10月1日、富士市の富士市立高校(旧・吉原商業高校)で開催された「南稜祭文化の部2011」にて、スポーツ吹矢体験会のお手伝いをしてきました。これは、富士サークルのS山さん経由で依頼のあったもので、高校生を対象とした体験イベントは初めての経験です。
当日は、支部員さん4名とともに向かいました。現地に到着したのは朝8時半。S山さんご夫妻と合流し、会場となる武道場(剣道場+柔道場)へ入って準備を進めます。的台は5台設置して対応することにしましたが、正直なところどの程度体験者が集まるのか全く読めません。隣の部屋がバザーや東北物産展などを開いているということで、そこそこ人の流れはありそうですが...。
そんな感じで9時に始まった体験会は、「大賑わい」とはいかなかったものの、断続的に人の出入があり、結果的にまずまず忙しい時間を過ごすことに。特に、柔道部に所属しているらしい学生さんが、いたく吹矢を気に入ったようで「これ面白いー!」「まだ吹いていいですか」と、代わる代わる体験をしていったのが印象的でした。中には、武道をやっているからか、吹く姿が非常に様になっている子もチラホラ。
また、終盤には富士市の体育指導員の皆さんがお見えになり、体育指導員向けの体験会開催について、少し話をする時間がありました。今すぐにどうこうというものではないかもしれませんが、スポーツを広める立場の皆さんに知っていただくことは、普及の大きな一助にもなりますので、可能な限り、そうした機会に応えられればと思います。
高校での体験会は午前中だけで終わり、昼食としてお隣の富士宮市へ本場の「富士宮やきそば」を食べに行きました。以前、知人から教えてもらって何度か行ったことのある名店をチョイスしましたが、支部員さん方にも好評だったようで何よりです。(これが楽しみだった方もいたような...)
その後、皆さんに了解をいただき向かったのは、富士市の「ふじの町クリニック/検診センター」。富士駅から徒歩10分程度と近いここは、10月3日にオープンする新たな医療施設です。それに先だって、1日・2日と内覧会が開催されたのですが、吹矢の無料体験会も開かれるということで、家内が両日にわたってお手伝いに入ることになりました。
元々は、同クリニックと関係が深く、開院後に予定されている吹矢講座の講師も担当される朝霧高原診療所の公認指導員・山本さんに依頼が入ったものの、どうしても都合がつかず、かといってまちづくりセンターの講座でもサポートに回っているH川さんだけではさすがに大変すぎるだろうと、急きょヘルプを頼まれたものです。
クリニックに到着すると、想像以上の人出。医療関係者は勿論のこと、この日の静岡新聞に大きな広告が出たそうで、かなり広めにとられた駐車スペースもほぼ満車状態でした。吹矢体験の場所は、クリニック棟と検診センター棟に挟まれた建物の一角で、隣は喫茶スペースになっています。
ここでは、朝霧高原診療所と同様に常設のレーン(部屋)が用意され、内観は朝霧と酷似した造り(下の写真と、こちらの写真を見比べてみてください)。広さとしては一回りほどこちらの方がありますが、朝霧で練習しているH川さんも驚くほど、雰囲気から何からそっくりでした。
話を聞きがてら、ひっきりなしにやって来る体験希望の方への指導を小一時間ほどお手伝いし、「明日も頑張ってー」と我々は帰路に着くことになりましたが、翌日(2日)も含めると相当数の来場者が体験をされたそうで、中には「ずっとやってみたかったの!」という方や、富士サークルの案内に興味津々の方など、手応えを感じるような場面も多かったようです。
ここ最近、富士で吹矢の話題が一気に増えてきたのは喜ばしいことですが、妙に分散化しても逆効果でしょうし、なかなか難しいところ。勿論、間口は広いに越したことはありませんから、お互いが上手く連携を取り合って普及を推進していきたいものです。
話も道中も少し横に逸れましたが、朝早くから一日お手伝いくださった支部員さん方には、この場で改めてお礼申し上げます。
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