先日問い合わせをいただいた県東部某市の自治会へ、昨日お邪魔して体験会を開いてきました。自治会内は250世帯ほどいらっしゃるそうですが、呼びかけに応じて集まったのは概ね60〜70歳くらいの7〜8名ほどの皆さん。それでも、会場となった自治会館の広さを考えると、丁度いい人数だったように思います。
手順としては、吹矢式呼吸法がどう健康に関わるかを簡単に説明し、後は体験タイム。一応は基本動作も解説しましたが、気を取られ過ぎても混乱するだろうということで、「鼻から大きく息を吸って腹から一気に吹く」という点にだけ気を付けていただき、全体の動作にはあまり拘らないで吹いていただきました。
息が抜けたり「短く強く」がなかなか出来ず的手前で失速という方もいらっしゃいましたが、最初からビシッといい音で矢の刺さる方もおり、少人数とはいえ皆さんの個性が出ていたように思います。以前「すろーらいふ」の取材体験で吹いていかれたKさんもそうでしたが、特に事細かな手ほどきをしなくても、何となくフォームも決まり点数もいい、いわば「素で吹矢に向いている(向いていそうな)」方というのは、結構な確率でいるものなのでしょうね。
時間的なことと、あまり沢山やっても疲れるということで、一人当たり2ラウンドを吹いていただいたところで体験会はお開きに。それでも、「あー、楽しかった」「いいスポーツがあるものね」という声もあり、少なからずスポーツ吹矢の魅力というものは感じていただけたようです。
自治会で実際に取り入れるかどうかは、今後また皆さんで話し合うとのことでしたが、今回問い合わせを下さった自治会長さんはスポーツ吹矢に非常に興味を持たれており(協会公認書の「スポーツ吹矢入門」も購入されて読んでいらしたほどです)、是非とも地域スポーツとして根付かせていただければ嬉ばしい限りです。
ちなみに、今回の体験会は自分にとって初めての「出張指導」でした。東部地区に支部が一つもなく、「最寄り」の支部ということで協会から声がかかった形ですが、来月取得予定の公認指導員という立場になった際には、こうした機会があるいは増えていくのかもしれません。自分の知識も経験も、まだまだ「人に教える」というレベルに充分には達していないようには思いますが、貴重な経験をさせていただいた一日ではありました。
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