当サイトにおける「定点観測シリーズ」のひとつ、全国高等専修学校体育大会。その第24回大会が、去る7月28日~30日の3日間にわたって行われ、スポーツ吹矢部門も実施されました。競技の仲間入りをしてから丁度10年目、過去9年間の団体戦では、1年目と8年目に武蔵野東技能高等専修学校が、それ以外の7回を大竹高等専修学校が制してきましたが、今年はどうだったでしょうか。
気になる結果は、こちら(http://www.ksksk.jp/taikai/2014.htm)。
ご覧いただければお分かりの通り、生蘭高等専修学校が初の団体戦優勝を飾りました。さらには、武蔵野東が個人戦でも2位であること、大竹の生徒ブログでは残念ながらスポーツ吹矢の報告がないことから、個人戦でも優勝し、二冠に輝いたものと推測されます。
以前にも触れた通り、ここに参加する学校は非常に少数。二年前の時点でも、僅か3校でした。過去の実績から「絶対王者」と形容してきた大竹ですら、クラブ紹介を見る限り、大会前にメンバーを募る程度の力の入れ具合ですし、大会の写真からも、語弊を承知でいえば「体験会の最後にスコアを付けてみた」レベルであることが窺えます。
それでも、競技人口が極めて少ない年齢層を対象に、少数とはいえ毎年競技会が開かれている意味は、決して小さくありません。厳密な意味での継続性はないのかもしれませんが、恒常的なクラブ活動化や、参加校数の拡大などに、ぜひ繋げていただきたいものです。協会も青少年への普及拡大に力を入れ始めたところですし、いつかはハタチ前後の皆さんによる全国競技会が開かれる...なんてことになれば面白いのではないでしょうか。
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