藤枝サークル 熱海サークル 日本スポーツ吹矢協会 静岡・焼津支部: 2010年6月アーカイブ

2010年6月アーカイブ

小学生のパワーに完敗

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 先週の土曜日、静岡市内の某子供会さんから依頼を受けて、小学生対象の体験会を開いてきました。偶然にも自宅と同じ学区内で、移動などは非常に楽で助かったのですが、子供達のパワーに圧倒されっぱなしのまま、予定の二時間は終了。体験イベントなどで家族連れのお子さんに吹いてもらった経験はあったものの、やはり全く勝手が違いました。

 代表の方には事前に支部の練習に来て体験していただくなどして、初めてであれもこれもは無理としても、ただの的当てゲームではないことを子供にも分かってもらえればという説明をし、なるべくその線に沿って進めたかったのですが、実際には「ひたすら吹いて終わり」で終わってしまったように思います。

 まず、参加した小学生に高学年が少なく、低学年主体だったこと。また、それ以下の弟・妹も一緒に付いてきたこと。そんな14名の子供達が吹矢の道具を手にしたら......。保護者の方も数名いらっしゃいましたが、正直制御不能でした。体験用とはいえ筒や矢の扱いが雑過ぎるのも注意しきれませんでしたし、人に向けて吹くシーンがなく事故なしで終われたのがせめてもの幸いでしょうか。

 原因としては、子供会さん側との細かな打ち合わせを持てなかったことが一番に挙げられそうです。「目新しい吹矢で子供が楽しめれば」といった気軽なアイデアだったようにも思いますし、子供達も頭から「遊ぶ場」という認識だったのかもしれません。主催者側であれば、「小学4、5、6年生限定」など、ある程度コントロールを見込める参加者条件を付けることも可能だったのでしょうが...。

 勿論、こちら側も初めての体験で全くノウハウを持っておらず、きちんと場を把握できなかったのは大きな反省材料です。決して低学年の子供が吹矢を理解できないとは思いませんが、そういう方向に少しでも持って行けなかったのは、我々の側の経験不足もあったでしょう。結果として、何となく「鼻で大きく息を吸って、一気に吹く」という点を気を付けてもらう程度の実践になってしまいました。全体的には楽しんでもらえていたようなので、そこが救いではありますが、良くも悪くも貴重な経験をさせていただいたように思います。

 実は、別の近隣子供会さんからも、「秋以降で吹矢体験をさせたい」というお話をいただいており、ある意味ではその予行演習にもなりました。そちらは顔見知りのお母さんが中心なので、恐らくはもう少し話もスムースにできるでしょうし、全体の進行もいろいろとアイデアを取り込んで今回よりは上手にできるのではないかと、希望的観測を持ってはいますが...。

 いずれにしても、スポーツ吹矢を知っていただくのは非常にありがたいことですから、今後も勉強を重ねて地道に普及活動を続けていければと思っています。

重い筒が新発売

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 今日、外出から戻ってきたら、ビックサクセスからのDMが届いていました。内容は、7月1日からの新商品・価格変更などの案内でしたが、中でも大きな話題を呼びそうなのが「グラスファイバー1本筒350」と「グラスファイバー1本筒500」の発売でしょうか。

 従来のグラスファイバー1本筒が255~270g(カタログ値、以下同じ)だったのに対して、1本筒350が340~360g、1本筒500が490~520gと、それぞれ重量が増加。特に、1本筒500は従来の約2倍ということで、体感上相当ずっしりくるであろうと同時に、的を狙う際の安定感も向上していることと思われます。

 個人の好みなどもありますから、誰もが重い筒で成績の向上に結びつけられるとは限りませんが、ある程度の重量までであれば安定感のメリットを感じる方が(特に男性には)多いでしょうから、トップクラスの皆さんが次々に導入しても不思議はありません。これにより、来年以降の青柳杯および全国大会は、シビアな戦いに更に拍車がかかりそうです。

 一方、支部を運営する側としては、初心者の方に薦める筒のバリエーションが増えたことになりますので、ちょっと頭の痛いところ。実際手に持ってみないことには自分でも感覚が分かりませんし、こりゃ近い内に1本筒500だけでも個人的に購入しないといけないのかな、と考えているところです。

 また、筒以外でも「練習用的セット」「体験会用マウスピース」辺りは、なかなか興味深い新製品といえるでしょう。こちらも機会があれば一度くらい購入して、使い勝手を試してみたいですね。

全国の普及具合を支部数から考える

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【注】支部数の情報は、エントリ作成時点で協会公式サイトにて確認できたものです

 スポーツ吹矢の活動を語る上で欠かせないのが支部の存在です。近場に支部がないなどの理由から道具だけ取り寄せて一人でやっている方だけでなく、カルチャー教室に通っている方など、協会会員であっても様々な理由で「無所属」のケースは少なからずあるのでしょうが、やはりどこかの支部に所属している方が大多数かと思われます。

 過去に当支部へいただいた問い合わせの中だけでも、「どこでやれるのか分からなくて探していた」という声は複数ありました。協会発足から10年以上経ち、スポーツ吹矢の知名度がそれなりに上がったのは間違いありませんが、その取っ掛かりはといえばまだまだ十分でないのが現状です。主に嗜好する年齢層を考えると、インターネットで調べる環境がなく、協会へ問い合わせることすら出来ずにいる「入会・体験候補者」も相当数いることでしょう。

 また、仮に協会へ問い合わせが出来たとしても、東京近郊であれば銀座の本部あるいは多数存在する地域支部に足を運ぶというのも現実的なのでしょうが、その他の地方ではなかなかそういう訳にいきません。そう考えると、最寄りの窓口としての支部拡充の必要性は、相当高いといえます。

 では、現時点で全国の支部はどういう状況にあるのでしょう。幸いにして、現存する支部は協会のホームページで確認することが出来ます。今回は、それを元に「人口10万人当たりの支部数」を、都道府県別で色分けしてみました。結果は、以下の通り。

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 色が濃いほど「人口比で支部が密集している」ことを示していますが、一見して分かる通り最密集地は福島です。およそ207万人の人口に対し34支部存在し、密集率は断トツの1.6381。以下、群馬、埼玉のベスト3までが「10万人当たり1支部以上」の県となります。また、東京を中心とした首都圏と山形も比較的高く(0.6以上)、不思議と少ない栃木を除けば、密集率ベスト10の内、実に8つまでをこの地域が占めています。

 下位に目を向けると最も密集率が低い(=散在率が高い)のは愛知の0.0417。200万人当たりでも1支部ないという状況で、続く山口、青森と比べても飛び抜けて「空白地帯」となっています。

 その他、上位・下位10都道府県は以下のような結果に。残念ながら、ご当地・静岡は下から9番目で、かろうじて「100万当たり1支部」を超えた程度です。

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 勿論、人口比で支部数が多いから優秀、少ないからダメ、という訳ではありません。そこに至る背景や、地域性による差も無視できないと思います。

 例えば、周囲に比べ明らかに支部数が少ない栃木や、密集率が0.1未満の新潟、愛知、山口は、いずれもある程度以上の規模を持つ類似の吹矢団体が拠点を置いて活動しています。それが全てとは言わないまでも、何らかの障壁になっているのは想像に難くありません。また、都市部と地方を比べた場合、同じ10支部を設立するにも難易度には歴然とした違いがあるはずです。その他、交通の便の善し悪し、行政の温度差、マスコミ関係の敷居の高さなど、支部結成に限らず普及活動全般のハードルは決して一律とはいかないでしょう。

 ところで、今回のエントリに「10万人当たりの支部数」を持ち出したのには、理由があります。「1千人、1万人当たりだと数値が小さすぎる」ということもありますが、実は「10万人がひとつの行政区分の目安」になりうるという意味合いが強いのです。

 平成の大合併が進んだ結果、昨年度末で全国の市町村は1,727まで減りました。これを総人口で割ると、一市町村当たりの平均人口は約73,500人。今後、更なる合併は進むでしょうし、合併しないまでも地理的要因からほぼ一体といえる地域を構築している自治体もあることを考えると、多少乱暴ながら10万人に一支部あれば「全市町村に地域支部が存在する」、携帯電話の基地局風に言えば「人口カバー率100%」の計算になると考えました。いわば、「全国組織としての理想型」ですね。 

 そこから導き出される支部数は約1,270、現在のおよそ2.5倍です。協会の目下の目標の一つ「会員数10万人」が実現するならば、かなり妥当な線かとは思いますが、いかがでしょうか。勿論、上記の通り普及のハードルは決して低くなく、地域内だけの活動では限界もあります。せっかく立派な本部が出来上がったのですから、次は地方(特に支部密集率の低い地域)にもっと目を向けていただいて、協会としてのより積極的な働きかけを期待したいところです。

新たな試み「フィールド吹矢」

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 皆さんの中でスポーツ吹矢は、通常「屋内スポーツ」という認識だと思います。イベントに組み込まれるなどした際は、屋外に体験用レーンを設置する場合も稀にあるようですが、風の影響を受けやすいこともありますので、競技としてのスポーツ吹矢はやはり屋内が基本でしょう。

 ところが、その概念を覆すようなイベントが、来る7月17日(土)に富士山麓で開催されます。その名も「フィールド吹矢」。詳しくは、主催者であるホールアース体験交流企画さんのページで確認できますので、そちらをご覧下さい。実は、最初にこの告知を見つけた時、「えっ、野外で吹矢!?そんなのありなの!?」と思いましたが、上記ページの案内文中に『全国組織の役員の方々も企画に参画』とある通り、協会本部が協力しているいわば「公認」イベントですので、安全性その他もろもろも担保されているといっていいでしょう。

 「豊かな自然環境の中でする吹矢」は、普段のスポーツ吹矢以上に「健康法」としての側面を強調したものになると思われます。開催場所のある朝霧高原は避暑地としても名高いスポットですので、夏場とはいえ爽やかに楽しめそう(天候が変わりやすいのだけが心配ですが...)。主催者側の募集枠とは別に協会でも募集をかけるようですので、ご興味のある方はその告知が出た後に問い合わせてみてはいかがでしょうか。(大人数にならない程度の募集枠を予定しているとのことです)

 ちなみに、開催場所に隣接する田貫湖は、湖面に映る「逆さ富士」や太陽と山頂付近が重なってできる「ダイヤモンド富士」で有名な人造湖です。身近なところでは、1,000円札の裏側に描かれています。イベントが午後からなので、天気が良いようであれば午前中は田貫湖周辺を散策、というプランも面白そうですね。


■ホールアース体験交流企画(主催者)
 http://tabichoku.i-ra.jp/
■日本大学生物資源科学部富士自然教育センター(開催場所)
 http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~fuji/index.htm

メディアの力

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 去る6月10日、NHKラジオ第一の「ラジオビタミン」で、銀座の本部に中継が入りました。午前中の番組ということもあり、私自身は聴くことが出来ませんでしたが、当日の午後には早速静岡市内の方から「ずっとやってみたかった」とお聴きになった方から問い合わせが入り、昨日の練習にも同様に番組をお聴きになった方が体験にいらっしゃいました。先にお問い合わせ下さった方はまだお見えではありませんが(来月になるようなことを仰っていました)、昨日の方は早速支部に入会下さったほどです。

 思い返せば2年ほど前、支部結成当初に静岡で本部主催の体験会があった際、会場でもあるSBS・静岡放送(会議室を借りました)がラジオでその告知を流していたのですが、当日お越しの方の多くはそれをお聴きになった方でした。また、記録会の結果がほぼ毎週掲載されている静岡新聞の市民スポーツ欄も、「見たよ」という声を時折耳にします。

 他支部のホームページ等でも、各種マスコミ(テレビ、ラジオ、新聞等)で紹介されて入会者・体験者が増えた、という話をよく目にしますので、やはりこうした報道の効果は相当あるようです。特にビジュアルが伴う場合のアピール力もさることながら、「他者の視点で紹介される」のが大きいのでしょうね。(そういう意味では、体験者の「クチコミ効果」も近いものがあり、当支部でも「親戚や友人・知人がやっていた」という経緯で入会された方が少なからずいらっしゃいます)

 マスコミに紹介して欲しくても、実際にはそう簡単に取り上げてもらえるものでもありませんが、出来る範囲での働きかけ、あるいは「自己主張」を続けていくことは、長い目で見て重要なのだなと改めて認識した次第です。

93歳で初段に合格!

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 最高齢でスポーツ吹き矢初段に 93歳の清水さん(富山)

 6/15付の北日本新聞で報じられていたのですが、「47NEWS」経由でようやく閲覧できるようになったので、紹介しておきます。(通常、北日本新聞のニュースは有料の会員にならないとWeb上で読めないのです)

 とにかく、これだけのご高齢で始められて初段に合格するのがすごい!5年前までマラソン大会にも出られていたそうなので、元々体力面の裏付けはあったのでしょうが、それにしても驚きのニュースでした。次号辺りで、協会の会報にも載るかもしれませんね。

第13回全国大会をもう少し考察

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 先日の全国大会について、前回は主に各種平均点から考察をしてみました。松山のY野さんも主に男女の差について考察をされていますが(勝手なリクエスト、失礼しました)、今回は段位別の成績をチェックしてみようと思います。

#段位仕分けの元としたのは、協会公式サイトで確認できる五段・四段所持者一覧ですが、「2010年4月21日更新」のデータでしたので、大会前に四段から五段、三段から四段にそれぞれ昇段されて当日を迎えられた方がいらっしゃる可能性があります。こればかりは確認しようがありませんので、ご容赦下さい。また、男子には六段の方がお一人いらっしゃいましたが、今回の統計からは除外してあります。

 なお、前回の統計では当初「○位内平均」として集計しましたが、タイスコアの場合全てを含めてしまったため若干正確性に欠ける数値になってしまっていました。今回のエントリに合わせ、それぞれ「上位○人平均」として訂正を入れましたのでご了承下さい。(結果的に数値は微増していますが、昨年との比較含めほぼ変わっていません)

 さて、まずは前回同様に10点刻みでの得点分布図をご覧下さい。

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 パッと見で分かるのは、男女とも五段の上位得点分布が高いことでしょうか。男子は110点以上120点未満のゾーンにピークが来ていますし、女子もピークこそ90点以上100点未満のゾーンですが、110点以上のゾーンでは四段・三段に明確な差をつけています。四段と三段でも、男子は上位得点者の分布に差が出ています。女子は拮抗してはいるものの、90点以上100点未満で5ポイント以上開きがありますね。また、男女とも、段位が下がるほど下位得点者の割合が増えているのも分かります。男子四段のみ若干イレギュラーな部分はありますが、概ね段位に見合った分布といえるでしょう。

 次に見ていただくのは、段位別の平均点です。

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 こちらでも、やはり五段の実力がハッキリと示される結果となりました。全体の平均点は男女とも102点台と正直物足りないのですが、四段との平均差は「全体/上位10人/上位20人」全項目で5点以上あります。一方、四段と三段の差は、女子の全体平均が5点ほど離れている以外はかなりの僅差で、特に上位陣の比較ではほぼ「無いに等しい」状態です。(そもそも、男子は「上位10人/上位20人」の項目で逆転しています)

 ただし、全体としては「段位に見合った平均点」となっていないのも事実です。本来ならば、五段は116点、四段は108点、三段は100点を超えるのが理想的。勿論、大会特有の緊張感や、普段の練習とは異なる会場での勝手の違い、あるいは体調の善し悪しもあるでしょうし、割り引かれる部分があるのは理解できます。実際、4%減で踏ん張った男子三段以外は、図ったように(各合格点より)1割程度低い数字ですから、少々乱暴ながら「大会では平均的には普段の9割の力しか出せない」という傾向があると言うことも可能でしょう。

 また、もう一つのデータ「段位別合格相当点達成率」でも、同様に傾向が見て取れます。

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 「各段位の合格点を達成できたか否か」では、高段位になるほど達成率が下がっています。これは、スコアに上限があること、三段には四段を、四段には五段をそれぞれ目指す人(受験を控えている人)が一定数含まれていることから、現段位の基準を満たす難易度が下の段位ほど下がるためという想像が出来るでしょうか。

 一方、普段の9割どころか8割以下しか出せない(例えば五段116点の8割は92.8点ですから、二つ下の段位すら合格できないことになります)人も残念ながら結構な数で存在し、各段位とも概ね2割前後がそれに該当しています。

 ただし、こちらでも男子三段のみ、合格点クリア率が高く80%未満も13%と少なめで、全体の平均的傾向を上回る層の厚さが窺えます。今回出場されたような方々が来年以降も続けて出られれば、上位陣は更にレベルの高い争いになるかもしれません。

吹矢と2時間サスペンス

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 昨夜、帰宅したら届いていたFAX。私自身はこの番組を観ていませんが、どうやら協会の公認用具にソックリな用具(筒、矢、的)が小道具として登場したようです。矢の先にトリカブトを塗ってフッとひと吹き...という使われ方だったとか。

 昨秋には某人気バラエティ番組で吹矢が使われ、事前に協会への使用許可依頼があったことから、安易な使用に警鐘を鳴らす通達がありましたが、その際は結果的に公認用具ではない小道具での露出でした。しかし、今回はソックリの用具ということで、より誤解を招きかねない扱われ方だったものと思われます。

 実際にスポーツ吹矢をやったことがある人ならば、「吹矢」という字面のイメージと違って安全性の高い競技であることは理解して下さるでしょう。勿論、先が鋭利ではない釘の頭とはいえ、時速100km以上で飛んで的に刺さるものですから、100%安全と言い切れないのは事実です。しかし、余程常軌を逸した条件でない限り人体に刺さることはありませんし、普段の指導でも皆さん「筒先は決して人に向けないこと」を徹底しているはず。それを「先に毒を塗って吹けば殺人も可能」とされては、たまったものではありません。

 丸パクリの基本動作を提唱していながら、いざメディアに露出してもらうとなると「(名前を)売らんかな」で底の浅さを露呈するような他団体ならば、こうした使われ方もあるいは笑い飛ばすのかもしれませんが、少なくとも我々には迷惑以外の何ものでもありません。見方を変えれば、競技が普及してきた証(有名税)とはいえ、誤ったイメージだけが独り歩きするのだけは、本当に勘弁して欲しいものです。

第13回全国大会

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※「○位内平均」を「上位○人平均」に改め、数値も訂正しました(10/06/16)

※公式大会が隔年開催になると決まった後、毎年開催に再変更された話を見落としていました。関連する記述は訂正しておきます。(10/06/19)

 昨日、東京体育館にて「第13回スポーツ吹矢全国大会」が、史上最多の参加者(個人戦だけで944名!)を集めて開催されました。詳細は協会のホームページにアップされていますので、そちらを参照していただくとして、ざっと見る限りでは「上位者のレベルアップ」が感じられる結果になったのではないかと思います。

 10m個人戦のスコアをチェックしますと(いずれもカッコ内は昨年大会の数字)、

男子
●平均スコア/98.85点(99.38点)
●優勝スコア/130点(127点)
●上位10人平均/126.60点(124.40点)
●上位20人平均/124.10点(122.50点)
●上位50人平均/119.56点(118.44点)
●上位100人平均/114.91点(114.20点)

女子
●平均スコア/96.46点(96.56点)
●優勝スコア/130点(134点)
●上位10人平均/121.20点(119.20点)
●上位20人平均/117.85点(115.80点)
●上位50人平均/112.52点(110.44点)
●上位100人平均/105.49点(102.61点)

となっており、全体の平均スコアこそ参加者の増加に伴って下がったものの、各平均は全てのゾーンで昨年値を上回っていることが分かります。

 また、ベスト20相当(同順位があるので20人ではありません)に入った方の内、昨年も同様の成績を残した方は、男子で26人中5人、女子で27人中8人と、かなりの割合で「入れ替わり」も起きました。勿論、青柳杯に注力して全国大会は見送った、スケジュールの都合がつかなかった、吹矢そのものをやめてしまったなど、様々な事情で不参加だった方も含まれはしますが、参加者数の増加=吹矢人口の増加によって、上位陣の底上げが進んでいるのは紛れもない事実でしょう。

 今回男子に至っては、10位相当で4ラウンド124点、つまり1ラウンド平均31点という「六段並み」の実力が求められたわけで、今後青柳杯と全国大会が隔年開催になることを考えると青柳杯だけでなく全国大会においても、上位進出は更に至難の業になっていくものと思われます。

 私自身、スケジュールの都合で県大会以外の大会に出たことはまだありませんが、こんな結果を見せつけられると、来年以降も及び腰になりそうで...。いやいや、多少でも自信を持って参加できるよう、練習を重ねるしかないですよね。

 とにもかくにも、参加された皆さんは大変お疲れ様でした。

#これ以上の細かい考察は、きっと松山のY野さんがされると思います(←人任せ)

【追記】

 2008年以前については、前述のY野さんがこちらのエントリで分析されていますが、男子10mだけを見ると平均点はここ2年で微減続きなのが分かります。点数分布を10刻みで表してみると、

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こんな感じ。2008年は70点未満が1人だけで100点以上110点未満を頂点とする山だったのに比べ、2009年は頂点は同じゾーンながら70点未満が5%程度存在したため、また今年は頂点が90点以上100点未満に下がってしまったため、全体の平均にも影響した模様です。ただし、分母が順に121人→292人→329人とかなり違いますので、評価の難しいところでもありますね。

久々に昇段試験を開催します

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 昨年9月以来、支部としては久々の昇段試験を、6月26日(土)と7月4日(日)の2回に渡って開催することが決まりました。審査担当は、前回までと同じくO場県協会長にお願いしてあります。

 前回の試験からタイミングを逸しつつ早9ヶ月、また昨年12月に私が公認指導員の資格を取ったこともあって、積極的に昇級・昇段をしていきたいという方々の殆どが一級に上がり、いわば「詰まった」状態で意欲ある支部の皆さんをお待たせしてしまっていましたが、これでようやく責任を果たせそうでホッと一安心といったところです。(尤も、今回都合がつけられない方もいらっしゃるので、遠くないタイミングでまた開催したいところ)

 ちなみに、私と妻は7月3日(土)に銀座の本部へ赴き、四段の審査を受ける予定。ただでさえ緊張する試技なのに、いつもと違う場所で果たしてどうなるのかという不安はありますが、命まで取られるわけでもありませんので、新しくなった本部道場の見学がてらぐらいの気持ちで頑張ってこようかと思っています。合格の報告を持って、翌日の審査を見守れればよいのですが...。

仮想10mでの練習

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 前回の「的台」の話は、支部での練習にありがちなテーマでしたが、支部活動を離れ自宅で練習する際に一番問題となるのは、やはり何と言っても「距離」でしょう。級位レベルの6m~7mであれば、比較的簡単に用意できるご家庭は多いはず。しかし、段位に進んで三段以上に挑戦ともなると、必要な距離は10mとスタンス分のプラスアルファ。現代の住宅事情を考えた場合、満額の条件で吹けるのはかなり限られた方々でしょう。

 例えば室内で考えてみます。十畳間が二部屋続いているとしましょう。畳にはいくつかの種類がありますが、大雑把に長辺を一間(180cm)とすれば、正方形の八畳間に横並びの二畳を加えた十畳間全体の長辺は180cm×2.5=450cm。襖を開け放して二部屋を繋げても長辺は9mで、スタンスを考慮すると8.5m程度しか確保できません。いずれかのサイドに廊下があって、それが玄関まで続いているようなケースでやっと10mを実現、といったところでしょうか。あるいは、マンションの間取りが玄関~廊下~リビングと一直線上に並んでいるような場合、10mを確保できるかもしれません。

 かく言う我が家でも、実のところ確保できる距離は僅か7m弱。一軒家ではありますが、間取りの関係でどうやってもこれが精一杯です。次に四段の受験を控えている身としては、非常に物足りない距離としか言えないものの、無い物ねだりをしてもしょうがありません。吹矢式呼吸を日々実践するだけならば短くてもよいですし、(特に)左右のブレもある程度確認できますので、黙々と吹いてきました。

 が、こんな距離で30点台ばかりの結果を出しても(満点を連発しても、と言えない辺りが嘆かわしい限り)、何とも言えない空しさや手応えのなさが残るのもまた事実。10mでの点数イメージもぼんやりとしてしまいます。7m弱しか取れない、でも10mでの点数確認もしていきたい。何か上手い方法はないものかと考えた末の結論は、

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ダウンサイジングした自家製的紙でした。と、妙案を閃いたかのように書いていますが、恐らくは全国で多数の先輩方は、とっくに気がついて使っていらっしゃることでしょう。単に私の気づくのが遅かっただけの話です(トホホ...)。

 シューティングラインからはみ出す筒の長さを大雑把に1mと考えれば、筒先から的までの距離はおおよそ6m。本来の10mレーンであれば9mのところですから、比率は3分の2ということで、本物の的より3分の1小さい的を制作し、自宅での練習に導入することにしました。矢はほぼ真っ直ぐに飛ぶとはいえ、3mの差を考慮して的の中心は数cmだけ的紙中央より上にずらしています。

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 現実には7m先でしかありませんので、実際10mを目の前にするのとはプレッシャーも異なりますが、限られた環境の中での「仮想10mレーン」としては、実際に吹いてみてもまずまずいい感触と言えるでしょうか。

 そんな訳で、相変わらず「宝くじでも当たれば近所に道場でも建てて毎日10mで吹けるのになぁ」という妄想を抱きつつ、ちょっぴり緊張感の増した練習に励む日々を過ごしています。

オリジナル的台の制作

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 支部を運営する際、多くに共通する難問・課題がいくつかあると思います。その中でも重要なもののひとつは、「的の固定方法」ではないでしょうか。勿論、一番手っ取り早くかつ確実なのは、公認用具の三脚的台を購入することですし、協会としても最も望ましい形には違いありません。しかし、ほぼ唯一にして最大の難点は、「(金額が)高い」こと。収納ケースまで合わせると、支部購入による割引分を差し引いても一台当たり2万円を超え、5セット揃えた場合は10万コースです。これでは簡単に手を出すわけにいきません。

 となると、「公認用具以外の工夫」が編み出されるのは必然と言えるでしょう。会場の壁にそのまま虫ピンを刺して固定できれば一番いいのですが、公共施設を使う以上なかなか許されるものではありません。全国各地の支部サイトを覗いてみると、実に様々な方法で的を設置している様子が窺えます。

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 例えば、パーフェクト福島支部では、水道用の塩ビパイプを利用して台を作っています。この利点は「材料が安価」「加工が比較的簡単」なことでしょう。実は当支部でも見よう見真似で作ってみたことがありますが、確かに安く加工もしやすいものの、一つ難点がありました。パイプの結合部分をゆるくすると分解はしやすい反面グラつきが大きくなり、きつくはめるとグラつきにくいが分解しづらくなってしまうのです。分解しない前提であればガッチリ作ることも出来ますが、少なくとも当支部では車で持ち運ぶため180cm近い全長のままにしておくわけにはいきません。対策として結合部にスクリュー部品を使ってはみましたが、強度的に決して満足のいくものではありませんでした。福島ではどう対処されているのか分かりませんが、量産は躊躇わざるを得ず一台だけの試作で終わったのです。

 次に、上州伊勢崎支部や牛久中央支部のように、何らかの三脚(伊勢崎は「四脚」ですね)あるいはスタンドを流用して台にするパターンがあります。これはかなり広く見られ、公認用具かのごとく完成度の高いケースもありますが、三脚部分と的パネル部分、あるいは三脚とパネルまでのポール部分の接合が比較的難しいというネックがあります。三脚とポール、ポールとパネルをそれぞれネジ留めが理想ですが、その筋の技術者もしくは腕に覚えのある仲間が周囲にいない限り、苦労するところ。当支部では試作すら諦めざるを得ませんでした。

 続いては、京都宇治支部のような「二つ折りできる長い板を壁に立て掛ける」方式。これの利点は、「板自体は折り畳むとかさばらない」ことと「的の位置調整が不要」であることです。ただし、京都の場合は木枠で補強している(立て看板を折り畳めるようにしたイメージ)ため、少々かさばるように思われます。とはいえ、薄い板だけで作ると強度的に問題が出ることも予想されますので、悩ましいところでしょう。また、壁にピッタリ付けられる会場でなければ使えないという弱点も。

 他には、「壁に直接固定式」と「板立て掛け式」の中間として、ある程度大きめの的パネルを壁に固定するケースもあります。磐田支部で見たものですが、これも壁への固定方法がなければ使えず万人向けとは言えません。

 とまぁ皆さんのご苦労が偲ばれる中、当支部でも「安価かつ加工が容易」な的台を制作して使っています。それが、これ。

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 パターンとしては「三脚流用式」に分類されるこの台、ベースとなる三脚にはいわゆる「室内用物干しスタンド」を用いることで、圧倒的な低コストを実現しています。元々は、某先生に教わった方式ですが、当支部ではスタンドを特定することで加工の容易さも併せ持つことに成功したのです。まず、用意するのはカインズホームのプライベートブランドによる「室内物干しスタンド」。

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一台980円と非常にリーズナブルです。三脚部分とポール部分は分解できますので、持ち運びにも便利。また、パネル部分にはプラスチック段ボール板(プラ段)を適当な大きさに切り揃え、これをスタンドに固定します。この際、矢崎加工のイレクターパイプ用プラスチックジョイント部品(J-46)を使うと、内径とスタンドパイプの外径が見事に一致し、一切のグラつきが出ません。

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当支部では安定性を重視して二つ並べていますが、1個60円程度なので2個でも120円ほど。プラ段もこの大きさの単価はせいぜい200円か300円程度、あとは何組かのネジと的を引っかける金具だけですから、全部で1,500円程度しかかかりません。これなら、5台作っても10,000円でお釣りが出ますので、支部会計にも優しいこと請け合いです。

 とはいえ、いいことずくめではありません。制作時の問題としては、スタンドそのものの加工精度が低いため、高さにバラツキが生じることが挙げられます。980円ですし、そうしたセンチ単位の厳密さを求められる商品ではないので仕方ありませんが、最終的には三脚部分・パイプ部分・パネル部分の組み合わせを固める必要があります。的を引っかける金具の位置だけはキッチリ寸法を調整しなければなりませんので、これが手間といえば手間でしょう。

 設置時の問題は、台そのものが非常に軽量のため、矢を抜く際にあまり力をかけると位置がずれてしまうこと。当支部では壁際に置くことでずれにくくしてはいますが、壁を保護するためなどである程度離して置かなければならない際には注意が必要です。

 また、カインズホームが近くにないとスタンドを入手できない、製造終了となった際に代替品がない、というのも難点といえるでしょうか。実際、作ったのは半年ほど前のため、現時点で現行製品かどうか保証ができません。現在4台持っているので、もう5,6台は作っておきたいのですが...。

 と、多少の問題もある的台ではありますが、こちらでは支部員さんからの評判も上々で、何より安上がりなのがありがたいです。もし、主に予算面で的台にお困りの他支部の方がいらっしゃいましたら、一度お試しいただくことをオススメしておきます。

2016年7月

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