藤枝サークル 熱海サークル 「基本動作」徹底講座@ほっと倶楽部 - 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部

「基本動作」徹底講座@ほっと倶楽部

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 7月1日・2日と、伊東のほっと倶楽部で開催された、『「基本動作」徹底講座』に夫婦+支部員のS野さんで参加してきました。これは、協会会報先月号で告知のあったもので、常務理事のT橋先生による講習が受けられるという企画です。

 普段は教える側が殆どで、指導されるとなると昇段試験くらいしかない我々夫婦にとって、この講座はまたとない機会。自らの基本動作を再確認できるのは勿論のこと、そこでの経験を支部内外にフィードバックしていければ、地域にとっても有益だろうと思い、たまたま支部練習のない(&仕事の都合をギリギリつけられる)上記日程に申し込みをしました。

 一緒に参加したS野さんも、日頃から技術向上には並々ならぬ熱意を持っていらっしゃり、この話を支部練習でしたところ、かなり興味を示され、即決に近い形で申し込みに至りました。私とS野さんにとっては、青柳杯直前のタイミングということで、その練習もできれば一石二鳥でもあります。

 さて、12時15分頃に我々二人がほっとへ着くと、既に女性一組(2名)がお見えでした。埼玉からお越しのT野さんとMさん。公認指導員研修の同期生だそうで、以前本部教室で開催されたT橋先生の基本動作講座にも参加されたことがあるとのことでした。

 集合時間の13時にはまだ間があるため、1レーンだけ使わせてもらって代わる代わる練習を始めていると、ほどなくしてS野さんが到着。この日の参加者は、ご夫婦がもう一組と聞いていましたが、そのお二人は丁度私が吹いている時にいらっしゃいました。

 背後に挨拶を交わしている声を聞いていると、「どちらから?」「広島からです」「どちらの支部ですか?」「東広島やよい支部で...」。えっ、と思って振り返ると、何と何と、広島県会長のU吹さんご夫妻ではないですか!U吹さんとは、昨年7月の京都府大会で控え席が隣だった縁で顔見知りになり、奥様とも青柳杯で面識ができたのですが、まさか伊東でお会いすることになるとは...。

 U吹さんが大変な熱意で吹矢に取り組んでいらっしゃるのは承知しているつもりでしたが、数々の大会で実績を重ね、県会長をお務めの方までが、遠くからわざわざ足を運ばれるだけの意義が、今回の講座にはあるんだということを、改めて感じた瞬間でもありました。

 その後、T橋先生も到着され、時間前に全員が揃ったところで、一旦チェックインを済ませて再度研修室に集合。いよいよ講座のスタートです。まずは、お互いの自己紹介をし、女性(4名)→男性(3名)の順で2ラウンドずつ練習吹き。そして、今度は一人ずつ8mから1ラウンドを吹いて、動作で気になった点を指摘しあう場が与えられました。(勿論、T橋先生の指導も有り)

120701_1.jpg 7名中6名が公認指導員、そうでないS野さんも常に基本動作の確認に怠りのない方ではありますが、やはり自分ではなかなか気付かない(自覚できない)点は少なからずあり、皆さん厳しいチェックを受けることに。私にも、言われて初めて気付かされる指摘がいくつかありました。

 自分では正しいと思っていたので、正直ショックではありましたが、突き詰めれば「なるべくしてなっていた」誤り(正しくない)なのだと気付かされる結果に。体格・体型や、様々な事情から無理に直すべきではない場合もありますが、私の場合は「直せる・直した方がいい」ものですので、感覚的な認識とのずれを意識しつつ、直していこうと思います。

 そして、全員分が終わったところで休憩のティータイム。ここまでだけでも軽く2時間以上が費やされましたが、授業的な部分はこれで終了。後半は、各自の練習を兼ねながら、T橋先生から細かな指導を受けたり、逆に疑問点をぶつけてみたり、互いにチェックし合ったりといった時間となりました。

 そんなこんなであっという間に夕食の時間。練習の合間もそうでしたが、互いの苦労話や情報交換など、吹矢談義に大いに花が咲きました。いつも来る度に思いますが、吹くという行為そのもの以上に、こうした交流を持てることが、ほっとの一番の醍醐味でしょう。特に、各地で指導者として頑張っていらっしゃる皆さんの話は、どれも参考になることばかりです。

 夕食後(と翌朝)は、研修室の利用時間を目一杯使い、ひたすら自主練習。特に、U吹さん・S野さん(ラウンドによっては、プラス妻もしくはU吹さんの奥様)と一緒に何度か行った6ラウンド勝負は、大変にしびれました。U吹さんは、昨年の京都宇治支部大会と高知県大会で、ともに190点オーバーの優勝を果たされるなど、西日本を代表する実力者のお一人。

 また、S野さんは三段に受かったばかりとはいえ、吹矢歴僅か1年5ヶ月で驚異的な上達を見せている、言わずと知れた当支部の"Mr.パーフェクト"。先日の昇段試験でも、188点で合格するほどの逸材です。また、妻とU吹さんの奥様もともに五段で、地方大会での優勝・準優勝経験があるなど、実力に申し分ありません。

 そんな皆さんと一緒のラウンドは、試合並とはいかずとも、かなりの緊張を伴ったものとなりました。今年前半の不調からようやく脱しつつも、不安定な状態が続いていただけに、勝負になるんだろうかと半信半疑でしたが、講座で指摘された部分を修正しながらなのも良かったのか、自分としてはそれなりの手応えで吹くことができたように思います。

 他の皆さんも、ラウンドの殆どが五段合格相当以上の点数で、さすがの腕前を披露しました。勝負としても白熱した内容が続きましたが、やはりというか、U吹さんは頭ひとつもふたつも抜き出た内容。例え同じ点数でも、矢のまとまり具合には歴然とした差があり、ここぞの場面で集中する姿などそれだけでも大変勉強になりました。

 翌朝には、リクエストに応える形でT橋先生が見本のラウンドを見せてくださいました。「準備運動もしてないけどなぁ」と苦笑いされつつも、すっと集中し吹く姿はまさに貫禄。礼から礼までの時間もほぼ3分(正確には数秒オーバー)でしたが、驚いたのは「ちょっと(3分を)超えてたでしょ」のひと言。果たして、この域に達するのに何年かかるのだろうかと、溜め息を吐いたのはここだけの話です。

120702_1.jpg 朝食後はそれぞれの予定で帰路に着きましたが、U吹さんご夫妻、T野さん、S野さんとは青柳杯でもお会いすることになります。というわけで、「またいつか」というよりも、「また木曜日に」といった感じで、ちょっと面白いお別れになりました。

 あまりに内容が濃く、とても書ききれるものでもないため、具体的な講座の様子については殆ど割愛しましたが、支部員さんをはじめとした近しい皆さんには、これから少しずつでもお裾分けして行ければと考えています。

 何はともあれ、お世話になったT橋先生と、縁あってご一緒することになった参加者の皆さんには、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

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