藤枝サークル 熱海サークル 第3回桃太郎の國スポーツ吹矢大会 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

第3回桃太郎の國スポーツ吹矢大会

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▼大会前夜、岡山駅前の桃太郎は何を見通していたのでしょうか?150726_01.jpg 26日、すっかり7月末の恒例行事になった感のある、「第3回桃太郎の國スポーツ吹矢大会」に参加してきました。全国的にも珍しい「10m個人戦のみ」の競技会として始まった本大会ですが、過去2年の6ラウンド戦+遠矢という内容から、今年は12ラウンド戦へとレギュレーションが変更。それに伴い、定員を75名に絞ったところ、募集開始から僅か10日余りで満員御礼となり、キャンセル待ちが20名以上になったそうです。

 幸いにして、案内のメールをいただいた当日中に申し込んで、無事3年連続の出場が叶いましたが、後日送られてきたエントリリストを見てビックリ。東は茨城から西は熊本まで、六段11名、Aライセンス4名と、実に15名もの「参加費免除」対象者が揃っているではありませんか!

 この大会では、高いレベルの競技(基本動作)を参加者に見てもらうべく、六段およびAライセンス保持者(+前回優勝者)は中央のレーンへと意図的に集められ、特典(?)として参加費が免除されることになっています。私も運良く、昨年からその対象にはなっていますが、思い出すのも恥ずかしい大惨敗で、穴があったら入りたいほどでした。

 勿論、段位や資格があるからといって、必ずしも好成績を残せるわけではありません。とはいえ、現状で「それより上がない」看板を背負っているのは事実であり、普段の練習を含め、常に相応の責任と自覚が求められることも、理解しているつもりです。せめて昨年よりはマシな成績を...とは思っていたものの、豪華な顔ぶれを見てしまうと、その意気込みも萎むような感覚に襲われました。

▼会場の岡山武道館。緑に囲まれ、建物が見えないのもいつも通り150726_02.jpg そんなわけで、緊張しながら迎えた大会当日。会場入りすると、既に昨年同様のセッティングが済まされており、参加者が続々と集まり始めました。馴染みの顔、初めての顔、和やかな中にも皆さん気合い十分のように見えたのは、気のせいだけではなかったでしょう。

▼開会式は、I井さんによる簡単な進行の説明のみ。記念撮影を済ますと、即競技開始です150726_03.jpg▼帰宅後にI井さんから届いた集合写真。送っていただきありがとうございました2015okayama.jpg さて、短い開会式の後は、早速競技が始まります。12ラウンド戦ということで、いわば6ラウンド戦×2というイメージではありますが、実際には3ラウンドずつで競技者が交替するという流れでした。つまり、3ラウンド×4、ということになります。試矢は、最初の1ラウンド目前に一度だけ。試合慣れした高段者揃いだけあり、今回も大変スムーズな進行だったように思います。

▼競技エリア全景。レーン数は昨年同様ですが、待機エリアの椅子は台数が大幅に増えていました150726_05.jpg それぞれの3ラウンドが終わる度、本部席後方に貼り出された集計表へ逐一得点が記入されるため、皆さんの途中経過も知ることができましたが、気になるようで気にならない(している余裕もない)のが正直なところだったかもしれません。

 そんな中でも、前半の6ラウンドは点数的にまずまず破綻のない192点。昨年までのように、これで終わっていれば念願の楯ゲットとなったのですが、まだ半分残っています。キーポイントと目していたのは、昼食を挟んでからの3ラウンド(7~9ラウンド目)。しかし、ここで落とし穴がありました。

▼競技中の静粛を求めるポスター。I井家の愛犬・ゆずちゃんのイラストがかわいいですね150726_06.jpg こうした試合の時などには、当日の食物摂取を極力控えるといった対策を取っているのですが、暑かったこともあり、この休憩中に多めの水分を摂ってしまいました。それが、スポーツ吹矢の健康効果のひとつ、「腸の動きが活発になる」と相まったのか、尾籠な話で恐縮ですが、このタイミングで下腹部に力を入れづらい状況になってしまったのです。

 7・8ラウンド目こそ、何とか誤魔化せはしましたが、9ラウンド目には悪影響が一気に現れ、大きく外れる3点が2本も出て、ラウンドスコアは最悪の23点。3ラウンド続けて吹くという競技方式も運が悪かったとはいえ、先ほども書いた通り、対策を取りきれなかった自分が悪いので致し方ありません。それでも、後にも先にも崩れたのはここだけでしたから、後悔先に立たずのラウンドとなりました。

 100点台を出せればあるいは、と臨んだ最後の3ラウンドでも挽回しきれず、後半の6ラウンドは六段合格ラインにも届かない182点。12ラウンド合計の入賞ラインを、最低でも380点辺りと踏んでいましたが、合計は374点に留まり、この時点で望み薄ではありました。

▼いつもながら見事な出来映えの表彰盾。210点達成者用の「プレミアム桃」目録も用意されていました150726_07.jpg 最終組の最終ラウンドまで、特段のトラブルもなく競技は順調に終了し、集計作業から表彰式へ。過去2年、大阪のS藤さんが連覇していましたが、今年の優勝は、同じく大阪から参加された、最年少六段のS水さん!前後半ともに192点、合計384点で新たな桃太郎の誕生です。

 そして、いわゆる入賞、本大会ではお供の「犬・猿・雉」にあたる、2位~4位は、順に熊本のK志さん(382点)、茨城のW井さん(381点)、広島のT本さん(380点)と、予想通りに全員380点台での表彰となりました。また、お供の皆さんには、桃太郎・S水さんからきび団子が手渡されるという、恒例のひと幕もありました。

▼今年の桃太郎・S水さんと、お供(入賞)の皆さんの表彰風景。おめでとうございます!150726_08.jpg▼今年の桃太郎ご一行様と、青鬼・赤鬼(男女各1名を抽選)の皆さんです150726_09.jpg ここで入賞者を改めて振り返ると、4名全員が六段であることに気付きます。10位タイまで6名、15位タイまでだと7名の六段が上位に食い込み、まさに面目躍如。冒頭でも触れたように、大会で段位や資格が順位に直結するとは限りませんが、六段(とAライセンス保持者)に一定の敬意を払う大会のスタイルと対象者の活躍、少なくとも今回に関しては関連性があるように感じました。

▼15位までの上位成績。名前の色付きは、六段の皆さんですmomotarou2015.gif そして、大会が終わった後には、駅前の居酒屋に場所を移し、50名以上が参加しての賑やかな懇親会が開かれました。あちこちで熱い吹矢談議に花が咲き、あっという間にお開きの時間。こうした懇親会では、なるべく多くの方と話をしたいと思いつつ、一旦話が始まるとどうしても根を下ろしてしまい、今回も話ができず終いの方々ばかりになってしまったのは、最大の反省点だったかもしれません。

▼中にはこちらの方が本番の方も(?)。お楽しみの懇親会も盛大に行われました150726_10.jpg▼昨年を10名以上上回る参加者で、懇親会場は最後まで大賑わいでした150726_11.jpg なお、来年の大会は、高校総体が開かれる都合上、いつもの時期に会場が確保できないため、1月末での開催を予定しているとのこと。次回、どのようなレギュレーションになるかは分かりませんが、ますます人気の大会になることが予想されますので、ご案内をいただいたら即申し込もうと思います。

 最後になりますが、きめ細やかな心遣いで主催されたI井さんご夫妻をはじめ、サポートにあたられた倉敷中央支部の皆さん、岡山の皆さんには、今年も大変お世話になりました。厚く御礼申し上げますとともに、次回もよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

▼最後に、前日訪れた倉敷美観地区の写真を何枚か。右手の建物は大原美術館です150726_12.jpg▼穏やかな流れの倉敷川。左手の塀は有隣荘(大原家別邸)150726_13.jpg▼人力車を利用している観光客も大勢いました150726_14.jpg▼丁度、倉敷の夏祭りと重なっていたためか、大変な人手でした150726_15.jpg▼ちなみに、大会当日朝のNHK「うまいッ!」では、今が旬の「岡山の白桃」が紹介されていました150726_16.jpg

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