藤枝サークル 熱海サークル Aライセンス試験対策直前講座 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

Aライセンス試験対策直前講座

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 この日・月と、伊東のスポーツ吹矢館で開催された「Aライセンス試験対策直前講座」に、夫婦で参加してきました。文字通り、今月末に実施されるAライセンス試験に向けた合宿講座で、今回受験資格のない(最短で来夏)我々は本来対象外なのですが、基本動作の再整備がされるなど、ルール面でも少なからず変更の入ったタイミングでもあり、勉強のために参加させていただいたものです。

 今回、お盆期間と重なっていて、全く時間が読めなかったため、自宅を出たのはいつもより相当に早い7時半。時期が時期だけに、どこかで混むだろうと思いましたが、殆ど渋滞らしい渋滞もなく、拍子抜けするほどスムーズ。10時前には、伊東に到着してしまいました。

 さすがにスポーツ吹矢館へ向かうには早すぎますので、知人に教えてもらっていた、地元で大人気の喫茶店「スイートハウスわかば」で、早めの昼食を摂ることに。サンドイッチなど食べた〆には、一番人気のソフトクリームを盛り込んだ「ソフトプリン」を選んでみました。これが、ビックリするほど滑らかで美味しい!ソフトクリームだけのテイクアウトもできますので、スポーツ吹矢館にお泊まりの際は、ぜひご賞味ください(決して回し者ではありません)。

▼手作り感あふれる素朴なプリンとのコラボレーションは格別です♪130811_c.jpg その後、まだまだ余った時間をどうするかと商店街をプラプラ歩いていたところ、夏のイベント情報が入ったポスターを発見。実は、前日まで夏の一大イベント「按針祭」が盛大に開かれていたのですが、その周辺イベントとして、港で自衛隊の装甲車と掃海艇が一般公開されていることを知りました。近いし、珍しいしで、早速向かうは伊東港。

 到着すると、それは岸壁にありました。展示されていたのは、「クーガー」という愛称の96式装輪装甲車と、すがしま型掃海艇「つのしま」。それぞれ、内部の見学もでき、日頃は滅多と見ることもないため、非常に貴重な機会でしたが、何しろ暑い!長時間いたわけではないものの、喫茶店で涼んだのはどこへやら、すっかり汗をかいてしまいました。

▼96式装輪装甲車「クーガー」。狭い車内には10名が乗り込めるそうです130811_a.jpg▼すがしま型掃海艇「つのしま」。横須賀基地から来たとのこと。艦橋まで見ることができました130811_b.jpg さて、そうこうしているうち、時刻も12時を回ろうかという頃。集合の13時にはまだ早いですが、これ以上ウロウロしていても仕方ありませんので、スポーツ吹矢館へ移動することにしました。到着すると、既にお一人、先客がお見えでしたが、少し待っていると次々に他の参加者、そして先生も集ってきます。講座開始は13時半だったものの、早々に全員が揃ったこともあり、定刻を待たずしてスタートすることとなりました。

 今回の講師は、S賀審査部長とY田教育部長のお二人。対する受講者は、全部で12名。多くは首都圏からお越しでしたが、遠くは長野から参加された方もいらっしゃいました。また、皆さん吹矢歴が長いベテランの上、六段がお二人、全日本選手権覇者がお一人含まれており、講座の内容と相まって、否が応でも緊張感が高まります。

 講座は、夕食休憩を挟んで、実技・採点講習、座学、参考ビデオ鑑賞など、21時過ぎまで盛り沢山でした。実技講習では、お二人の先生から、基本動作に厳しいチェックが入り、我々は勿論のこと、錚々たる面々の多くにも細かな指導が。そもそも、全員上級公認指導員ですから、それぞれ「正しい」と思う動作で吹いているはずですが、主観と客観のずれは少なからずあるようで、「人に見てもらう」ことの大切さを改めて感じました。

 座学では、試験でよく出る(と思われる)あるいは、面接でよく訊かれる(と思われる)項目についての確認や、一流アスリートの実例などから心構えについて学ぶ時間も。そして、講座の最後には、以前NHK BSで放送された「SAMURAI SPIRIT 弓道」のビデオを全員で鑑賞しました。

 これは、元々海外向けに制作されたもので、日本の武道と武士道精神を掘り下げる8回シリーズ。「弓道」は第1回で、格闘家(極真空手)のニコラス・ペタスが、初体験となる弓道を通じて、「無心」とは何かを探っていく、という内容です。

 番組では、学生から八段まで様々な弓道家が出てきましたが、中でも圧巻だったのは石川武夫範士八段(番組当時・現在は九段)が、漆黒の闇の中で的を見事に射貫く瞬間でした。

 石川さんによれば、「当てる弓ではなく、当たる弓を引く」ことが大事であり、「当てようと欲するものではない」とのこと。番組後半では、同じく範士八段の佐久間剛さんが射る際の脳波を測定し、矢を放つ瞬間でさえ穏やかで乱れることのない、まさに「当てようと欲しない=無心」の測定結果が披露されてもいました。

 徒に武道性や精神性を強調するつもりもないのですが、こうした部分はスポーツ吹矢でも少なからず通じそうです。勿論、競技となればより高得点を目指さなければならず、必ずしも中心に当てる必要のない弓道とは簡単に比較できないものの、「当たるべくして当たる吹矢」はきっとあるのだろうと感じましたし、非常に示唆に富むよい番組を観ることができました。

 そんなこんなで、講習本編は無事に終了。残った時間(就寝前と、翌朝のチェックアウト前まで)は、自由練習に充てられましたが、講習の影響や上級者に囲まれているということもあってか、ほどよい緊張感で吹けたように思います。また、合間合間には皆さんから様々な話を伺うこともでき、終始楽しい時間を過ごすことができました。

 何はともあれ、充実した講座を担当された両先生と、受講された皆さん、スポーツ吹矢館の皆さんには大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げるとともに、間近に迫ったAライセンス試験での、皆さんの合格を心より祈念しております。

▼基本動作の実技講習中。ピンと張り詰めた空気が流れていました130811_1.jpg▼翌朝も5時半頃(!)から研修室で練習する姿が。さすがに皆さん熱心です130811_2.jpg▼8,000円の講座用に準備された夕食(松花堂風)。これでも十分な質と量で、かなりお得感があります130811_3.jpg



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