遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。昨年も、多くの方々にご協力・ご参加いただきながら、支部活動を行うことができました。改めて感謝申し上げますとともに、本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
さて、毎年この時期には「今年の目標」めいたものを書いています。昨年に関しては、(1)Aライセンス合格、(2)藤枝と熱海でサークル設立、という二本立てでした。結果、いずれも達成され、ホッとすると同時に嬉しく思っています。
Aライセンスについては、その後に教育部の推進委員を拝命したことで、試験の成否に関わらず五段位までの審査権を保持できる状況での受験となったものの、逆に大きなプレッシャも感じました。思うところは、こちらのエントリでつらつらと綴りましたが、宝の持ち腐れとならないよう、より活かしていきたい(利用していただきたい)ところです。また、看板倒れとならぬよう、一層の技量向上に励んでいければと考えています。
もうひとつの、藤枝と熱海については、いずれも年度替わり頃を境に、サークルとしての活動が正式に始まりました。前者の藤枝は、途中で体験会を実施した効果もあってメンバーも増え、大変活発な活動となっています。また、後者の熱海は、出席率がなかなか安定しないことが課題とはいえ、基礎的なメンバーは5名以上、また県内外からのゲスト参加もチラホラとあり、定着までもう一息というところまできました。
このように、スポーツ吹矢を楽しむという点では、それぞれ特段の支障はないほどの活動ができています。昇級・昇段に積極的にチャレンジする方も多く、頼もしい限りですが、全体的な普及という観点、また皆さんの今後を考えても、今年はぜひ次のステップを視野に入れていただければ、とも思います。
一方、3年近くお邪魔してきた川根本町では、待望の公認指導員が誕生したことで、ひとまずお役御免となりました。まだまだサポートが必要な面はありますが、より地元の事情に合わせた活動がしやすい体制が整いましたから、4年目を迎える今年、一層の飛躍を期待しています。入れ替わる形で始まった松崎町でも、西伊豆地域の拠点となるよう、スポーツ吹矢の輪を広げていきたいところです。
活動の核である支部においては、とにかく参加される皆さんが笑顔で一年楽しめることが一番でしょうか。その上で、各自の目標達成を目指していただきたいと思います。昨年も書いたように、具体的な点数や結果だけが全てではありません。健康法という大原則を考えても、「長く続けて(楽しんで)いくモチベーション」は必要でしょうし、それは周りからの押しつけではなく、自分で見つけることが理想的なはずです。そのためのお手伝いはいくらでもしますでの、ぜひ主体性を持って参加していただければ幸いです。
個人的には、試験的なものを全てクリアしてしまいましたから、あまり具体的なことは掲げられませんが、まずは上記「一層の技量向上」を目指していくことになるでしょう。その上で、出場する大会・競技会で、昨年以上の結果を残すことができれば、と思います。あとは、もう少しでも「自分のために楽しむ時間」を持つことができれば言うことありません。
今回は、O田さんが11月の二級に続いて、一級試験にチャレンジ。都合で12月をお休みしていたこともあり、動作はまだまだ難が多いのですが、結果としては105点で見事合格されました。ご本人も「私、せっかちだから」と仰る通り、吹き急ぎという表現以上に全体の動作が早く、初段を受けるのならばそこに改善が見られてからかな、という気がします。
これはO田さんに限った話ではなく、初心者や、長くやっていても点数ばかりを気にするような方にありがちなのですが、基本動作を「手順」程度に認識している(=決まっているからやっている)ケースがまま見られます。動作そのものを習得途上の初心者ならば致し方ない点もあれ、ベテランがそうだと、後から入ってくる方に悪影響を与えかねません。
そういう意味では、初心者の内に、その意義も含めてしっかりと習得していただけるよう、指導者も気を配らなければならないでしょう。最初からくどくどと細かく伝えるのも程度問題ではありますが、せっかく縁あって「スポーツ吹矢」を始めていただけたのであれば、そのポイントは踏まえたいものです。
▼さすがに20名を超えると、待機場所の混雑振りも目立ちます▼今回から正式に参加のTくんも、一生懸命吹いていましたよ
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