去る10月13日と19日の2回行われた、今年度後半の六段認定試験で、計3名の方々が実技をクリアし、面接を経て新六段に認定されました。誠におめでとうございます。
今回合格されたのは、茨城県のN尻さん、M本さんと、神奈川のT馬さん。茨城のお二人はいずれも石岡支部(N尻さんは支部長)で、六段第1号のK池さん(初代支部長)に続き、同一支部で3名の六段が在籍するという、大変な快挙となりました。また、T馬さんは神奈川県勢として初めての六段認定。平成15年入会というベテランとのことです。
そして、この認定により六段の合計はついにふた桁、12名となりました。ちなみに、認定者の居住地(所属支部とは異なる例もありますが)の内訳としては、茨城5名、千葉2名、東京2名、京都2名、神奈川1名。全国随一と言っていいスポーツ吹矢強豪県の茨城が突出しているのはさすがですが、競技人口を考えれば京都の2名も特筆モノでしょう。
さて、この結果、今年度は前半と合わせ7名の新六段が誕生しました(65名受験中)。昨年度は3名(45名受験中)でしたから、この2年で10名が六段になったことになります。2007年3月に初の六段認定試験が行われ(K池さんは、この時に合格)て以降、4年間で僅か2名。一昨年度は32名の受験で1名も合格しなかった「狭き門」でしたが、まさに急増と呼んでもいい状況です。
この最大の要因は、やはり年1回だった受験機会が、年2回(日数でいえば4回)に拡大されたことにあるでしょう。一人が年度内に受けられるのは1回で変わりありませんが、ある程度自分の都合と調子に合わせて日を選べる影響は、決して小さくないと思います。また、およそ半年ごとに受験日が巡ってくることで、単純に受験者の増加もあったはずです。
勿論、今年が10.8%、昨年が6.7%という合格率を考えれば、依然として「狭き門」であることに何ら変わりはありません。ただ、この傾向が続くようなら、来年度は単年で10名以上が六段に認定される可能性もありえます。願わくば、その中に自分も滑り込めれば言うことありませんが、来年の話は鬼に笑われますし、その前に六段受験資格認定の2回目をクリアしなければなりませんので、まずは着実にステップを昇っていければと考えているところです。
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