去る7月26日から29日にかけて、「第20回全国高等専修学校体育大会」が山梨県で開催されました。これは、その名の通り高等専修学校を対象としたスポーツ大会で、いわば「高等専修学校版インターハイ」とも呼べるものです。
何故この大会を取り上げるかというと、実は競技種目にスポーツ吹矢があるからなんですね。こちらを見る限り、平成17年の第15回大会から取り入れられているようですが、よくよくチェックすると、初年度(第15回大会)こそ武蔵野東技能高等専修学校が優勝しているものの、翌第16回大会から昨年までは、大竹高等専修学校の四連覇となっているのが分かります。
この大竹高等専修学校の奮闘振りは、一昨年@niftyのデイリーポータルZで「青春、吹き矢甲子園」と題して紹介されています。もしかしたら協会本部の会報でも以前に触れられたことがあるかもしれませんが、私自身は昨年上記記事を見て、初めてそうした学生のスポーツ吹矢大会があることを知りました。と同時に、昨年時点で四連覇していることも知ったのですが、今年はどうなるのかを密かに気にしてもいました。
そして(個人的に)注目の今年度。高等専修学校協会のサイトでは予定も含め全く情報がなく、「まさか打ち切りになってしまったのでは...」とちょっと心配していましたが、どうやら無事開催されたようで、何と何と無敵の五連覇を達成したことが分かりました!(7/31の記事を参照)
大会の参加校は全部で20数校、その全てがスポーツ吹矢に選手を出しているわけでもないでしょうから、語弊があるのを承知で高校野球に例えると、「青柳杯=全国大会」「高等専修学校大会=島根県大会」くらいのイメージかもしれません。とはいえ、強豪校が毎年必ず甲子園に行けるわけではないように、スポーツ吹矢も上手だからといって確実に大会で成績を出せる保証はないのです。
そう考えると、「勝って当然」という周囲からのプレッシャーもあるだろう中で、きちんと優勝という結果を残した学生さんたちは、本当に素晴らしいとしか言いようがありません。距離やラウンド数、得点といった詳細は分かりませんが、協会の全国大会に出ても好勝負ができるのでは...とも思えます。(もしかしたら既に出場しているのかも?)
今は高等専修学校だけですが、ゆくゆくは中学・高校あるいは大学でもクラブが増えて、それぞれの全国大会が開かれるようになったら。そんなことを考えると、何だか楽しいですよね。
スポーツ吹矢に高等専修学校大会があるんですね。
長野の松商学園で先生をやっている友人が、新しいクラブ活動を探していたので、教えてあげようかな。
>海浜幕張支部長さん
大学のサークル活動など、学校ごとに取り入れている話は聞いたことがありますが、同一のカテゴリで大会を開き競い合うというのは高等専修学校だけかもしれません。
もし、松商学園ほどメジャーな学校で「スポーツ吹矢部」が始動したら、結構話題になりそうですね。