先週の土曜日、東京・銀座の本部教室で実施された、六段昇段試験に挑んできました。今年の1月に受験資格認定(2)に合格してから約9ヶ月。初挑戦組は10月が固定らしく、6月の試験は受けられませんでしたから、「待たされた」という気持ちと「いよいよ」という気持ちとが絡み合って迎えた当日です。
指定された集合時間は13:15、試験は13:30から始まりました。同じ回の受験者は、私の他に1名の計2名。一方、レーンの両サイドには、採点担当のO形先生とS賀先生、基本動作チェック担当のT橋先生、立会人としてI狩副会長とO部事務局長、そして試験進行担当としてY田先生がズラリと居並び、否が応でも緊張感が高まります。
まず、練習ラウンド。ここでは、全体的に右方向にずれる形での29点でした。練習で調子が良いと得てして本番が...のパターンは(心理的にも)避けたかったですし、吹き筋自体には特段の不安を感じることもありませんでしたから、これはいい意味でのほどほどさ加減です。
そして、いよいよ本番の6ラウンドが始まりました。段取りは通常の昇段試験と同様でしたが、両サイドから先生方が注視しているという、他にはない状況もあり、緊張に次ぐ緊張。ラウンド間には、掌の汗を必死で拭うだけでインターバルが終わるという繰り返しでした。そんな6ラウンドの結果は、次の通り。
◎第1ラウンド 7・7・7・7・5=33
◎第2ラウンド 7・7・7・5・5=31
◎第3ラウンド 7・7・7・5・5=31
◎第4ラウンド 7・7・7・5・5=31
◎第5ラウンド 7・7・5・5・5=29
◎第6ラウンド 7・7・7・7・5=33 合計188点
出だしこそ貯金を作れましたが、その後は31点が続き、5ラウンド目の「出してはいけない」29点でついにイーブン。最終6ラウンド目は、「31を出せばいい」というよりも、「31点を出さなければならない」というプレッシャーを感じる羽目になってしまいました。それでも、三段以上の試験で(記憶の限り)初めて3点を出さずに吹き終えることができ、最後はそれが効いたのでしょうか。6ラウンド目が終わった直後は、へなへな~としゃがみ込んでしまいましたが、それだけ緊張していたのだろうと思います。
また、ラウンド終了後の講評と、その後の面接時には、各先生方より過分な評価と激励(と、改善点の指摘)をいただきました。中でも、支部設立前から折に触れ大変お世話になってきたT橋先生からいただいた、「二年くらい前から概ね基本動作はできていたが、何かが足りない状態だった。それが今日は、吹矢に取り組む姿勢や気持ちまで感じられ、良い基本動作だったと思う」との言葉には、涙が出そうなほど嬉しかったです。
今回の六段まで、本当に運良く、全ての昇段試験を一度も落ちることなく終えることはできましたが、それは裏を返せば吹矢歴が浅いということにも繋がります。あらゆる面で足りない部分は多く、今後はそれを埋めていきながら、「あれで本当に六段?」との声が上がらないよう、自己を高めていかなければなりません。ゴールではなく、あくまでスタート。自ら望んだものとはいえ、非常に重い荷物を背負ったことを忘れずにいたいと思います。
最後になりますが、試験当日審査にあたられた先生方と、これまで様々にご指導くださった諸先生、応援してくださった支部の皆さん、吹矢を通じて知り合った県内外全ての皆さんに感謝申し上げますとともに、今後とも改めてよろしくお願い申し上げます。
【オマケ】
試験後にいただいた的です。1月の試験と比べると、刺さりの低さに多少改善が見られるものの、結局あまり変わっていないような...。今回の試験で自分にガッカリした点でもあります。まだまだ、道は遙か遠く、と思わざるを得ませんね。
6段合格おめでとうございます。
これからは追われる立場となりますが、静岡県代表としての、ますますのご活躍をご期待申し上げます。
てらださん、ありがとうございます。
幸いにも合格はしましたが、あくまで段位だけのことで、まだまだ多くの方を追いかける立場には変わりありません。中身が伴うよう、頑張っていきたいと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
六段合格おめでとうございます。
一緒に受験された茅ヶ崎の、I川さん、I野さんは友人ですぐに合格したと電話が有りました。
翌日の20日、私もAライセンスに挑戦し、お蔭様で合格致しました。
楽しくなければ吹矢じゃない、本当ですね。
これからも頑張って下さい。
おめでうございました。
吹矢のおじさん様、ありがとうございます。
そして、Aライセンス合格おめでとうございます!
実技も学科もバッチリの高得点だったようですね。
日々ご多忙の中、なかなか真似できることではないと、
ブログを拝見して感服しました。
私が受験するのは来夏の見込みですが、後に続けるよう
頑張っていきたいと思います。