藤枝サークル 熱海サークル 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部: 2013年5月アーカイブ

2013年5月アーカイブ

5月28日・夜間の部

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 5月後半の夜間の部には、12名が集まりました。以前にも書きましたが、少しずつ人も増えており、昨年11月以降一度も10名を割ることなく、推移しています。時折土日のメンバーが来ることもあるとはいえ、夜間のみの13名+私共2名の15名がいわゆる「基礎票」ですから、7割前後の出席率を維持しているのは、熱心さの表れといっていいでしょう。

 そんな熱心さが功を奏したか、今回の記録会(4ラウンド)では、4名にパーフェクトが出ました。特に、W辺さんは尻上がりに点数を伸ばした最終ラウンドでの達成。ご本人曰く「初めて」とのことで(意外!)、自らも記念写真を撮ったほど喜ばれていました。

 また、昨秋の入会以来、欠かさず参加されている、M田さん、S木(保)さんは、今回も25点平均の水準をクリア。練習中には、そろそろ昇級(2級)試験でもいかがですか、の問い掛けに「受けてみようかしら」(M田さん・談)と、何となくその気になってきた様子もあり、もしかすると次回受験となるかもしれません。

130528_1.jpg▼初のパーフェクトに大喜びのW辺さん(6m)。記録会もトップ賞でした。130528_2.jpg



三島・沼津L&G支部にお邪魔

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 第4日曜日。いつもなら川根本町への月イチ訪問日ですが、お茶摘みの影響等で参加者の集まりが芳しくなさそうな点を考慮し、今月は指導がお休みとなりました。元々支部練習があるわけでもないため、さてどうしようかと思っていたところ、三島・沼津L&G支部(の沼津サークル)の活動日であることに気付き、練習に交ぜていただくべく、急遽お邪魔することに。

 こちらの支部に寄らせていただくのは、昨年の8月に昇段試験の依頼を受けた時以来、実に9ヶ月振りです。その時も沼津でしたが、今回会場に入って、ちょっと感じが変わっていることに気付きました。縦長の部屋を背中合わせに5レーンずつ使っているのは同じなのですが、片側が10m、片側が8mまでの対応だったところ、両方が10m対応となっていたのです。

 Y岡支部長に伺うと、熱心な方が多く長い距離の需要が高まったため、中央の待機スペースを少し狭くして、このように拡張したとのこと。そもそも10レーンあること自体、非常に羨ましかったのですが、これでますます良い環境に進化しました。的の間隔を広めに取っていることもあり、あと1レーンずつは余裕で増設できますから、今後さらに支部の規模が拡大しても大丈夫でしょう。

 さて、上記の通り、練習に交ぜていただくつもりの訪問でしたが、ここで(せっかく私が来たからということで)二段・三段の受験をしたいという希望があがりました。元より突然押しかけたわけですし、審査をするのも役割のひとつですから、快諾して試験を実施することに。

 今回は、二段が1名、三段が4名の受験で、Y岡支部長曰く「支部の精鋭たち」の挑戦です。人数の具合も良いため、5名一斉の審査とし、順次6ラウンドを吹いていただきました。結果はというと、全員が見事に合格。特に、三段のY岡(武)さんは188点、K柴さんは186点と、六段レベルの大変優秀な成績でした。

 三段の残る2名(K谷さん、S山さん)も、164点、162点とこちらは四段相当、二段のN藤さんも162点と、それぞれが悠々合格ラインを超える好成績。こちらまで緊張し、胃が痛くなるような思いをするのが審査の常ですが、今回は全体的に安心して見ていられる試験だったといえるでしょうか。

 これだけの成績で合格となると、技術的な難点はあまり目立たず、「こうすれば、もっと飛躍的に点数が伸びますよ」という明確なアドバイスも、なかなかし辛いのが正直なところです。その一方で、始めて1年、1年半と経ち、今回のように二段、三段を受ける頃合いというのは、的当てへの意識が強くなりすぎ、全体的に基本動作が雑になりやすい頃合いでもあります。

 その意味では、今回の5名にも気を付けていきたいポイントが、少なからず見受けられました。特に気になったのは、「4.息を吐く」「7.息を調える」が早すぎる点です。早い方で3秒程度、ゆっくりな方でも6,7秒と、一見して「早いな」と感じるほど。「雑」というのは、「手順化する」とも言い換えられますが、この部分は最もそれが顕著になる箇所のように思います。

 的当てのスポーツである以上、より高得点を目指すのは当然のこと。競技性へ意識が向かうのも仕方がありません。しかし、スポーツ吹矢が「健康を目的としたスポーツ」とはっきり定義づけられていること、そのための基本動作であり、ひいてはその実践が点数にも結びついてくるということは、決して忘れてはならない点でしょう。

 特に、高段者の範疇に入ってくると、後から始めた方にとっては「目標となる、見習いたい存在」になりますから、「何故そうした基本動作なのか、どういった意味があるのか」の理解を深め、「定められた手順」として仕方なくやる、といった「自己流」にだけは陥らないよう、今後も頑張っていただきたいものです。

 こんな感じで、試験後の講評では、もっと褒めなければならないところを、ついつい熱く語ってしまいましたが、気がつけば受験された方以外も、皆さん真剣に耳を傾けていただいていたのは、ありがたい限り。「話長いな、早く終わらないかな」と退屈な思いをさせていたとしたら申し訳ありませんでしたが、ちょっとだけ先に始めた先輩の講釈として、受け止めていただければ幸いです。

 そんな試験が終わった後は、ミーティングを挟んで、恒例の団体戦。偉そうに色々と話してしまっただけに、実はかなり緊張しながらでしたが、ご迷惑をおかけしない程度には吹けたはず、です。とはいえ、自分の支部では団体戦を殆どやらないこともあり、大変楽しく参加させていただきました。

 この日は、普段の回からすれば少なめの参加者だったようですが、いつもながら明るく活気ある練習風景は、見習うべきところもたくさんあります。県東部の核の一つとして、ますます発展されることを期待しています。突然の訪問でしたが、快く迎え入れていただきありがとうございました。


5月26日・焼津の練習

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 5月後半の焼津です。前回は、夫婦揃ってインフルエンザに罹り、支部員さんにはご迷惑をおかけしてしまいましたが、無事快復し皆さんに会うことが出来ました。そんな今回は、23名と引き続き多くの方が参加。大変賑やかな練習となりました。

 冒頭の諸連絡では、先日の静岡と同様、的の高さの自己申告制についての説明を実施。静岡の時には試す方が1名しか出ませんでしたが、こちらでは最大で2レーンが130cm仕様となって、何名かの方がチャレンジしていました。タイミングを逃して感想を伺えなかったので、次回どんな感触だったかリサーチしてみようと思います。

 また、途中には富士山富士宮支部のM崎支部長が、3段受験のため単身お見えになりました。実は、5月5日の午前中(自主練習の時間)にも静岡にいらして受験されたのですが、その際は残念ながら不合格。本番で緊張しやすいということでしたので、試験後には心構えについてや、練習でのポイントなど、いくつか話をさせていただきました。

 支部が立ち上がったところでもあり、是非今月中に合格したいという、強い気持ちで捲土重来を期した今回の挑戦。前回は1点が出るなど全体的に不安定でしたが、そこから一変、緊張の糸を切らすことなく最後まで吹ききり、154点で見事リベンジ達成となりました。点数こそ、合格ラインからあまり余裕はなかったものの、3点にいってもガタガタと崩れることなく、しっかり耐えた辺りは、反省を糧にきちんと修正できていた証です。

 元より基本動作はしっかりしていましたし、そこに支部長としては勿論、いずれ公認指導員資格も取得したいという意欲や責任感が重なったことも、今回の合格を後押ししたのではないでしょうか。意気込みばかりが先に立って空回りしても逆効果ですが、普段の練習から高い意識を持てるというのは、やはり上達のポイントのひとつなのだろうと思います。

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5月19日・静岡の練習

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 5月後半の静岡。何ともすっきりしない天候ではありましたが、風は涼しく(といっても窓を全開にできないのが辛いところ)過ごしやすい一日だったように思います。そんな今回は、17名が元気に参加しての練習となりました。

 冒頭の諸連絡では、GW等々で伝えるタイミングを逃していた、的の高さ(160cm/130cmの自己申告制が明示されたこと)についての規則改定について、少しばかり話をしました。幸い的台は130cmにも対応していますので、練習中に試してみるのも一興とお伝えしましたが、実際にチャレンジしたのはお一人だけ。全体的には、試すにしてもちょっと低いのでは、という声が多かったようです。

 また、この日は普段にも増して練習中の雰囲気に、緊張感があったように思います。普段がだらけているわけでもありませんし、集まるメンバー構成にもよるのでしょうが、それぞれが課題を持って吹いている、そんな空気を感じました。東海ブロック大会も近づいてきており、この分だと支部勢の活躍もいつも以上に期待できるかも...?

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5月14日・夜間の部

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 先週から、夫婦揃って季節外れのインフルエンザに罹ってしまいました。先に妻がなったのですが、単なる風邪と思って療養中、しつこい喉の痛みを診てもらおうと医者に行ったところ、B型と判明。前後して発熱しはじめた私も、診察の結果見事にうつってしまっていました。

 この間、土曜の定例練習だけでなく、日曜日の「ニュースポーツふれあいフェスタ2013」も休まざるを得ず、支部の皆さんや県レク協の皆さんには、大変ご迷惑をおかけする結果に。外に出る方が余計に迷惑だったとはいえ、情けないやら申し訳ないやら。流行のピークを過ぎても、こうやって立派に(?)感染しますので、ご覧の皆さんも急に熱が上がるような場合など、くれぐれもお気を付けください。

 さて、5月最初の夜間は、そんな強制隔離的な休養明けの練習でした。さすがに我々は吹くまでの元気もなく、珍しく手ぶら状態での出席となりましたが、ほか9名の皆さんは黙々と吹いていらっしゃいました。

 ここで、4ヶ月振りと久々の登場となったのが、H原さん。2月に入ってからお休みが続き、皆さん心配していたのですが、やはりというか、病気で入院されていたとのこと。見たところ、すっかり元気になられたようですので、一安心です。欠かさず出席されていた方だけに、やはり復帰となると雰囲気も一気に賑やかになりますね。

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5月5日・静岡の練習

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 5月最初の練習日は、大型連休終盤の日曜日。絶好の行楽日和ですし、少人数でも仕方ないなぁと思っていましたが、意外や意外、普段とあまり変わらない16名が参加しての、まずまず賑やかな回となりました。

 連休だからといって内容が変わることもなく、冒頭では月前半の恒例となっている記録会を実施。そして残った時間は、それぞれの練習に充てましたが、ここでN西さんとY本さんが2段の受験を申し出られました。記録会の点数や、このところの状態から、頃合いと判断されたのでしょう。勿論、喜んで審査をさせていただきました。

 結果はというと、Y本さんがピッタリ150点で見事合格、一方のN西さんは僅か2点届かずの148点で涙を飲みました。N西さんは何度目かの挑戦でしたが、いつも惜しいところで合格を逃しており、特に今回は本当に僅差。審査する側としても非常に残念無念です。ただ、日頃の練習の様子からも、合格できるだけの実力は十分感じられますから、あとは本番でいかに普段通りの力を出せるか、この一点に尽きるでしょう。また日を改めてのチャレンジに期待します。

 またこの日は、開催まで2ヶ月を切った東海ブロック大会の、支部練習としては最終締め切り日でもありました。正確には9日が締め日ですので、電話・FAX等で未決の方の連絡が来る可能性も残っているものの、ほぼ出揃ったといえるでしょうか。今回は、アクティブメンバーでも都合の悪い方が比較的多く、参加規模としては同じく浜松で開催された、一昨年の県大会並みの人数となりそうです。

 想定より若干少なめではありますが、それぞれ事情があるのですから、こればかりは致し方ないところ。競技スポーツ出身の方などからすると、「大会に勝る都合があるのか」と奇異に映る部分があるかもしれませんが、スポーツ吹矢が総じて「健康づくりの趣味」であり、競技性(大会参加、段級位挑戦)まで重視する方は、その中の一部に過ぎないことを考えれば当然のことでしょう。

 勿論、より大勢出てくださった方が賑やかには違いないのですが、大会が必ずしも全員の「目指すべき目標」ではないという、一般的な競技スポーツとは異なる傾向を持っている点は、考慮すべきです。多いから協力的、少ないから非協力的、といった論点がもしあるならば、逆にそれこそが奇異としか思えません。

 とはいえ、支部長(あるいは指導員)の立場からすれば、続けていくモチベーションのひとつとして、大会などへの興味を喚起するのもひとつの役割です。「出たいけど都合が悪い」のと、「興味がないから出ない」では相当な隔たりがありますし、同じ欠席でも前者のようなケースを増やしていく努力は必要なのでしょうね。

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第7回青柳杯大会を振り返って

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 既に開催から10日ほど経ちますが、先日の青柳杯についていくつか気になった点を書き留めておきます。ひとつは、得点面。今大会では、昨年一服した格好だった予選成績が再び向上し、決勝トーナメント進出へのカットラインが、男子は初めて190点の、女子は二年ぶりの180点と、それぞれ大台に乗りました。

 以下のデータは、男女別開催となった2011年以降3年間と、最後の男女混合開催だった2010年について、男女別、男女混合に予選成績を並べたものです。(赤字は女子)

aoyagi2013.gif 真っ先に目につくのは、冒頭でも触れた通り、男子の熾烈な争いです。また、昨年こそ最高得点・上位20名の平均点で前年を下回りましたが、カットラインそのものは年々上がっていることも分かります。

 男女混合だった2010年は仮定の話になりますが、「上位8名」で括った場合、昨年までの3年間は同じ188点がカットラインでした。しかし、その点数で進出できる「枠」は、3→2→1と減り続け、今年は遂に「188点では決勝に進めない」ところにまで到達。その188点も、3年前に比べると倍の19名にまで増え、「六段合格ライン」の186点では20位タイがやっとという、何とも恐ろしい状況となっています。

 これは、全体的なレベルアップは勿論のこと、それ以上に参加人数の増大が大きく影響しているとみて間違いありません。2010年に男女全体で330名だった参加者は、男女別初年度の2011年に男子のみで318名、2012年は最終エントリ時点で380名、今年は464名の最終エントリとなりました。得点分布に著しい差が出なければ、高得点者の絶対数は比例して増えますから、こうした状況も当然といえるでしょう。

 単純に得点を見た場合には、「競技レベルの向上」のひと言で片付けられますが、予選参加者が増え続ける中、決勝枠が据え置きのままでは、ひたすら「狭き門」になるだけです。上位が2点、4点の僅差、なおかつ高レベルでひしめき合っていること、また予選得点が決勝トーナメントに持ち越されないというルールを考えても、そろそろ男子の決勝枠は拡大を検討すべき頃合いのようにも思います。

 一方の女子。ここ4年を見ると、カットラインは178 or 180点で大きな動きがありません。特に、今年と昨年を見ると、20位までの得点分布もほぼ同じ。これは、最終エントリ時点の人数が殆ど変わらない(今年123名、昨年122名)ことからも納得できる状況ですが、上に述べた決勝枠の「バランスの悪さ」を軽減させるためにも、せめて全体の3割程度まで増えて欲しいところです。

 ところで、今大会では決勝ラウンドにおいて、基本動作の採点が実施されました。最初と最後の「礼をする」を1項目とし、計7つの動作がそれぞれ正しければ、各1点を加点するというルール。競技点が31点、基本動作点が4点ならば35点が決勝ラウンドの点数ということになります。

 実際の審査方法としては、男女それぞれに4名ずつの審査員がつき、厳しく目を光らせるというスタイルが取られました。競技点の採点中に、審査員が集まって協議している様子が見られましたが、発表された点数に小数点(○.5点)があったことから、4名の平均点が基本動作点として加点されたものと思われます。

 「思われます」としたのは、決勝ラウンドの点数発表が「競技点+基本動作点」の合計のみだったためです。当日中に協会公式サイトで発表された結果でも、決勝トーナメントの点数発表はありませんでした。例年通りならば、会報で詳細が掲載されますから、それを待ちたいと思いますが、どの程度の加点があったのかは大変気になるところです。

 また、「基本動作の採点」導入に伴ってか、従来存在した「基本動作奨励賞」の表彰がなくなりました。邪推をすれば、以前こちらのエントリで触れたような、「準決勝敗退者が表彰され、勝者の(決勝戦での)基本動作点が低かった場合」の悪影響を避けたとも思えますが、真意は不明です。

 尤も、全日本選手権の10m部門と同様、高段者(三段以上)が集い「No.1」を決める場である青柳杯において、「正しい(美しい)動作ですね」とわざわざ表彰する必然性があったかといえば、正直なところ疑問ではありました。全日本選手権を含め、今後どのような扱いとなるかは不明ですが、出場者は「(基本動作は)出来ていて当たり前」であることを、一層心得ておく必要があるようにも思います。



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