藤枝サークル 熱海サークル 第2回 桃太郎の國 倉敷10m戦 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

第2回 桃太郎の國 倉敷10m戦

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 27日、岡山市の岡山武道館で開催された、「第2回 桃太郎の國 倉敷10m戦」に夫婦で出場してきました。昨年も出場したこの大会、地方大会としてはまだ稀な「10mのみ」の6ラウンド戦ですが、腕に覚えがあれば二段以下でも参加できるという、特別なルールで行われます。今回は、中国・四国地方を中心に17都府県から89名が参加、そのうち初段・二段は10名でした。

▼さすがご当地!岡山駅東口の桃太郎像(東京で言えばハチ公?)と、かわいい桃太郎が乗ったポスト140727_01.jpg 東京からでも日帰りが可能なように、今年の受付時間は10時半までとゆっくりめ。そのため、静岡からも始発のひかりで間に合う時間だったものの、あまり忙しないのもどうかと思い、岡山には前日入りしました。昨年はとっぷり日も暮れてからの到着で、ホテルに直行するのみでしたが、今年は支部練習を早退させてもらい、明るいうちに到着。先に岡山入りしていた、ダーツ1010支部のU原さんと合流し、地元の居酒屋で軽く一杯と洒落こむ時間も取れました。

▼会場は岡山武道館。岡山における武道・格闘技の聖地のようです140727_00.jpg しっかり前祝い(?)も済ませ、翌朝武道館へと向かいます。9時半頃に会場入りすると、既に設営は完了し、参加者も少しずつ集まってきていました。競技フロアを一見して気付いたのは、矢を吹く向き。前回、ステージ方向に設置されていたレーンが、今回は時計回りに90度変わっていました。これは、出入り口(下の写真で8時の方向、椅子の背もたれ側)との位置関係から、競技者の邪魔にならないため、とのこと。実際、競技フロアに入ると、正面奥に向かって吹いていることになり、人の流れもスムーズです。

▼レーン数は昨年と同じく15。ただし、矢を吹く方角が90度変わりました140727_02.jpg 受け付けが終了し、全参加者が揃ったところで、全体の記念撮影。スタッフの皆さん含め、昨年を上回る人数ですから、上手く収まるように位置調整が大変そうでしたが、大柄な方が後ろに行くなど譲り合いの精神(?)で、無事に撮ることができました。その後、開会式を挟んでいよいよ競技開始です。

▼開会式前の記念撮影(直前)の様子。90名ともなると立ち位置の調整も一苦労です140727_03.jpg 昨年同様、レーン数は15。1レーン当たり6名が割り振られ、六段、Aライセンス保持者、昨年優勝者は中央(とその隣り)に集められました。私も、六段ということで中央のレーン、しかも1組目で否が応でも緊張します。競技は昨年と同様で、2ラウンドを続けて吹き、次の方と交替する形式。一旦吹き終えると、次の順番まで小一時間は空くことから、昼休みは敢えて設定せず、空き時間(3・4ラウンド目と5・6ラウンド目の間)に昼食を摂るというスケジュールになっていました。

▼競技中の様子その1。一部を除き、大半が三段以上ということもあり、進行はスムーズです140727_04.jpg 参加者の大半が三段以上、しかも大会慣れしている方が多いこともあり、競技は至ってスムーズに進みます。昨年、大幅に予定が繰り上がったことを踏まえ、遠方から参加しやすい開始時間が可能になった今回ですが、それでもなお順調すぎる進行から、途中で急きょ10分ほど休憩を設けるほどでした。

▼競技中の様子その2。会場内は空調が良く効き、快適な競技環境でした140727_05.jpg と、競技する側からすれば非常に吹きやすい環境だったわけですが、私の成績はというと見事な大惨敗。最初の2ラウンドこそ33・31という結構な出だしだったものの、吹いている感覚が全くしっくりきません。そのうちに、吸えない・吹けない状況に陥り、3ラウンド以降27・27・25・25という低空飛行、170点にも届かない168点で終了となりました。

 今回は六段の特典として、参加料なしでの出場だったことを考えると、まさに「穴があったら入りたい」ほど情けない成績です。31点どころか、29点をクリアしたラウンドが僅か2つでは、どうしようもありません。実は夫婦揃って同点だったのですが、1ラウンド目こそ「あらら」の21点でスタートした以外、五段という段位なりのラウンドを重ねた妻の方が、よほど実のある内容だったように思います。

 今月下旬に控えたAライセンス試験を思うと、不安というよりも「受ける資格あるの?」と問い掛けたいレベルですが、基本的なところを徹底的に見直し、何とか間に合わせるほかありません。自分に対する戒めとなればよいのですが...。

▼優勝~第四位までの盾と賞品、特別賞。この盾のデザインは素晴らしいですね140727_06.jpg そんな体たらくだったため、15m(×2ラウンド)の遠矢競技も「エントリしなければよかった」と後悔の嵐。とはいえ、参加しないという選択肢はありません。ところが、こちらは意外なほど当たります。皆さん、「なんでそんなに点数出せるの?」という状況だったため、順位としては真ん中以下にしか過ぎませんが、個人的にはこの日一番「ホッ」とする内容だったのが救いとなりました。

▼競技中の様子その3。15mの遠矢競技中の様子。去年よりは幾分マシな成績でした140727_07.jpg さて、そんな情けない成績はさておき、全競技がつつがなく終了し表彰式に移ります。栄えある優勝者は、先日青柳杯で初出場・初優勝を飾ったばかりのS藤さん(大阪府)。本大会の連覇を飾りました。スコアは、唯一の190点台となる194点。ご本人曰く、「(青柳杯を優勝したので)最低でも190は出さないと、と思っていた」そうですが、そのプレッシャーをものともせず、当たり前のように優勝するメンタルと、それを可能とする確かな技術は、まさに日本一の実力といえるでしょう。

 そして、188点の2位は、茨城から参加のT田さん。昨年は意外なほど奮わない成績でしたが、夜行バスで移動という強行スケジュールだったと聞けば、それも納得です。今年は、万全を期し新幹線で岡山入りされての見事なリベンジ。最年少六段の名に相応しい入賞となりました。青柳杯の後、「必死に練習した」とのことですが、しっかり調子を上げてきた臨戦過程は、やはりさすがのひと言です。

 3位と4位は186点の同点決勝で、3位にK田さん(兵庫河西支部)が、4位にT村さん(牟礼支部)が、入りました。昨年もそうだったように、この大会は4位までがいわゆる表彰台。大会実行委員長のI井さんからそれぞれに表彰が行われた後、「桃太郎」のS藤さんからも、2位~4位の「犬・猿・雉」にきび団子が手渡されました。

▼見事二連覇を飾ったS藤さん。盾を掲げるポーズも最早お手のものですね140727_08.jpg そして、今年は正式競技となった、15mの遠矢部門では、D井さん(岡山御津支部)が、2ラウンド58点という驚異的な成績で優勝されました。どうして10m戦よりも平均点が良いのか...と訊くのはさすがに野暮というものですが、吹き筋の正確さが一層求められる遠矢での好成績は、実力の証左といえそうです。

▼遠矢競技優勝のD井さん。ぱっと見では逆に思えますが、右側の方です140727_09.jpg  実は、10m連覇のS藤さんは、遠矢でも同様の連覇を狙っていて、事前にもしっかり練習をしてきたとのことでしたが、こちらでは残念ながら3位(52点)に終わりました。いずれにしても、31点で一息つける私とは、随分とレベルの違う話には違いありません(トホホ)。

▼左から、S藤さん、T田さん、K田さん、T村さん、D井さんです140727_10.jpg ところで、今回の大会には西日本の府県会長も多く参加されていましたが、表彰後には愛媛県会長のH浦さんと香川県会長のK村さんから、それぞれの県での大会PRが行われました。

 特に、えひめスポーツ吹矢選手権大会は、6ラウンドを2回吹き、成績の良い方で優劣を競うという、独特のルール。会場の傍らには、いつでも(試合中でも)吹くことのできる練習レーンも設置されるそうです。春にも同様の大会を開催されていて、その時の様子は松山支部のブログで見ることができます。興味を惹かれた方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

▼愛媛県会長・H浦さんから、6ラウンド×2で実施されるえひめスポーツ吹矢選手権大会のご案内が140727_11.jpg▼香川県会長・K村さんからは、香川県大会のご案内がありました140727_12.jpg 大会が無事終わった後は、場所を移しての懇親会です。岡山駅近くのお店で16時半スタートいうこともあり、中締めまでゆっくりとすることができました。人数が人数のため、一部の方としかお話しできなかったことが残念ではありましたが、「本当に吹矢が好きなんだなぁ」という皆さんとの歓談は、大変嬉しく意義深いものだったように思います。

▼大会は無事終了。このあと、場所を移してお楽しみの懇親会です140727_13.jpg▼懇親会中の様子。皆さん席を移動しつつ、吹矢談議に花を咲かせていました140727_14.jpg▼大阪が誇る二枚看板、S藤さんとK谷さん(中央二人)。K登さん、見切れてゴメンナサイ!140727_15.jpg 成績としては非常に悔いの残る結果にはなりましたが、今年も大変素晴らしい大会に参加させていただき、感謝感謝です。大会実行委員長のI井さんご夫妻始め、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。また、お集まりになった各地の皆さんもお疲れ様でした。また来年、同じ時期に岡山で再会できることを願いつつ、本稿の〆とさせていただきます。

▼悔しさと情けなさと楽しさをお土産に、岡山を後にしました。また来年!140727_16.jpg



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