藤枝サークル 熱海サークル 本部主催大会の拡充について - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

本部主催大会の拡充について

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 2019年度のいわゆる本部大会について、協会HPの会員専用ページで概要が文書で公開されました(専用ページのためリンクは張れません)。これによると、2019年度には以下の大会が開催されるとのことです。

1.6月27日(木) 全日本スポーツウエルネス吹矢団体選手権大会《新設》
2.6月28日(金) スポーツウエルネス吹矢青柳杯大会《一部変更》
3.11月6日(水) 全日本スポーツウエルネス吹矢選手権大会《出場資格等変更》
4.11月7日(木) 全国スポーツウエルネス吹矢オープン大会《新設》

 この他、8月にジュニア競技会、10月に障がい者大会も例年通り開かれるようですが、上記文書には記載がないため、ここでは触れずにおきます。この中での大きなトピックとしては、団体選手権とオープン大会が新設されることが挙げられるでしょうか。

 かつて、「全国大会」「フェスティバル」といった大会で行われていた団体戦ですが、気がつけば本部大会では実施されなくなっていました(参加人数の増加など諸事情が合ったと思われます)。それが、単独の大会として復活するとは、なかなかの驚きです。「6m・8m・10m各クラスに最低1名以上の計5名」で編成された100チームによる競技だそうですが、以前のように「5人で1本ずつ1ラウンドを吹いていく」のではなく、「それぞれが6ラウンドを吹き、5人分の得点を合計する」とのこと。

 単純に考えて、殆どのチームが6m3名、8m・10m各1名(場合によっては8mを3名)で編成するでしょうから、上位20チームを決める予選は、合計1,000点前後のハイレベルでの争いになりそうです。

 20チームの決勝ラウンドでは、キャプテン(10m)の基本動作点も加味されるということですが、ここには若干の心配が。というのも、20名が直接優劣を競うのに、審査員も20名(組)配置されることが想像されるだけに、一定の水準・レンジで審査できるのかが非常に気がかりです。

 過去の選手権や青柳杯ですら、正直に言って基本動作審査に対する疑問は少なくありませんでした。本来、採点競技は「同じ審査員が全ての選手を採点する」ことで公平性を保つのが常識的な考えです。審査員の能力を疑うわけではなく、公平性が担保されない競技方式がここでも採用されたことに、疑問を禁じ得ません。

 もう一つの新設大会「オープン大会」は、選手権大会の「公募枠」を800名に拡大して独立させたものといえそうです。一方の「選手権大会」は、選抜枠のみの大会となり定員は300名とのこと。競技人口の拡大に対する対応としては、十分すぎるものと感じます。ただし、選抜枠の決定プロセスについては「ちょっとどうなの?」と思う部分があり、これについては長くなりますので別のエントリに譲ることとします。

 さらに、「青柳杯大会」は決勝の形式が変わりました。これまでのトーナメント戦が廃止され、予選上位8名が基本動作審査込みの1ラウンド勝負を行うそうです。予選の結果が持ち越されないことには変わりありませんが、トーナメントに時として見られた「下剋上感」がなくなるのは、少々寂しいような気もします。

 また、ここでも8名が一斉に吹くため、団体選手権ほどではないにしても審査の公平性が十分担保されるのか、同様の疑問を感じます。審査員の当たり外れで云々とならないよう、ぜひ周到な準備をお願いしたいところです。

 いずれにせよ、「スポーツウエルネス吹矢元年」として、本部大会も新たなステージに入っていくことになります。今まで以上に熱い戦いが繰り広げられることを期待したいと思います。

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