藤枝サークル 熱海サークル 第6回青柳杯大会 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

第6回青柳杯大会

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 7月5日、墨田区総合体育館メインアリーナで開催された「第6回青柳杯大会」に、支部員H川(光)さん、S野さんと3人で参加してきました。この会場は、昨年9月の東京東総支部大会で訪れていますが、その時はサブアリーナでしたから、メインアリーナでの競技は初めてとなります。

 受付のため、会場に入ってすぐに感じたのは、「うーん、狭いなぁ」ということでした。こういった全国規模の大会に出るのは三度目ですが、くまがやドーム(2012年・全国大会)、東京体育館(2012年・青柳杯)がいずれも3,200㎡クラスだったのと比較して、こちらの面積はおよそ3分の2。その分レーン数も56(14レーン×4区画)と、こぢんまりとした設営になっていました。

 また、当初予定していた定員(400名)を増枠して500名とした結果、1レーン当たりの人数も多くなり、昨年6巡だったものが今回は9巡と、かなりギリギリで調整した感が。そのしわ寄せ(?)はスケジュールにも反映され、全国・地方問わず、昼食休憩を挟んで半分ずつのラウンド消化が一般的なところ、午前2ラウンド・午後4ラウンドという変則的なスタイルとなりました。競技そのものへの影響は殆どないのでしょうが、感覚的に「あれっ」と思った部分です。

 定刻になり、競技者がアリーナに集まったところで、吹矢体操→開会式と進みます。開会式では、6月の認定試験で誕生した4名の新六段が順に紹介され、青柳会長より認定証が手渡されました。その中のお一人、史上最年少で六段となったT田さんは選手宣誓も務められ、声高らかに健闘を誓いました。

 そして、いよいよ競技開始。過去の大会がどのようになっていたか分かりませんが、今回は基本的に会員番号順で吹き順が割り振られていたようで、若い番号(つまりベテラン・重鎮)ほど先に競技をすることになっていました。私は5巡目でしたから、参加者全体で丁度真ん中当たりの会員歴だったようです。

120705_1.jpg 大会での私は、1ラウンド目でスタートダッシュに失敗するケースが目立ちますが、今回はそれなりに場慣れしてきたからか緊張感はあまりなく、比較的普通に吹けたように思います。とはいえ、やはりどこかフワフワしていたのも事実で、点数こそ31点とまずまずでしたが、矢のまとまり具合は決していいと言えませんでした。続く2ラウンド目も、いいのか悪いのか判別できないまま吹き終わり31点。

 ここまで点数的には及第点でしたが、昼休憩を挟んでリズムが狂いがちな3ラウンド目は、普段通り(?)「やっちゃった」感のある27点と大失速。実は、ラウンドに入る前、某先生から基本動作についてとあるポイントの指摘を受け、それがこのところずっと解消できずにいた点だったため、競技中も過剰に気になってしまいました。

120705_2.jpg 勿論、元はといえば私の基本動作に難があるからこそで、誰のせいでもないのですが、「今日は今日」でうまく割り切れなかったことが一番悔やまれます。そのまま、4ラウンド目も若干引きずったか散らばり気味の29点。上がりの2ラウンドこそ、遅まきながらエンジンがかかって33点・31点とまとめられましたが、合計182点と「箸にも棒にも引っかからない」そこそこの点数に留まり、今年の青柳杯は終戦となりました。

 ◎1ラウンド目...31点(7・7・7・5・5) ◎4ラウンド目...29点(7・7・5・5・5)
 ◎2ラウンド目...31点(7・7・7・5・5) ◎5ラウンド目...33点(7・7・7・7・5)
 ◎3ラウンド目...27点(7・7・5・5・3) ◎6ラウンド目...31点(7・7・7・5・5)

 普段から、「最も低い点数にこそ実力が出る」と考えてはいますが、20点台が2回も出たのは、まだまだ上位を窺うだけの力がついていない顕れといえるでしょう。青柳杯で予選突破を考えるならば、「31点平均プラスアルファ」が必須なだけに、自分の「ぶれ幅」を高いレベルに引き上げられるよう、また一から練習し直しです。

 一方、一緒に参加したH川さんとS野さんですが、いずれも伸び悩んだ結果となりました。とはいえ、それぞれの段位なりの点数は出ており、ご本人の満足・不満足とは別に、こうした場においては水準以上に力を示せたのではないでしょうか。

 この「伸び悩み」という点は実は全体的にも感じられたことで、分かりやすいところでは男女とも予選最高点が大幅に下がったことが挙げられます。特に女子では186点以上の方が4年ぶりにゼロとなりました。予選上位10名の平均でも、男子が190.2点(前年191.2点)、女子が180.4点(同185.1点)で、カットラインも昨年とほぼ変わらない点数です。

 毎年レベルが右肩上がりになるという「お約束」もなく、別段不思議はないかも知れませんが、ひとつ理由を探すとすれば、「会場が全体的に暗かった」影響が少なからずあったのではないかと思います。私自身、会場に入って「なんだか暗いなぁ」と思ったほどですから、普段の感覚との「ずれ」に悩まされた方も多かったのではないでしょうか。

 暗さのイメージとしては、(私の感覚で言うと)「的紙の白が薄くグレーがかって見える」程度。レーンによって著しく差があるというほどではなく、ある意味「全員暗いという同一条件」だったとも言えますが、天井の照明は明らかに間引きして灯されていただけに、せめてもう少し明るくできなかったのかとは思います。(会場側の都合で節電対策といわれたら終わってしまいますが...)

 と、少し話が横に逸れましたが、全員の競技が終了した後は、男女8強による決勝トーナメントが行われ、昨年の覇者がいずれも途中で脱落するという波乱もありつつ、今年の勝者が決定。女子は、石岡支部のU谷さんが初優勝、男子は先日六段になったばかりのひたちなか中央支部長・T橋さんが、第2回大会に次ぐ2勝目を飾りました。

▼決勝トーナメントのボード。120705_7.jpg▼男女の表彰式。いつかはここに登ってみたいものです。120705_5.jpg また、5名選ばれた基本動作奨励賞では、先日のほっと合宿でご一緒した、広島県会長のU吹さんと、埼玉のT野さんが選出され、私とS野さんも大喜び。逆に言えば、選ばれなかった我々二人は一体...なのですが、そこは軽く目をつぶりたいと思います。U吹さんは常々「基本動作奨励賞」を目標のひとつに挙げられており、喜びもひとしおだったのではないでしょうか。

▼左は基本動作奨励賞の5名、右は閉会式で挨拶される猪狩副会長(奧は青柳会長)120705_6.jpg と、何となくめでたい気分を残しつつ、今年の青柳杯は閉幕。支部員3名が3名とも宿題を渡され、帰路の車中はまさに残念会となりましたが、来年こそはの思いを胸に、今後も練習を重ねていきたいものです。

 何はともあれ、これだけの大会を今年も無事故の内に運営された、協会・スタッフの皆さんにお礼を申し上げて、本稿の〆とさせていただきます。ありがとうございました。

▼女子の決勝。向かって左が優勝したU谷さんです。120705_3.jpg▼男子の決勝。手前が優勝したT橋さんです。120705_4.jpg

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