今月2回目の藤枝サークルです。前回から広々とした会場設定になりましたが、この日も皆さん快調に練習をされていました。そこで好調な様子だったK藤さんは、練習後半で二度目の初段試験にチャレンジ。審査する側の私は、内心「今回は大丈夫だろう」と感じていたのですが、結果は残念ながら不合格。
その大きな理由は、矢の状態にありました。本番4ラウンドの前に、何本か矢を予備と入れ替えているシーンを目にしたのですが、どうやらここで交換した中に、1本筒に合わなくなっているものが混じっていたようなのです。2ラウンド目の1本が、「スポンッ」といった破裂音のような音と共に、力なく失速して的に届かず、更に3ラウンド目にも(恐らくは同じ矢が)同様に失速。これで明らかにリズムが崩れ、挽回できないまま試験は終了してしまいました。
練習中であれば、矢の調整を試みるなり、ひとまず避けておくようアドバイスをするなりできたのですが、試験中ではそれもできません。せめて、開始前に「その矢、大丈夫ですか?」と声をかけられれば...と思いつつ、練習でそうした様子が見られなかったことから、そこまで頭が回りませんでした。
終了後にチェックしたところ、どの矢がおかしな飛び方をしたかまでは分かなかったものの、1ケース・10本の太さが、少々まちまち(それも太め)になっていたことが判明。少し前に一度調整している矢ではありましたが、こういうこともあるのだと、私自身際確認する機会となりました。
K藤さん自身の実力は間違いありませんから、次回受験時には試験前に通過テストを行っていただくなどし、三度目の正直となるよう、フォローできればと考えています。
▼前回のMさんに続き、Tさんにも9mで初のパーフェクトが!▼会場裏手の水田では、稲の苗が順調に育っている様子が窺えました
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