藤枝サークル 熱海サークル 第5回青柳杯大会 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

第5回青柳杯大会

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 去る11月1日、「第5回青柳杯大会」に支部員・H川さんと2人で初めて参加してきました。会場は、多くのメジャースポーツが全国レベルの大会を開催する、東京体育館・メインアリーナ。まさか、選手として足を踏み入れることがあるとは、吹矢を始める前には思いもしなかった場所です。

▼東京体育館正面。逆光で建物全体が上手く取れなかったのが残念。
111101_1.jpg 受付時間は9時半でしたが、我々が到着したのは8時半過ぎ。それでも、会場前には続々と参加者が集まりはじめ、結果的に時間を繰り上げて受付が始まりました。

 1,000名を超えた6月の全国大会・フェスティバルと比べ、今回は400名強と少ない人数です。とはいっても、競技ゾーンはあまり変わらない数の的台が背中合わせで並べられ、やはり壮観な眺め。腕に覚えのある三段以上限定の大会ということもあり、会場には独特の緊張感が漂っていたように思います。

▼アリーナ全景。3枚の写真をパノラマ風に繋げてみました。
111101_2.jpg 吹矢体操、開会式と滞りなく済むと、早速試合開始です。私は2順目、H川さんは1順目ということで、観客席に戻る間もなくそのまま競技モードへ。この大会、各レーン6名ずつの少人数で、待機→競技→観客席に戻る→待機(以下同順)のサイクルが少々せわしない気もしましたが、全体の進行もあり致し方ないところでしょうか。

▼競技風景。当たり前ですが、全員横一線から吹いています。
111101_3.jpg さて、肝心の競技内容ですが、私はというとこのところ絶不調モード。10mで集中して吹く時間が殆ど取れず、10月の練習量は恐らく過去最低だったように思います。忙しさを言い訳にするのも嫌なものですが、正直とても目標を大きく掲げられるような状態ではありませんでした。

 ということで、今回自分に課したハードルは、「五段合格相当の174点」という非常に控えめなものに。調子云々は別として、とにかく丁寧に吹くことを心掛けることにしました。しかし、そんな弱気な目標が悪かったのか、1ラウンド目の2本目に何と何との1点が出てしまい、最悪の27点スタート。このところ、息が抜けるように弱い時があるのですが、その悪いクセが本番でも再現された恰好です。

 そんな出だしで始まった6ラウンドは、

 ◎1ラウンド目...27点(7・7・7・5・1) ◎4ラウンド目...31点(7・7・7・7・3)
 ◎2ラウンド目...31点(7・7・7・5・5) ◎5ラウンド目...29点(7・7・7・5・3)
 ◎3ラウンド目...31点(7・7・7・5・5) ◎6ラウンド目...29点(7・7・7・7・1)

で178点という、至って「段位なり」の結果となりました。30本中20本が7点という部分だけを取り出せば悪くはないのですが、最後の6ラウンド目でまたもや1点へ刺さってしまったように、戦前の心配がそのまま出た、不安定な不満の残る内容です。

 以前は1点に刺さることなどまず考えられなかったので、恐らくは練習量不足が影響していると思われますが、そう決めつけてしまうのも危険ですし、これを機会に基本動作の総点検から再スタートしてみようと思います。いずれにせよ、まだまだ未熟ということですね...。

▼全員が一斉に採点に向かうところ。
111101_4.jpg と、そんな振るわなかった私はさておき、予選全体では想定された通りの好成績が続出しました。特に、男子では先日の香川県大会に続いて、トップのスコアが200点の大台に達するという快挙! また、190点以上も男女合わせて7名と、一昨年の4名、昨年の5名から順調に増加しました。

 ちなみに、今回から男女別となり、それぞれ予選通過が8名という狭き門になりましたが、そのカットラインは男子が188点、女子は180点(いずれもトーナメント進出のための同点決勝あり)。男子は昨年のベスト8相当が188点ですから同レベル、女子は昨年の女子8位178点を上回るスコアが求められたことになります。

▼決勝トーナメント準々決勝。左が男子、右が女子です。
111101_5.jpg その決勝トーナメントは、櫓が上に行くにつれてギャラリーも増え、男女横一線に並んでの決勝戦では、写真の通り黒山の人だかりとなりました。男子は、予選トップ200点を叩き出した昨年の全国大会(8m)の覇者・Y田さんと、一昨年の準優勝者で3年連続決勝進出のS田さん、女子は、今年の全国大会でも優勝し女子最強と呼んでも過言ではないO越さんと、昨年の青柳杯でベスト16相当の点数を出し基本動作奨励賞を獲得したS本さん、それぞれの一騎打ち。

▼男女が並んでの決勝戦。ギャラリーの数がものすごいことに。
111101_6.jpg それぞれ申し分のない実績を持つ方々の対戦は、女子が一回でO越さんに軍配が上がった一方で、男子は同点の末の一本勝負に。内心では、個人的に面識あるS田さんの悲願達成に期待していましたが(Y田さん、ごめんなさい)、僅かの差でY田さんが勝者となりました。

▼男子決勝はお互い譲らず、1本勝負に持ち込まれました。
111101_7.jpg このY田さん、何でも吹矢歴2年で6月に三段に昇段したばかりという、まさに「超新星」。6ラウンド200点というのもタダゴトではなく、来年の連覇も十分視界に入っているといえそうです。勿論、歴戦の猛者が簡単に許すはずもありませんから、ますます予選から厳しい戦いとなることでしょう。個人的にも、その一角に入れるよう精進したいところですが、道はなかなか険しそうです(トホホ)。

▼男女それぞれの表彰シーン。皆さん晴れやかな表情です。
111101_8.jpg▼決勝トーナメントのボードはこのようになっていました。
111101_9.jpg また、基本動作奨励賞には男女それぞれ2名ずつが選出されました。特に男子は、京都のS田さんに山梨のS田さんと、それぞれの府県会長が選ばれており、各府県協会にとっても嬉しいニュースではなかったでしょうか。

▼基本動作奨励賞を受賞された4名。取材カメラの後ろから。
111101_10.jpg なお、表彰式の最後には、先日六段試験に見事合格されたS田さんと、今回初めてハワイ総支部から3名参加された内のお一人で、大会前日に本部教室で1回目の六段資格認定試験に合格されたT中・Eさんに、それぞれ青柳会長から認定証が手渡される一幕もありました。

▼S田さんに六段認定証、T中・Eさんには六段資格(1)認定証が会長から手渡されました。
111101_11.jpg 初参加の青柳杯は、6月の全国大会と同様のホロ苦い結果にはなりましたが、いずれも最低限の目標(五段合格相当=平均29点以上)はクリアできましたので、来年へのステップにしていきたいものです。

 最後になりましたが、準備期間を含めて大会運営に携わられた協会・スタッフの皆さんに、この場を借りてお礼申し上げます。

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