[2019.1.31 update]
5mから10m先の的に向かって矢を吹き、得点の高さを競うスポーツです。
激しい動きもなく、老若男女が誰でも手軽に始められますが、ゆっくりお腹で息をする「腹式呼吸」と日常生活で行っている「胸式呼吸」の2つの呼吸法を使う「吹矢式呼吸」により、ゲーム感覚で楽しみながら心身共に鍛えることが出来ます。
1ラウンドは「3分以内に5本の矢を吹く」と定められており、競技においては規定のラウンド数をこなし、その合計点で優劣を競います。的は中心の白い部分(最も中心にある黒い小さな部分を含む)が7点、その外側の赤い部分が5点、その外側の白い部分が3点、さらに外側の黒い部分が1点です。
なお、以前は外側の黒い部分は0点でしたが、平成20年7月1日付の競技規則改訂により改められました。これより前にカルチャー教室等でスポーツウエルネス吹矢の経験がある方は、ご注意下さい。
具体的な吹き方・基本動作の詳細は、日本スポーツウエルネス吹矢協会のホームページで見ることが出来ます。
健康にもいいの?
一見すると激しさのないスポーツですが、腹筋を強く使う「吹矢式呼吸」は意外な運動量。体験していただくと、10本20本と吹くうちに「体がポカポカしてきた」「じんわり汗が出てきた」「お腹がなんだか痛くなった」といった声もよくあがるほど。その他、息を深く吸って吐くという一連の動作は、カラダの隅々に様々な効果を及ぼします。
・息を大きく吸い込むから......胸筋が強化!
・思い切り息を吐き出すから......腹筋も強化!
・深く呼吸をするから......体の隅々までリフレッシュ!
・血液の循環もよくなって......内臓も活性化!
・命中率を高めようとするから......集中力アップ!
・命中すればもちろん爽快......ストレス解消!
勿論、医療行為ではなくあくまでスポーツですから個人個人で異なりますが、多くの方が「静かなエクササイズ」と呼ばれるスポーツウエルネス吹矢の健康への好影響を感じていらっしゃるのも事実です。
その他、健康との関わりについては、日本スポーツウエルネス吹矢協会のホームページで見ることが出来ます。
どんな道具を使うの?
全長120cm・内径13mmで、材質はカーボンやグラスファイバーなど。連結無しの1本筒の他、持ち運びに便利な3連結のジョイント式もあります、また、口でくわえる部分にはマウスピースを付けて使用します。
■矢
全長20cm、材質はビニールフィルム(先端部は金属)です。
■的と的シール
発泡ポリエチレン製の的ベースに、半径3cm刻みの同心円がプリントされた的シールを貼り付けて使いますが、最近では白い発泡ポリエチレン素材に直接同心円を印刷した的を使うケースが増えています。
■その他
的に刺さった矢を抜くための木製の矢抜き、吹いた息で湿った筒内を掃除するパイプクリーナー、首から提げる矢入れホルダー、筒を立て掛けるスタンドなどを使います。それぞれ、日本スポーツウエルネス吹矢協会の公認用具取扱店「ワールドフキヤラボ」または「ビックサクセス」で購入することが出来ます。
→ワールドフキヤラボ(https://www.wfl.jp/)
→ビックサクセス(http://www.big-success.jp/)
※筒、矢、的については、公認用具以外の使用は認められていません
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