に当たられています。他にも、磐田では複数の公民館で何度となく講座が開かれているようです。

 また、行政はノータッチでも、同様に広報で告知された場合、反響の度合いは小さくありません。3年前の県大会時に併催した体験会では、「多くて20名程度」の予測を大きく超え、50名ほどの参加者を得ました。また、一昨年秋の沼津サークル(当時)の体験会でも、市広報と周辺町内会の回覧板による告知で、30名を大きく超える参加者が集まりました。

 こうして見ると、首都圏などと比べ、まだまだ普及途上の多くの地方において、直接・間接を問わず「行政の力を借りる」ことは、特に有用だと感じます。勿論、そのためには、県内各支部が堅調を維持していることが重要ですから、一足飛びの結果を徒に求めず、引き続き地道な活動に努めたいところです。



7月9日・夜間の部

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 7月前半の夜間。日が出ていない分いくらか和らぐとはいえ、ここ数日の真夏日連発では、「暑いものは暑い!」に変わりありません。TVでお馴染み、気象予報士の森田さんによれば、今年は「千年に一度の猛暑になるかもしれない」とのことですが、そんな暑さにも負けず、集まったのは11名。加えて、M田(静)さんがご友人のS井さんを体験に連れてきてくださり、12名での練習となりました。

 そのS井さん、私は直接体験指導をしませんでしたが、様子を見ている限りではまずまずの吹き筋だったように思います。練習終了時に感想を伺うと、「心を落ち着けて集中して吹くのが難しかった」とのこと。支部員さんの紹介ということで、継続参加のハードルは低いのですが、残念ながらこの後色々と慌ただしく、次に来られるとしたら10月頃だそうです。考えようによっては、会場も涼しくなって吹きやすい時季ですから、ぜひまた足を運んでいただければと思います。

 ところで、暑いといえば悩ましいのが汗。掌もかなり汗ばむため、筒が滑りやすくなります。特に、筒の上げ下ろし時、下ろしきった辺りで指からツルっと外れてしまうこともあり、困りものです。現在使用中の筒はツヤ消しのグラスファイバーのため、通常のものより幾分は滑りにくいのですが、それでも「落とすまい」と挟む指先がプルプル震えることもあり、変なところで緊張感のあるこの頃。こんな悩み、私だけでしょうかね?

130709_1.jpg▼体験中のS井さん。なかなかどうして、基本動作も様になっています130709_2.jpg



7月7日・静岡の練習

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 7月最初の練習日。朝から青空が広がり、気温もグングン上昇。梅雨明けを思わせるような天候でしたが、こうなると空調設備のない静岡会場は、かなりの熱気になります。暑さしのぎにと、9月までの3ヶ月間は午前中としたものの、競技の特性上窓はあまり開けられず、早くも汗を流しながらの練習となりました。

 そんな今回は、18名が参加。じっとしているだけで暑いこともあり、冒頭の吹矢体操は大幅に短縮しました。吹き始める前にバテてしまっても困りますので、時期的な対応としてご容赦いただきたいところです。その後、月前半の恒例、3ラウンドの記録会を実施しましたが、暑さにも負けず好得点の方も多かったように思います。

 そして、記録会後には、こちらも恒例となった広域支部月例会用の残り3ラウンドを、有志で実施。先月から支部の仲間に加わったK林さんも、概要を説明したところ興味を示されたので、そのまま参加していただきました。一定の条件で定期的に記録を付けることは、多くの支部、サークルで行っていることとは思いますが、当支部はたまたま広域月例会の仲間に加わっていますので、プラスアルファの楽しみとして取り組んでいただければ幸いです。

▼焼け石に水かもしれませんが、早くも扇風機がフル稼働です130707_1.jpg▼写真では部屋が暗く見えますが、これは逆光で撮影しているためです130707_2.jpg▼今回のMVPを決めるならば間違いなくT花さん。2連続を含む3回のパーフェクトを達成です(10m)。130707_3.jpg



 6月30日、浜松アリーナ(のメインアリーナ!)で、「第2回スポーツ吹矢東海ブロック大会」が開催されました。東海4県から集まった参加者は、387名(最終エントリーでは400名)と昨年の第1回を若干上回り、静岡県内においても過去最大規模の大会です。

 当日は、協会本部より青柳会長、末広理事、安達普及部委員(東海ブロック担当)とお三方のご臨席を賜り、大会に華を添えていただきました。特に、青柳会長が来静されるのは、県内開催の地方大会では初めてのことで、それだけ東海ブロックの発展が目覚ましい証ともいえそうです。(本部大会では、2010年のフェスティバルが静岡市で行われました)

 競技内容は、男女距離別の5ラウンド個人戦のみ。昨年の第1回では団体戦も実施されましたが、大幅な参加者増加もありえた今回、不確定要素を減らす目的を含め、思い切って割愛としました。その上で、少しでもたくさん吹いていただきたいという思いから、ラウンド数は5と設定。馴染みのない半端な数字ではありますが、苦肉ではなく最善の策を取ったと理解いただきたいところです。

 会場の浜松アリーナは、いわゆる「アリーナクラス」のライブイベントも行われる、県内屈指の広さを誇る体育館。1年前に、17分の1という狭き門(抽選)をくぐり抜け、開催に至りました。的は、全体を3つのエリアに色分けし、赤レーン(15台)と青レーン(15台)を西向きに、橙レーン(23台)を東向きに、それぞれ壁面沿いに設置。全体で53レーン(8巡)での進行としました。

 競技は、上記の通り5ラウンド。練習ラウンドはなく、1ラウンド目に7本吹いて上位5本を取る、比較的ポピュラーな方式です。レーン審判と採点は次競技者が務めるという、これまた地方ではよくあるスタイル。始めて間もない、あるいは大会経験の少ない方も多いため、1ラウンド目には混乱ぶりが伝わってくる得点票の記入例が少なからずあったものの、すぐに慣れていただけたようでした。

 私はというと、その得点票からひたすら入力する作業に従事。専従の2名がそれぞれ男女を担当して負荷軽減を図りましたが、1組分の入力を終える頃に、次の組が競技を終えて得点票を提出しにくる、というサイクルだったため、終始ブースに張り付く結果となりました。そのため、支部員さんの応援や、他支部・他県の方々との交流をする時間は到底得られず、ほぼ画面とにらめっこのまま一日が経過。

 ということで、大会の感想といっても「入力で忙しかった」くらいしか思い浮かばず、気がつけば閉会式といった感じでした。残念ではありましたが、恐らく集計ミスはなかったものと思われますので、最大の目的は果たせたかな、という安堵感の方が強かったかもしれません。

 なお、各部門の結果は、↓の上位成績一覧をご覧ください。第1回大会と比べ、レベルの上がっている部門が多く、すんなり決まった女子10m以外は、全て順位決定戦が実施されるという激戦でもありました。そんな中、当支部勢からは男子10mで優勝者が!すっかり上位常連ののH川さんですが、先日の青柳杯に続き、大きな大会での活躍は見事のひと言です。入賞こそなりませんでしたが、高得点を出した支部員さんも多く、各自奮闘された様子は集計からも感じられました。

 ともあれ、来賓・スタッフ含め400名を超える大会は、事故なく無事に終えることができました。細かな不手際や配慮不足もあったことでしょうが、他県の皆さんには、遠出の甲斐を感じるくらいには楽しんでいただけたのではないかと、そう思っているところです。(自己満足って言わないで~)

 最後に、これだけの大会を周到な準備でやり遂げた、県内各支部の皆さん、特にご当地として負担の大きかった浜松支部の皆さん、きめ細やかな下地を作ってくださった総務、審判、競技の部長以下担当の皆さんには、多大なる感謝を。勿論、参加された全ての皆さん、来賓の皆さん、後援・協賛をいただいた各団体・企業の皆さんも、ありがとうございました。ますます東海ブロックが盛況となることを願って、本稿の〆とさせていただきます。

 来年、岐阜で再会できる日が楽しみです。


130630.gif▼開会宣言は、栗本・三重県会長から130630_01.jpg▼安井・東海ブロック長より開会の挨拶130630_02.jpg▼急遽ご臨席をいただいた、協会本部・青柳会長のご挨拶130630_03.jpg▼来賓のお三方。右から、青柳会長、末広理事、安達普及部委員です
130630_04.jpg▼選手宣誓を務めたのは、地元・浜松支部のI津さん130630_05.jpg▼注意事項に耳を傾ける、参加者の皆さん。すごい人数です130630_06.jpg▼実演も交えた、審判規則についての説明もありました130630_07.jpg▼吹矢体操も、この人数でやると壮観です130630_08.jpg▼競技中の風景(その1)。アリーナ両端に的を設置しました130630_09.jpg▼競技中の風景(その2)。レーン審判は次競技者が務めるというお馴染みの方式です130630_10.jpg▼競技中の風景(その3)。今回は、原則として同じ吹き順は同距離の選手でまとめました130630_11.jpg▼競技中の風景(その4)。130cm専用レーンも設置しています130630_12.jpg▼記録ブースは本部席の横。男女別に入力しましたが、終始パソコンとにらめっこでした130630_14.jpg▼各部門上位入賞の皆さん。男女とも、左側から6m、8m、10mです130630_15.jpg▼基本動作奨励賞の皆さん(左)と当日賞の皆さん(右上下)130630_16.jpg▼普及部委員の安達先生より、最後に講評をいただきました130630_17.jpg▼閉会宣言は、高井・岐阜県会長から。来年のブロック大会は岐阜で開催予定です130630_18.jpg

※写真は全て、競技部長兼当日のカメラマンだったB大さん撮影によるものです。


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