11月12日、「第4回スポーツ吹矢全日本選手権大会」が、東京の墨田区総合体育館で開催されました。当支部からは、10m男子に私、8m男子にS藤さんの2名がエントリしましたが、S藤さんは、6月の東海ブロック大会での優勝後、クラスをステップアップしての選手権初参加です。
当日は、欠席者を除く961名もの方々が全国から集まり、新設されたG8部門(80歳以上の方々のクラス)を含む5部門で、これも今年から採用された6ラウンドの予選を戦いました。
決勝ラウンドに進めるのは、各部門上位3名まで。前回のエントリで予測したように、10m男子は198点がカットラインと見込まれました。その余りに高い目標を前に、「自分がその点数を出す」イメージをどうしても持てなかったからでしょうか、意外なほど緊張を感じなかった一方で、何とも煮え切らない低空飛行の結果となってしまいました。
終わってみれば、3点以下がないにも関わらず、29・29・31・31・29・33の182点。こうした大会での最低目標である、31点平均にも届かない、惨敗というほかない成績です。現役世代である以上、絶対的な練習量の不足は仕方ありませんが、その中でどうしていくのが最適解か、改めて見直していくしかないのでしょう。
一方のS藤さんも、1,000名規模の大会に緊張されたのか、思うようにスコアを伸ばせず、上位進出はなりませんでした。それでも、観客席で近い場所にいた、県内外の皆さんと少なからず交流をすることができ、結果だけではない「お土産」を持ち帰ることができたのではないかと思います。
大会全体の感想としては、審判部をはじめとする多数の専従スタッフのご尽力で、システマチックにスムーズな運営が実現していました。ただ、予選6ラウンドが終わり、各部門の上位3名を発表するまでの部分においては、非常にもたついた印象も残りました。
同様のことは、7月の青柳杯でも感じましたが、同点の1本勝負を廃してまで導入した、スコアの内容(パーフェクトの数、6ラウンド目の差など)で優劣を判定する新ルールが、想定したであろう成果を挙げていないようです。結果として、1本勝負をするのと大差ない時間がかかっており、改善が望ましいところです。
それはともかくとしても、これだけの大きな大会を事故なく運営された、協会の皆さん、スタッフの皆さんには、この場を借りて御礼申し上げます。次回以降も、盛会となることを、いち参加者としても願っております。
▼毎度お馴染み、東京スカイツリーです。何度見ても、高いなぁと感心してしまいます▼こちらもすっかりお馴染みの、墨田区総合体育館です▼今回も、中央で背中合わせに計100レーンが設置され、10順での競技となりました▼レーン審判、審判補助、スコアカード回収と役割分担も整然としていました▼新設されたG8部門上位の皆さん。年齢を感じさせない、お見事な成績でした▼女子8m部門上位の皆さん。予選から僅差の接戦でした▼8m男子部門上位の皆さん。全員6ラウンド200点台というハイレベルでした▼10m女子部門上位の皆さん。優勝のW邊さんは昨年の青柳杯以来の本部大会優勝です▼男子10m部門上位の皆さん。昨年に続き、神奈川県勢が優勝を飾りました▼決勝ラウンド最高点のW邊さんが日野原賞も獲得されました
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