藤枝サークル 熱海サークル 的台の再製作 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

的台の再製作

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 当支部で練習時に使用している的台は、室内物干しスタンドをベースとした自作のものです。2年ちょっと前に製作してから、静岡・焼津の両会場でそれぞれ使ってきました。スタンドそのものの出来が非常によく、取り回しもしやすいため、重宝してきたのですが、さすがに2年も経つとくたびれます。特に、静岡会場に置いてあるものは、焼津と比べて単純に使用頻度が倍ということもあり、全体的な歪みが目立つようになってきました。

 そこで、まずは静岡会場分として7台を、新たに製作・リプレースしました。それがこちらです。

newdai1.jpg 一見すると、従来のものと同じように見えますが、変更点がいくつかあります。

 ひとつは、ベースとなる三脚スタンド。ご存知の方も大勢いらっしゃるように、これは室内物干しスタンドを流用したものです。ただ、以前使っていた、大手ホームセンター・カインズホームのPB商品(型番STM−8118/1,480円)は、残念なことにディスコン(廃盤)となってしまいました。今春藤枝で開催した短期講座用に、代替商品(SPH2-78206/980円)で5台試作したこともありますが、いかにも安っぽく、三脚部分の精度も甘め。正直、価格の安さ以外にこれといった「押し」がありません。

 色々と探し回り、どうしたものかと思っていたところ、つい先日、県内他支部の方から「殆ど同じものが、(大手家具インテリアチェーンの)ニトリにあるよ。10円高いけど」と教えていただきました。早速、近くの店舗で購入したところ、確かに瓜二つ。恐らく、OEM供給元が同じなのでしょう。ということで、三脚については無事解決となりました。

 ふたつめの変更点は、プラ段を使ったパネルの固定方法。スタンドのポールに、矢崎化工のイレクター部品「J-46」を使ってはめ込むのは同じですが、J-46とプラ段の固定を、ネジ留めではなく両面テープ(スコッチ 超強力両面テープ[粗面素材用])による接着としました。また、プラ段の反り防止として、木板を介する一工夫も。こちらの接着も両面テープで行うことにより、穴開け加工を廃しています。

newdai3.jpg さらには、パネルの位置(高さ)固定のためのストッパーを、ゴムシート巻きから、リング状のイレクター部品「J-131 S」に変えました。これまでゴムシートが破損したことはありませんが、プラ材を使うことで、よりカッチリと固定ができるようになったと思います。

newdai4.jpg 的を設置するパネル表面では、左右のぶらつきを抑えるガイド(枠)を、敢えて省きました。冒頭に書いた通り、長く使うとスタンド自体のがたつきが避けられないため、的そのものの自由度を確保することで、常に的の傾きを調整できるようにしたわけです。ただ、しまりが悪いことは悪いので、磁石かマジックテープで簡易的に固定できるようにしようかとも考えています。

newdai2.jpg ということで、前回製作時より材料費は増えていますが、それでも1台あたりのコストは2,500円を切る程度に収まっています。精度や耐久性では及びませんが、公認用具の的台に比べ、圧倒的に安価であることが、こうした自作スタンドのメリットでしょう。(当然、製作の手間はかかりますが)

 ビックサクセスでも、通常の的台に比べて安い「ワンタッチ的スタンド」を販売してはいるものの、それでもまだまだ高価(8,925円)で、公式大会では使えないという制約もあります。筒や矢といった個人の持ち物以外では、的に次いで需要の高い用具ですから、より安価かつ手軽に扱える新商品の開発を望みたいところです。5,000円以下で実現すれば、かなりのベストセラーになると思うんですが...。



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