藤枝サークル 熱海サークル 全国の普及具合を支部数から考える(その5) - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

全国の普及具合を支部数から考える(その5)

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【注】支部数の情報は、2014/7/15時点で協会公式サイトにて確認できたものです

 定点観測シリーズとして5回目となる、「支部数から見る普及状況」です。毎回述べているように、この項は「○○県は多いから云々、◎◎県は少ないから云々」と、各都道府県を上げ下げするのが目的ではありません。全国の普及状況を数値化し、そこから何かが読み取れないか、という試みであることをご理解いただければ幸いです。

 それでは、お馴染み(?)「支部密集率」の上位・下位各10都道府県をご覧ください。いつものように、人口データも最新の数値で置き換えていますので、密集率の(数値上の)価値は前年と100%イコールではありませんが、せいぜい誤差レベルですから、問題はないはずです。

top10_2014.gif まず上位10都県から。一見して分かるのは、共に1年で6支部ずつ増加した和歌山と鹿児島が、初めてランクインしていることでしょう。過去4回、小さな順位の上下以外には入れ替わりのなかったトップ10(神7ならぬ神10)ですが、東京と千葉がそれぞれ12位と14位に後退、大きな地殻変動が起きました。

 ランク外では、昨年12位の岡山が4支部増えて11位に入っているのが目を惹きます。また、11位だった佐賀は1つ増えたものの、その勢いを上回る県が多かったことから、順位としては2つ下がって13位。昨年「もう1支部増えれば7位相当」と書いたことを考えると、上位の伸び率が全体的に大きいことが窺えます。

 一方の下位では、6支部が誕生して倍増以上の規模となった岐阜が、大きく順位を上げて(24位)姿を消しました。代わりに入ってしまったのは、支部を2つ減らした長崎。様々事情はあるのだろうと思いますが、これまで支部数減でここまで順位を落とした例はないだけに、逆の意味で目を惹いてしまいました。

 支部を増やした都道府県が順位を上げる。至極当たり前のことなのですが、上位と下位を比べた場合、明確に違いが顕れています。例えば、今年(2014年)だけで見ても、上位10県で26支部が誕生したのに比べ、下位10府県では僅か1。前者が6.5%増、後者は1.9%増と、差が広がる一方であることが分かります。下位を20府県にまで広げても、増加率は同じく1.9%でコンマ以下の違いしかありません。

 当然、伸び悩んでいる地域には、色々な面で理由があることでしょう。地元のご努力だけでは如何ともしがたい部分もあることと思いますが、下位10府県中、大阪以外は今年度の強化地域に指定されていますし、今後も様々な対策が実施されることと思いますから、来年は上位だけでなく下位にも大きな(良い意味での)地殻変動が起こることを期待しています。

■2013年 続々々・全国の普及具合を支部数から考える
■2012年 続々・全国の普及具合を支部数から考える
■2011年 続・全国の普及具合を支部数から考える
■2010年 全国の普及具合を支部数から考える

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