先月、大阪で受験してきたAライセンス認定試験ですが、幸いにして8日に合格通知が届きました。これで、所定の手続きを経て正式に認定されれば、五段(六段受験資格認定含む)までの審査権限が得られることになります。
このAライセンス合格は、年初に設定した「今年最大の目標」でした。その後、思いがけず教育部推進委員を仰せつかり、五段まで審査できる立場にはなりましたが、与えられたものと、自ら得たものとでは、やはり手応えというか、感覚が異なります。
権限を持っているのにわざわざ試験を受けなくても、という考え方もあるでしょう。例えば、試験のために費やす時間があれば、普及活動や自らの知識・技能の向上に有効活用できる、と見ることだってできるわけです。実際、今回の受験では、支部の定例練習を休ませていただきましたが、そこで指導を必要とした支部員さんがいたかもしれません。
それでも、長い目で見た場合に、役職といった立場に左右されない資格がある強みは、県内の普及や今後の活動で確実に活きてくるはず。そしてそれ以前に、制度化された試験に挑戦すること、その結果を背負うことは、自らを高めていく糧になると考えます。これは段位も同様で、自分でも物好きだなぁと思わないでもありませんが...。
何はともあれ、これで段位・ライセンスともに、現行制度下で「一番良い器」を得ることができました。それだけでも望外ですが、今後はそこに相応しい中身で満たしていかなければなりません。今は、「柿右衛門の椀にサッポロ一番を容れている」ようなものですから(サッポロ一番も美味しいんですけれども)。
昨秋、六段に合格した際、「ゴールではなく、あくまでスタート」と書きましたが、実際にはまだスタートしていなかったのでしょう。ここを改めてのスタートとして、これから永くスポーツ吹矢を楽しみ、関わっていければと思います。
最後になりますが、試験でお世話になった先生方に改めて感謝申し上げるとともに、受験にあたり様々な形で励まし応援してくださった皆さんにも感謝申し上げます。ありがとうございました。
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