藤枝サークル 熱海サークル 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部: 2011年11月アーカイブ

2011年11月アーカイブ

11月26日・焼津の練習

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 前回の焼津は、県大会直前で過去最多の大賑わいでしたが、その反動(?)か15名と若干閑散とした練習になりました。尤も、その分一人当たりの練習量は多く取れますから、この日参加された方はちょっぴりお得だったかもしれません。

 そんな回に絶好調だったのは、U山(一)さん。恒例の記録会でも、パーフェクト(写真参照)を含む3ラウンド95点とトップのスコアを出すほどで、「一級を受けてみませんか」と提案したところ、ではと挑戦した試験でも116点で余裕の合格となりました。

 さて、一年も早いもので、いよいよ年の瀬も間近ですが、焼津は会場がどうしても確保できなかったため、12月の練習が24日の1回だけとなります。ということで、こちらにのみお越しの皆さんとは、1ヶ月間お別れ。クリスマスイブの日でもあり、予定の入っている方もいらっしゃるかもしれませんが、また元気にお集まりいただければと思います。

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まちづくりセンター最終回

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 9月から全6回で行われてきた、富士市広見まちづくりセンターの「心身をみがくスポーツ吹矢講座」も、22日の回をもって最終回。というわけで、2回目から続けていた「押しかけヘルプ」も、これにて終了となりました。

 応募38名、初回参加35名で始まった本講座でしたが、最終6回目の出席者は16名。特に出席簿を見たわけではないものの、皆勤賞の方はその8、9割といったところでしょうか。とはいえ、毎回多くの方が熱心に吹矢を楽しまれていたのは間違いなく、それが何よりの成果であったと思います。

 押しかけヘルプ自体は、あまりに受講生が多く人手が足りないだろうとの思いから志願したものですが、他の指導員さんの教え方や、進度・取り組み方が様々な方々を見聞きすることが出来たのは、大変勉強になりました。十分お役に立てたかは分かりませんが、個人的には非常に有意義な経験でした。

 願わくは、受講生の皆さんが今後もスポーツ吹矢に興味を持ち、どこかで続けていただければと思います。3ヶ月弱の間、色々とお世話になりました。また、私と同じく毎回駆けつけて下さった、富士のS山さんご夫妻にも、改めてお礼申し上げます。

▼講座開始に先立ち、広見まちづくりセンター・センター長をお迎えしての修了式がありました
111125_1.jpg▼皆さん、最後まで熱心に吹かれていました。中には支部にスカウトしたいくらいの方も
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11月20日・東部2サークル

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 第3日曜日ということで、恒例の東部行脚の日です。

 午前中の沼津では、先日二度行った体験会で多数の新入会員が入ったこともあり、20名を優に超える方々が集まりました。地区センター側との交渉により、二部屋ぶち抜きで広く使えるようになった会場ですが、それでもこれだけの人数が揃うと、なかなかの光景です。

111120_1.jpg 練習は、奧の4レーン(9m)を主に従来のメンバーが、中央の6レーン(6m)を新人の皆さんが使うという振り分けで進められました。私はというと、新人の皆さんへの改めての基本動作の指導が主な役割。人数が多いこともあり、ホワイトボードに要点を板書し、まずは全体への説明から始めました。

111120_2.jpg それ以外は、時間いっぱい吹き続けましたが、それぞれが一様に熱心な様子。中にはセンスの良さが光る方も少なからず見受けられ、既存メンバーから「すぐに追いつかれそう」という心配(?)の声も聞こえるほどでした。

111120_3.jpg このように、非常に活況を呈している沼津サークルですが、今後の大きな課題は「どれだけ定着していってもらえるか」でしょう。名簿上、一気に3倍の規模に膨れあがったわけですから、運営そのものも大変です。

 勿論、サークルの皆さんも色々と考えており、12月には新人歓迎のミニ大会と懇親会を企画しているなど、対策に余念はありませんから、ぜひこの勢いのまま来年の更なる飛躍を期待したいところです。

 一方、午後の富士。こちらは、沼津より一足早く支部への移行が決定し、活動一周年を迎える12月からは、「富士サークル」ではなく「富士的矢支部(申請中)」として、新たなスタートを切ることになっています。

 とはいえ、(当たり前ながら)練習は普段通りに進められました。この日は初参加の体験者が2名いらっしゃいましたが、お二人とも非常にセンス良く、教えることがあまりないほど。また、練習後半では、1級2名、2級2名の昇級審査を行い、全員が無事に合格されました。

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 なお、富士でも12月4日に「活動一周年&支部設立記念」の大会を開催することになっています。地域防災訓練の日と重なってしまい、参加者は若干少なめとなる模様ですが、当支部からは私を含め3名で参加させていただく予定です。

111120_5.jpg 昨年開催した体験会から丸一年が経ちますが、こうして両サークルが大きく成長していく様子は、本当に頼もしい限り。ますます明るく、活気ある場として成長していっていただきたいものです。

第8回スポーツ吹矢静岡県大会

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 日曜日、浜松アリーナ(サブアリーナ)にて、第8回スポーツ吹矢静岡県大会が開催されました。今大会では、90名が参加し過去最大規模となった昨年を大きく上回る157名ものエントリー(当日参加者数は152名)があり、また昨年同様愛知・岐阜両県から多数の参加をいただくなど、東海大会に近い雰囲気。会場設営面でも、150名超の参加者に対応すべく、今までにない32基もの的台が並び、非常に壮観な眺めでした。

 当支部からは、これまた過去最多となる25名での参加が実現。会場との往復には、初めてバスをチャーターし、直接マイカーで行き来された方を除く18名(応援含む)が、まさに「選手団」のごとく堂々乗り込みました。また、これも初となる揃いのユニフォーム(ポロシャツ)を着用し、支部で参加したという雰囲気が出ていたように思います。

 さらには、富士と沼津の両サークルからもそれぞれ4名ずつの初参加があり、当支部以外の皆さんと初顔合わせを果たすことも出来ました。距離が離れていることもあり、限られたメンバーの参加ではありましたが、なかなかの精鋭揃いでしたので、内心では期待大。何かしら「お土産」を持って帰れるのでは、というのが戦前の予想でした。

▼向かって左側に21レーン、右側奥めに11レーンの計32レーンを設置しました
111114_1.jpg▼これまでになく多くの企業様から後援・協賛をいただきました
111114_2.jpg▼開会式直前の様子。多くの参加者でごった返しています
111114_3.jpg▼選手宣誓は、春野支部のN路さん
111114_4.jpg▼入賞・パーフェクト賞以外にも多数の賞品がスタンバイ
111114_5.jpg 競技は、男女それぞれ6m・8m・10mの4ラウンド個人戦と、3ラウンドの団体戦で実施。個人戦では、5月の愛知県大会でもそうだったように、「練習ラウンドなし、1ラウンド目に7本吹き上位5本をカウント」というルールが採用されました。本来は練習ラウンドを別個に設けるのが理想的なのでしょうが、レーン数など運営面で制限のある地方大会では、こうした方式も「あり」だと思います。

 審判制度については、主審と一部の副審が専任だった以外は、副審を幹事支部の浜松支部の方が兼任し、レーンごとの撥ね矢の確認は次の競技者が確認して赤旗を揚げるというスタイル。また、採点も次の競技者が採点員として競技者との互審で行いました。

▼左側には6mと8mの選手を割り当て
111114_6.jpg▼右のレーンでは主に10mとサウスポーの選手が吹きました
111114_7.jpg 私は、今年も記録係を仰せつかり、自分の競技順以外ではほぼ記録ブースに詰めて、同じく記録係の方々とともに集計にあたっていました。それでも、ブースが中央に配置され、自分のレーンをすぐ後ろにあてていただいたおかげで、特に走り回るなどの労苦は皆無。集計→競技待機(審判)→競技→また集計、というサイクルを黙々とこなすことができました。

 尤も、終始そうした時間を過ごしたため、競技中は支部の皆さんの様子を確認することができず、昼休みに少しずつ話しかけたのが精一杯。本当は写真も色々撮りたかったところですが、その辺は恐らく「支部専属カメラマン」のI田さんやY田(憲)さんなどが、マメに撮って回ってくださっていたのではないかと思いますので、そちらに期待しましょう。

 肝心の自分の成績は、このところ続く深刻なスランプを考えれば、かなりマシなものでした。とはいえ、2ラウンド目に7点が4つ続いた最後の1本を1点ぎりぎりの3点にしてしまったり、3ラウンド目を少しも「惜しい」と感じられない27点にしてしまったり、そこここに不調さが出ていたような気はします。大会参加の常で、「最低116点(五段維持相当)、できれば124点(六段相当)、理想は130点オーバー」という目標を掲げていましたが、何とも評価の難しい122点で終了となりました。

 個人戦に引き続いての団体戦では、県大会市場初となる試みが。従来、「参加者間の交流」を主眼として主催者側でシャッフルしてのチーム分けが行われていたところ、今年は予め支部ごとにチームを結成しての争いとしたのです。これも、ある意味多くの参加者が集まるようになったからこそ実現したことかもしれません。

 当支部からは5チームをエントリしましたが、特に「優勝狙いの精鋭揃い」といった分け方はせず、記録会で使っているハンデを元に、平均的な5チームとなるような組み合わせとしました。

▼団体戦では県大会史上初めて、支部ごとにチームを結成して競いました
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 団体戦が終了した後は、個人戦・団体戦それぞれの順位決定戦に。個人戦では、6種目中5種目で決定戦にもつれこむ熱戦となりました。中には、支部員さんやサークルの方の関わったところもありましたが、その間も集計作業は続き、残念ながら10m男子の3位決定戦をちょっと見ることができただけでした。

▼10m男子の3位決定戦に挑む当支部・H川さん(右)
111114_9.jpg また、決定戦の後に五段だけによる模範演技(1ラウンド)が行われました。本当は私も出るはずだったところ、集計と表彰状作成が簡単には終わらず、無念の欠場。O場県会長や審判に専念するため競技には参加されなかった青柳杯の覇者・B大さんなど、蒼々たる面々の試技は個人的にも見たかったものですが、こればかりは致し方ありません。

 そんなこんなで、進行としては非常にスムーズなうちに表彰式へ。個人戦各カテゴリの順位は、次の通りとなりました。(敬称略)

111114_1.gif 女子6mではH越さんが尾張名古屋勢の追撃をかわし見事優勝。男子10mでもなんとビックリ私が優勝と相成りました。点数的な満足はなかったものの、個人戦の優勝は初めてのことで、やはり嬉しいものです。また、男子10m、女子10mでもそれぞれ入賞があり、入賞者18名中4名を当支部から出したのは、なかなかの成果だったのではないでしょうか。

 サークル勢からも、女子8mで富士のS山さんが2位に入賞。決定戦の末ということで、ちょっぴり惜しいところではありますが、初めて参加した大会で他の皆さんと互角以上に渡り合っての結果は、素晴らしいの一言です。

 また、団体戦では当支部Dチームが97点の高得点で堂々2位入賞。1位の尾張名古屋Aチームが驚異の101点だったため涙を飲みましたが、前述の通り特に成績を意識しない編成だったことを考えれば、十二分に満足できる成績といえるでしょう。チームの皆さんも、表彰式で非常に晴れやかな表情でした。

 さらには、来賓の常務理事・Y田先生が選出の「ベストフォーム賞」(各カテゴリ1名ずつ)で、女子6mのM月(智)さんが受賞。過去にも県大会・フェスティバルで支部員さんが選ばれた際に書きましたが、基本動作が根幹にある中、こうして評価をいただくというのは、指導する側としても大変嬉しく誇らしいことです。勿論、ご本人の努力があってこそですから、これを励みにより一層の飛躍を期待したいもの。また、他の支部員さんにも切磋琢磨する上での身近なお手本にしていっていただければと思います。

 同じベストフォーム賞では、男子8mで沼津サークルの代表・Y岡さんも受賞されました。「(私が)推薦したんじゃないですか?」と言われましたが、勿論そんなことは全くありませんし(そもそも推薦したところで受賞できるものでもありません)、何より最激戦区(50名)カテゴリでの受賞は、大きな価値があります。富士のS山さんもそうですが、サークルにとって自慢できる「お土産」を獲得できたのは、本当に喜ばしいことでしょう。

▼個人戦・団体戦の入賞、ベストフォーム賞、ラッキー賞など支部員も多数受賞
111114_11.jpg 他にも、ラッキー賞などで支部・サークルの皆さんが何名か受賞していましたし、入賞には届かなかった皆さんもそれぞれ楽しんでいただけたように思います。意気込んだほどの成績を残せず、悔しい思いをされた方もいらしたかもしれませんが、年に一度の「お祭り」でもありますし、ぜひ次回以降も積極的に参加して盛り上げていただければ幸いです。

▼参加支部員+富士と沼津両サークルの方々で記念撮影。なかなか壮観ですね。
111114_10.jpg 最後になりましたが、1年以上前から準備を始めて運営にあたられた浜松支部の皆さんに、この場を借りてお礼申し上げます。次回は当支部が幹事をする予定ですが、果たしてここまで出来るのだろうか、とただただ感心するばかりでした。また、各役員の皆さんも大変にお疲れ様でした。

 来年は東海ブロック大会が新設されるため、県勢のみの大会となる見込みではありますが、また変わらぬ笑顔で各支部・サークルの皆さんにお会いできることを願っています。

11月12日・焼津の練習

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 11月1回目の焼津。翌日に県大会を控えたこの日は、過去最多となる27名もの参加で大変活気ある練習となりました。

 前回は団体戦の予行演習でお休みした記録会ですが、今回はいつも通りに実施。ただ、これも大会を意識した形で、「3分ルール」を予習すべく、タイマーを使い時間を計ってみました。元々、時間をかけすぎるような方はいないのですが、「3分以内」と予告したことで、多少なりとも勝手の違った感覚を持たれたかもしれません。

 また、記録会後には総括的な話として、基本動作のチェックポイントを改めて解説しました。大会ともなると、周りに引きずられて普段通りの動作がなかなかできないもの。そこをある程度意識しつつ、出来る限り普段通りの動作を心がけることが、スポーツ吹矢の呼吸法には大事であり、ひいては点数にも結びついていく、そんなことを伝えてみました。

 勿論、大会での成績は水ものであり、また相手関係もあるものですが、4回目の出場となる県大会では最多となる25名の選手団ということで、ちょっとした期待も抱きつつ、当日を迎えることになります。

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第5回青柳杯を振り返って

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 既に開催から10日あまり過ぎましたが、ここで第5回青柳杯大会について感じたことを残しておこうと思います。既に、松山のY野さんが得点分布を元に男女比などを述べていらっしゃいますので、多少重なる部分についてはご容赦ください。

 さて、今大会では競技に関わる大きな変更が行われました。それは、従来の男女混合から男女別の開催となったことです。この辺りの考察は、今年のはじめにしたことがありますが、上記エントリでY野さんも触れていらっしゃる通り、恐らくは女性の参加を促すことが大きな目的であろうと考えられました。

 しかしながら、蓋を開けてみると、男子が約30%も増加したのに比べ、女子は僅か6%ほどの微増という結果。昨年26%ほどだった(全参加者に対する)女子の割合も、22%強へと落ち込んでしまいました。6月の全国大会では女子10mの参加者が大幅に減ったということもありましたが、女子の高段者がおおよそ全体の3割強と想定されることを思うと、少々物足りない数字です。

 震災で開催が半年以上延期された影響もあり、今回の結果をもって断定はできませんが、青柳杯・全国大会の近年の傾向から、「全国規模の大会にまで出る女子の高段者は少ない」という推測はできるでしょう。ただし、「高段者に名を連ねる方々の実質的な(現役でやっている)人数」「いつその段位(三段以上)に合格したか」などの情報は加味していませんので、来年以降(いい方向で)変化が出る可能性は十分あります。

 と、参加人数面での話はこのくらいにして、成績面での話に移ります。まず、今年と昨年の、男子・女子・混合それぞれ上位40位までの得点表をご覧ください。(混合欄での赤字は女子)

aoyagi2011.gif 真っ先に分かるのは、上位陣のレベルが更に上がっていることでしょう。男子1位が遂に200点の大台に乗ったほか、190点台は男女合わせて7名、六段合格相当となる186点以上だと25名という、とんでもない数字。第1回大会の予選トップが186点、180点以上でも10名しかいなかったことを考えると、僅か5年で隔世の感です。

 仮に今年も男女混合でベスト16がトーナメント進出だったとすれば、188点でギリギリセーフ、186点では一人しか滑り込めない、というハイレベル。当然ながら、男女それぞれのベスト8も、昨年以上のスコアが求められました。特に、男子は186点が11名も出た上に、それでは決勝に残れなかったという恐ろしい状態。昨年が全体で330名、今年が男子のみで318名ということは、男子選手にとって「単に決勝進出が狭き門になった」だけ、ともいえるでしょう。

 一方女子は、5位までが186点以上、8位タイが180点と男子に比べればおとなしめ。これは参加人数が少ない以上仕方のないことで、男子並の分母があれば186点以上が15名程度は出ていたであろうと思われます。とはいえ、予選通過のハードルが男子よりグッと低くなったのも事実であり、熱心な女子選手にとっては「優勝」に手の届きやすい状況とはなりました。

 個人的に、こうした場で優勝を争うような選手は、男女の別なくほぼ同レベルであると考えていますので、例えば来年の女子参加者が150名程度まで増えれば、ベスト8のボーダーラインは男子に近い186点辺りになると予想します。

 女子の上位陣は比較的「お馴染み」の方々が多く、「どうせ決勝はいつもの人たちでしょ?」と、参加そのものに二の足を踏まれるケースもあるとは思いますが、「男女別にして一層盛り上がるようになった」と後年振り返ることができるよう、積極的な参加を期待したいところです。

 それにしても、このままでは来年の男子部門のボーダーラインが190点以上になってしまいそうで、ますますお呼びじゃなく「参加するだけ」になりそうな気配が...。私自身が二の足を踏むことのないよう、また一年練習を重ねていきたいと思います。

富士市内二題

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 11月8日、本来であれば仕事のある平日ですが、色々調整して休みを取り、朝から富士に向かいました。というのも、7月末に出張体験会を行ったA-1スポーツクラブ富士で、地域限定指導員の講習が行われたからです。

 これは、講座のひとつとしてスポーツ吹矢を取り入れたいクラブ側と、何らの資格も持たない「講師」に指導を任せるわけにもいかない協会側、それぞれの意向を摺り合わせた結果で、7月から新設された限定指導員の資格を、クラブの講師担当に取得してもらうということになりました。

 今回講習を受けたのは、クラブの講師を担当されるS原さん、Y永さん、K西さんの3名に、朝霧のY本さんのところを中心に練習をしているH川さん(富士宮市の体育指導員でもあります)を加えた4名。本部の常務理事・T橋先生から、指導にあたる上での心構えや知識、実技まで、4時間ほどではありましたが、しっかりと手ほどきを受けていただきました。後半では、クラブの3名の方々が二級の検定にも挑戦。無事(?)全員が合格しました(H川さんは、先日本部で二段に合格済み)。

 私はというと、7月の体験会以降も相談窓口のような形で連絡を取っていたことなどもあり、T橋先生のお手伝いとしての参加でした。また、H川さんの師匠にあたるY本さんも、同じくお手伝いで同席。尤も、私自身は殆ど後学のための見学のつもりでしたが、実際にはY本さん共々指導補助として時間を過ごすことになりました。

 ともかくも、これで晴れて協会公認の限定指導員が誕生し、講座スタートにあたっての問題もなくなったわけですが、この資格はあくまで「公認指導員資格を取得するまでの繋ぎ」的なもので、いわば「仮免許」。以前の規定(入会1年以上、二段以上)であれば、既に取得のための要件を満たすH川さんは別として、入会したばかりの3名の方々には、「講座で正しく指導する」「普及にも努める」一方、最低でも三段を目指していくための個々の技量向上まで、いきなり様々な「責任」を背負うことになったといえるでしょう。

 そもそもの地域限定指導員という制度の成り立ちを考えれば、乱発できるはずのものではなく、「講座開設のお墨付きが出た」という単純な話でも、決してありません。場合によっては制度運用の是非にも関わりかねない立場である......といった意識まで求めるのは酷として、今後も熱意ある活動を望みたいところです。そのためのサポートは可能な限りで惜しみませんし、県内、特に東部地区の普及を進めていく上で、協力関係を築いていければと思います。

▼講習開始。皆さん神妙な面持ちで先生の話に耳を傾けます。
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▼公認指導員講習時と同じ試験問題に奮闘中の皆さん。
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▼講義の後は実技の時間です。
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▼H川さんは勿論ですが、クラブの3名の皆さんもさすがの吹き筋でした。
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▼実技も終了し、最後に今一度先生から心構えなどのお話が。
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▼二級の認定試験中。特に素晴らしかったのはS原さん(写真右)で、91点での合格でした。
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 そんなこんなの講習の次は、夜間の吹矢。まちづくりセンターでの講座のお手伝いです。ということで、Y本さんとH川さんとは、ここでもお会いすることに。

 3ヶ月という期間も長いようで短く、全6回の講座も今回で5回目。さすがに受講生の皆さんも慣れた様子で吹いていましたが、レーン数の多さ(10レーン)もあってどうしても目が行き届かず、変なクセがついているままの方もまだまだ散見されました。次が最終回のため、遅きに失した感はあるものの、気がついた範囲内で今回も声をかけたつもりです。

 また、片付けの後には、講座修了後の受け皿として、Y本先生が開講している朝霧と富士の教室の案内がありました。資料の用意がなかったからか、残念ながら至近で活動中の富士サークル(12月からは支部)の説明はありませんでしたが、最終回には希望者に配れる程度のチラシを持参して、そちらの案内もできればと思っています。

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11月6日・静岡の練習

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 11月最初の練習は静岡。丁度、街の中心部で大きなお祭り(大道芸ワールドカップ)が行われており、駐車場含め大変な混雑が想定されたからか、静岡にしては少なめといえる16名での回となりました。

111107_1.jpg 練習では、前回の焼津と同様、記録会の代わりに県大会を見据えた団体戦の練習を取り入れました。人数の関係で3チームでの模擬試合となりましたが、なかなかに白熱し、終わってみれば全て1点差で並ぶという大接戦。今回は多くが大会にも参加されるメンバーでしたから、多少なりとも雰囲気を掴んでもらえたのではないでしょうか。

111107_2.jpg その後は、個々に吹いていただく時間としましたが、人数の関係で比較的多めにそれぞれが練習できたようです。私も珍しく(?)10ラウンドほど吹くことができました。

 人数が多いのも活気が増してよいのですが、的台が7基に限られているため、20名を超えるようになると一人頭のラウンド数が減ってしまい、痛し痒しといったところ。今以上の利便性を備えた会場を探すのも現状では難しく、今年後半の悩みどころともいえるでしょう。抜本的な解決策はありませんが、来年は支部員さんの練習の質・量が向上するよう、いろいろ考えていきたいと思います。

 さて、この日のパーフェクトはおひとり。大会に向けて6mからの練習を重ねていたM月さんが、2回記録されました。ご本人も大変嬉しそうで、満面の笑みで記念撮影です。

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第5回青柳杯大会

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 去る11月1日、「第5回青柳杯大会」に支部員・H川さんと2人で初めて参加してきました。会場は、多くのメジャースポーツが全国レベルの大会を開催する、東京体育館・メインアリーナ。まさか、選手として足を踏み入れることがあるとは、吹矢を始める前には思いもしなかった場所です。

▼東京体育館正面。逆光で建物全体が上手く取れなかったのが残念。
111101_1.jpg 受付時間は9時半でしたが、我々が到着したのは8時半過ぎ。それでも、会場前には続々と参加者が集まりはじめ、結果的に時間を繰り上げて受付が始まりました。

 1,000名を超えた6月の全国大会・フェスティバルと比べ、今回は400名強と少ない人数です。とはいっても、競技ゾーンはあまり変わらない数の的台が背中合わせで並べられ、やはり壮観な眺め。腕に覚えのある三段以上限定の大会ということもあり、会場には独特の緊張感が漂っていたように思います。

▼アリーナ全景。3枚の写真をパノラマ風に繋げてみました。
111101_2.jpg 吹矢体操、開会式と滞りなく済むと、早速試合開始です。私は2順目、H川さんは1順目ということで、観客席に戻る間もなくそのまま競技モードへ。この大会、各レーン6名ずつの少人数で、待機→競技→観客席に戻る→待機(以下同順)のサイクルが少々せわしない気もしましたが、全体の進行もあり致し方ないところでしょうか。

▼競技風景。当たり前ですが、全員横一線から吹いています。
111101_3.jpg さて、肝心の競技内容ですが、私はというとこのところ絶不調モード。10mで集中して吹く時間が殆ど取れず、10月の練習量は恐らく過去最低だったように思います。忙しさを言い訳にするのも嫌なものですが、正直とても目標を大きく掲げられるような状態ではありませんでした。

 ということで、今回自分に課したハードルは、「五段合格相当の174点」という非常に控えめなものに。調子云々は別として、とにかく丁寧に吹くことを心掛けることにしました。しかし、そんな弱気な目標が悪かったのか、1ラウンド目の2本目に何と何との1点が出てしまい、最悪の27点スタート。このところ、息が抜けるように弱い時があるのですが、その悪いクセが本番でも再現された恰好です。

 そんな出だしで始まった6ラウンドは、

 ◎1ラウンド目...27点(7・7・7・5・1) ◎4ラウンド目...31点(7・7・7・7・3)
 ◎2ラウンド目...31点(7・7・7・5・5) ◎5ラウンド目...29点(7・7・7・5・3)
 ◎3ラウンド目...31点(7・7・7・5・5) ◎6ラウンド目...29点(7・7・7・7・1)

で178点という、至って「段位なり」の結果となりました。30本中20本が7点という部分だけを取り出せば悪くはないのですが、最後の6ラウンド目でまたもや1点へ刺さってしまったように、戦前の心配がそのまま出た、不安定な不満の残る内容です。

 以前は1点に刺さることなどまず考えられなかったので、恐らくは練習量不足が影響していると思われますが、そう決めつけてしまうのも危険ですし、これを機会に基本動作の総点検から再スタートしてみようと思います。いずれにせよ、まだまだ未熟ということですね...。

▼全員が一斉に採点に向かうところ。
111101_4.jpg と、そんな振るわなかった私はさておき、予選全体では想定された通りの好成績が続出しました。特に、男子では先日の香川県大会に続いて、トップのスコアが200点の大台に達するという快挙! また、190点以上も男女合わせて7名と、一昨年の4名、昨年の5名から順調に増加しました。

 ちなみに、今回から男女別となり、それぞれ予選通過が8名という狭き門になりましたが、そのカットラインは男子が188点、女子は180点(いずれもトーナメント進出のための同点決勝あり)。男子は昨年のベスト8相当が188点ですから同レベル、女子は昨年の女子8位178点を上回るスコアが求められたことになります。

▼決勝トーナメント準々決勝。左が男子、右が女子です。
111101_5.jpg その決勝トーナメントは、櫓が上に行くにつれてギャラリーも増え、男女横一線に並んでの決勝戦では、写真の通り黒山の人だかりとなりました。男子は、予選トップ200点を叩き出した昨年の全国大会(8m)の覇者・Y田さんと、一昨年の準優勝者で3年連続決勝進出のS田さん、女子は、今年の全国大会でも優勝し女子最強と呼んでも過言ではないO越さんと、昨年の青柳杯でベスト16相当の点数を出し基本動作奨励賞を獲得したS本さん、それぞれの一騎打ち。

▼男女が並んでの決勝戦。ギャラリーの数がものすごいことに。
111101_6.jpg それぞれ申し分のない実績を持つ方々の対戦は、女子が一回でO越さんに軍配が上がった一方で、男子は同点の末の一本勝負に。内心では、個人的に面識あるS田さんの悲願達成に期待していましたが(Y田さん、ごめんなさい)、僅かの差でY田さんが勝者となりました。

▼男子決勝はお互い譲らず、1本勝負に持ち込まれました。
111101_7.jpg このY田さん、何でも吹矢歴2年で6月に三段に昇段したばかりという、まさに「超新星」。6ラウンド200点というのもタダゴトではなく、来年の連覇も十分視界に入っているといえそうです。勿論、歴戦の猛者が簡単に許すはずもありませんから、ますます予選から厳しい戦いとなることでしょう。個人的にも、その一角に入れるよう精進したいところですが、道はなかなか険しそうです(トホホ)。

▼男女それぞれの表彰シーン。皆さん晴れやかな表情です。
111101_8.jpg▼決勝トーナメントのボードはこのようになっていました。
111101_9.jpg また、基本動作奨励賞には男女それぞれ2名ずつが選出されました。特に男子は、京都のS田さんに山梨のS田さんと、それぞれの府県会長が選ばれており、各府県協会にとっても嬉しいニュースではなかったでしょうか。

▼基本動作奨励賞を受賞された4名。取材カメラの後ろから。
111101_10.jpg なお、表彰式の最後には、先日六段試験に見事合格されたS田さんと、今回初めてハワイ総支部から3名参加された内のお一人で、大会前日に本部教室で1回目の六段資格認定試験に合格されたT中・Eさんに、それぞれ青柳会長から認定証が手渡される一幕もありました。

▼S田さんに六段認定証、T中・Eさんには六段資格(1)認定証が会長から手渡されました。
111101_11.jpg 初参加の青柳杯は、6月の全国大会と同様のホロ苦い結果にはなりましたが、いずれも最低限の目標(五段合格相当=平均29点以上)はクリアできましたので、来年へのステップにしていきたいものです。

 最後になりましたが、準備期間を含めて大会運営に携わられた協会・スタッフの皆さんに、この場を借りてお礼申し上げます。

2019年1月

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