藤枝サークル 熱海サークル 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部: 2010年10月アーカイブ

2010年10月アーカイブ

ダブルレインボウ

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 台風が近づく中ではありましたが、土曜日は焼津での定例練習を予定通り行いました。直撃の場合は中止もやむなしと考えていたものの、意外なほど進路が南に逸れたため、大丈夫だろうという判断です。結果、練習中には時折雨風ともに強まる時間帯こそあったものの、何事もなく無事終了とあいなりました。

 とはいえ、状況が状況だけに、無理せずお休みの支部員さんもいましたし、事前に電話をいただいて体験予定だった方々の来訪も予想以上に少なく、何となく粛々とした感じがする練習だったように思います。

101031_1.jpg そんな中、先週の体験会にも参加されたS田さんと、この日が初めてのY田さんの男性2名が体験に来られました。それぞれに1レーンを割り当て、時間の限り吹いていただきましたが、すっかり気に入っていただけたようで、嬉しいことにお二人とも支部に入会が決定!悪天候の中ではありましたが、実りある練習だったようにも思います。

 ところで、練習が終わって外に出てみたら、空には綺麗な虹が!しかも二重!台風の中練習に出てきたことへの、ちょっとしたご褒美だったのかもしれませんね。

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試験的に「夜間の部」を始めます

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 いささか突然ながら、11月から12月にかけて「平日夜間」の練習日を設けることにしました。実は前々から考えていたことではあるのですが、先日の体験会に参加された方々から「平日の夜にあればなぁ」という声を複数いただき、実現に大きく傾きました。また、前後して最大の懸案事項がクリアされたことも大きく影響しています。

 その懸案事項というのは、「用具運搬」。現在、静岡市と焼津市の各練習会場には、私の車に的台などの荷物を載せて、その都度運び込んでいます。時折、私がどうしても動けない(参加できない)時には、支部員さんに代わりで運んでもらってはいますが、支部内の様々な事情から基本的には私が一括管理しているのが現状です。

 しかし、平日夜間となると、その運搬は実質不可能。私の勤務定時は18:30ですが、仮に19:00スタートとしても、終業→帰宅→用具とともに会場、という段取りでは到底間に合いません。現実的には、会場に用具一式が保管されている必要があったわけです。

 それが、この度綺麗に解消することになりました。12月から、宝台院貸し教室を静岡市の新たな練習会場とすることに決まっていますが、相談したところ「場所はあるので、置いてもらってもいいですよ」と言っていただけたのです!(勿論、万一の盗難・破損に関しては免責となります)

 さすがに、自分の物を含めて筒だけは毎回持っていくことになりますが、的と体験者用のスタンドが置けるだけでも全く違います。これで、19:00スタートにも無理がなくなりましたし、夜間だけに留まらず、12月以降の通常練習にも等しく恩恵があるため、私の不在時でも対応が格段に楽になるのは間違いありません。本当にありがたい話だと思っています。

 とはいえ、初の試みとなるため、年内は「試験的」な位置づけとなりそうです。体験会に参加された方々にも声はかけていますが、どの程度集まっていただけるかも現時点では未知数。今回の試みが好評であれば、新年以降定期的な開催へ移行するつもりではいますが、まずは「やってみなけりゃ分からない」といったところでしょうか。

 なお、平日夜間ということで、カルチャースクール的な「教室」のイメージで捉えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、一応の予定としては、今までやって来たような練習の場として考えています。ただし、こちらにだけ顔を出せるというメンバーが多くなるであろうという予測から、当面は既存の練習会とは別枠での扱いにするつもりです。(相互の行き来については、今後詰めていく予定)

 とりあえず、ご興味のある方はお気軽にお問い合せ下さい。

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koudou.jpg夜間の部 練習日程
■日時/
 11月2日(火)・30日(火)・12月14日(火)
 いずれも19:00〜21:00
 (準備・片付けの時間を含みます)
■場所/宝台院 貸し教室 講堂(写真)
■参加料/1回500円(当日徴収)
■筒などの用具は体験用の物をお貸ししますが、長く続けられるような場合は、個人専用品の購入をお願いいたします。
■お問い合わせ/054-292-7530(夜間のみ)まで
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続「モヤさま」の衝撃(与太話)

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 前回のエントリで、「モヤモヤさまぁ~ず2」放送当日(24日)のアクセス数を「およそ(普段の平均の)9倍近い731人!」と書きました。これがどれほどの数字か、まずは9月1日から10月23日までのアクセス人数推移をご覧いただきましょう。

101026_1.gif 「あさイチ」放送当日の9月13日と、その数日前に大きな山がありますが、全体的には緩やかな右肩上がりの傾向にあったことが分かると思います。「あさイチ」の放送は本当に大きな出来事で、それ以前は平均60前後だった1日のアクセス人数が80人前後まで引き上げられたほど。勿論それが全てではないにせよ、問い合わせの件数も明らかに増え、その影響の大きさを実感していたところでもあります。

 しかし、それを遙かに上回る「事件」が先日の「モヤさま2」でした。銀座の本部教室にロケが入ったのはいいとして、公認マスコットのフキャットが

moyasama.jpgどーんと画面に登場した途端、当サイトのアクセス数が跳ね上がりました。24時までのトータルでは冒頭に挙げた731人という数字となり、「今まで地味に運営してきたのは何だったのか」と思えるほどの注目を集めたのです。とはいえ、それが「瞬間最大風速」なのは当然のことで、サーッと潮が引くように熱も冷めるはずでした。ということで、上記のものに放送翌日25日までの数字を加えたグラフを見ていただくと、こんな感じ。

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減るどころか、桁違いに増えていました

 まさに「目が点」とはこのことで、最初は何が起きたのかと真剣に思いました。よくよくアクセス解析を見てみると、この内3分の1はとある個人ニュースサイトからの訪問であり、そこの読者が多いからここへのアクセスも多いということが分かったものの、それ以外にTwitterからの拡散も多く、フキャットがどれだけテレビ桟敷の興味を買ったか、そして「モヤさま2」という番組と相性が良かったかを実感しているところでもあります。

 恐らく、そうしたリンクを辿って来た殆どの方は、こちらのエントリだけを見て立ち去られているものと思いますが、間接的といっていいような形であれスポーツ吹矢を知るきっかけになったのも間違いのないところ。競技にまで興味を示して下さった割合はごく僅かでしょうけれど、前回も書いた通り「キャッチーなキャラクタ」の存在意義がこれでひとつ示されたといえるでしょう。

 そういえば、先週末の体験会のアンケートにも「フキャットがかわいい。(参加記念品で配ったボールペン以外に)キャラクターグッズはないんですか?」という回答がありました。正直言って、初めて見たときは「うーん、少し微妙かも...」と思ったものですが、このフキャットくん、実は想像以上にポテンシャルを秘めているのかもしれませんね。

 以上、今回は完全な与太話でした。

体験会余波と「モヤさま」の衝撃

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 大盛況に終わった無料体験会から一夜明けた昨日、支部の定例練習会がありました。体験会の募集締切後に問い合わせをいただいた方と、体験会後に「練習も行っていいですか」と希望された方とで、「7、8人くらいの体験者になるかな」とは思っていたのですが、蓋を開けてビックリ。前日から続きでの6名を含め、なんと16名もの方が体験に来られました。

 これまではせいぜい数名程度の受け入れだったことを思うと、まさに前代未聞。練習に集まった支部員(私を入れて9名)を大きく上回る人数に、いつもは広く感じる会場も何となく手狭に思えたほどです。

 こうなると心配なのは使っていただく用具。実は、今後を見据えて体験者用の筒を(とりあえず個人負担で)10本買い足したばかりで、従来からある5本と合わせ15本の用意をしてありました。が、それすら足りなくなるという緊急事態。急遽、妻の筒を体験用に回して、なんとかギリギリで「1人1本」を確保することが出来ました。

 体験自体は、体験会からの6名で1レーン、残る10名に2レーンを当てることで、スムーズに回っていたようです。二日続けての方は勿論、初体験の皆さんにも熱心に吹いていただき、合間合間には用具のことなどで質問も多く出ました。きっちりとした体験会とは異なり、皆さんそれぞれのご都合で少しずつお帰りになりましたが、いざ最後のお一人が会場を出られていつもの支部員だけが残ったら、何となくガラ〜ンとした雰囲気になったほど、活気ある時間だったように思います。

 結局、この日は3名の方が支部に入会下さり、用具の注文も4名の方からいただきました。他にも前向きに入会をお考えの方が何人もいらっしゃいましたし、今後焼津会場に体験へ来られる方も数名いらっしゃいますので、今後の支部員数の増加にも期待を持ちたいところです。そんなわけで、ここしばらくは支部も賑わいを見せることでしょう。

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 話は変わりますが、昨日放送のテレビ東京系「モヤモヤさまぁ〜ず2」で、銀座の本部教室が登場しました。さまぁ〜ずの2人とテレ東の大江アナが、青海川先生の指導の下、吹矢を体験する様子が流れたのですが、そこで「公認マスコット」のフキャットが画面に出たから、さぁ大変。

 どうやらフキャットのゆる〜い雰囲気が視聴者のツボに入ったらしく、Twitterでも注目するツイートが数多く見られました。また、Googleなどでフキャットを検索された方も多かったようで、当サイトでフキャット誕生を紹介したエントリへのリンクが貼られ、そのツイートが更にリツイートされるという恐ろしい展開に。

 このところの「追い風」で、当サイトの1日辺りの平均アクセス人数(ユニーク値)は80人強に増えていたのですが、昨日のアクセス人数はおよそ9倍近い731人!「モヤさま2」放送中の午後7時台だけでも365人という驚異的な訪問をいただきました。

 その殆どはフキャットへの興味でしょうから、スポーツ吹矢自体へ興味を持たれた割合は少ないのでしょうけれど、ひとつの取っ掛かりとしてのキャッチーなキャラクタの存在意義を思い知らされた一件ではありました。

101024_02.jpg 画像は、「モヤさま2」の公式サイトより。青海川先生には、昨年末の公認指導員研修でお世話になりましたが、大江アナの横に立たれた際の表情は、心なしか嬉しそうにも見えました。うーん、私もその場にいたかった!

※現在は、両体験会ともに終了しております

tobutaiken0.gifzansekitobu.gif スポーツ吹矢単独としては久々となる東部地区での体験会を、沼津市と富士市の2ヶ所で開催いたします。NHK「あさイチ」で取り上げられるなど、楽しくかつ手軽に呼吸力を高められるスポーツとして注目度が増している「スポーツ吹矢」を、ぜひこの機会に体験していただければ幸いです。

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沼津体験会
 日時/平成22年11月23日(祝) 14:00~16:00
 場所/沼津市民体育館 第3練習場(多目的室)
    (沼津市高島本町1-4/JR沼津駅北口より徒歩約10分)

富士体験会
 日時/平成22年11月28日(日) 14:00~16:00
 場所/富士市勤労者総合福祉センター ラ・ホール富士 軽体育室
    (富士市中央町2-7-11/富士市役所より東へ約400m)

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 いずれも参加費は無料で用具も全て揃っていますが、準備・受け入れの都合上定員を設けさせていただいております(各20名)。ご希望の方は、TEL.054-292-7530までお電話いただくか(夜間のみ)、info@shizuoka-fukiya.netまでメールにてお申し込み下さい。

 なお、両会場ともに駐車場が限られていますので、当日はなるべく公共の交通機関や自転車・徒歩でのお越しをお願いいたします。


▼沼津市民体育館の周辺地図

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▼ラ・ホール富士の周辺地図

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初の体験会は大盛況

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 今日は、以前からアナウンスしていた通り、静岡・焼津支部で初めて開催する無料体験会がありました。室内競技ではありますが、秋晴れの天候にも恵まれてまさにイベント日和。早々に当初設定した定員をオーバーしていたこともあり、初開催の不安はあったものの期待の方がずっと大きい気持ちで当日を迎えました。

 会場の利用時間が9:00~12:00ということで、体験会自体は9:30~11:30の2時間という設定にしていましたが、会場側のご厚意で8:30に入ることが出来たため、会場設営には十分な余裕。とはいうものの、あっという間に時間は過ぎ、早い方からポツポツと集まり始めました(冷静に考えれば、9:00入りだったら間に合わなかった計算に...)。ともあれ、定刻の9:30には殆どの方が席に着かれたため、予定通りに体験会の開始です。

101023_2.jpg 冒頭に書いた通り、事前のお申し込みによる参加人数は当初予定の25人を大きく超え、前日までで33名。欠席が1名出たものの、会場に直接来られた方が2名いらしたため、最終的には都合34名という盛況ぶりとなりました。

 体験会を決めたのが1ヶ月強前だったこともあり「定員いっぱいはとても集まらないだろうし、仮に満席になっても5人×5レーンで大丈夫だろう」という目論見は(いい方向に)裏切られ、結局設置したのは7レーン。部屋の中央に、柱が2本立っているという少々特殊な間取りではありましたが、それでもゆったりとレーン配置が出来たのではないかと思います。

101023_1.jpg 今日の予定は概ね次の通り。

(1)挨拶と配付資料の説明、用具の説明
(2)腹式を意識した吹き方の説明と実践(1人5本)
(3)基本動作の説明と実践(時間まで順次繰り返し)
(4)支部・用具・フェスティバル体験会の案内

元々人前で話すのはあまり得意な方ではなく、また予想以上に大勢の体験会ということで、最初からかなりテンパった状態となってしまいましたが、そこはわざわざ申し込みをしてまでお集まりの皆さんだけあって、拙い話にも真剣に耳を傾けていただけました。このところの流れを意識し、「深い呼吸の繰り返しが健康づくりに有効」という点を強調しましたので、とりあえずその辺りだけでも印象に残していただけたのでは、とは思っていますが...。

 ともあれ、時間も限られていますし、多くは「後ほど資料をお読み下さい」として、早速(2)(3)と進めることに。対応については、含め5名+α(入れ替わりで2名がヘルプに入って下さいました)の支部員で、それぞれが適度に散って対応させていただきました。

101023_3.jpg 大半の時間は(3)に費やすようにした結果、殆どの皆さんが代わる代わる楽しそうに吹いてくださったように思います。支部員へ熱心に質問をされる方もいらっしゃいましたし、見知らぬ参加者同士でも何となく仲良くなって話をされるなど、ムードも終始和やか。終了時刻が近づく頃には、丁度何回も吹いて適度に疲れたのか、順次席に座ってアンケートの記入にとりかかる方が多く、段取りといった部分でも皆さんに助けられました。

 最後に少々支部他の宣伝をさせていただき、皆さんをお見送りして2時間の体験会はあっという間に終了。体験会への参加はある程度重ねてきたつもりでしたが、自ら開催となるとやはり勝手も違い、どこまで十分な対応が出来たのかは分かりません。最後に回収したアンケートを拝見する限り、概ね楽しんでいただけたようで好意的な評価が多く一安心はしていますが、敢えて書かれなかった不足な部分については、(きっといくつもあったと思いますし)この場を借りてお詫び申し上げます。

 一応のアンケートの声としては、「ぜひ今後も続けてみたい」という方が全体の9割強、「支部にぜひ参加してみたい」という方も半数以上と、想像以上に魅力を感じてはいただけた模様。「ぜひ参加」という方が全員そのまま入会とはいかないでしょうが、通常の支部練習へ「行っていいですか?」と積極的に訊かれた方も複数いらっしゃいましたし、お一人でも実際に入っていただけることがあれば、それだけで成功といえるでしょう。(今日は敢えて入会手続きまで進めるようなことはしませんでした)

 なお、今日の体験会を定員オーバーでお断りせざるを得なかった方が、今後の支部練習に多数お見えになる予定もありますので、しばらくは当支部も賑わいが続きそうです。県内の他支部でも支部員がグッと増えたという話、あるいはこれまで支部のなかった地域でまとまった人数が集まりつつあるという話を聞いていますし、本当にいい流れを実感しているところでもあります。

 最後になりましたが、今日お集まり下さった多くの皆さんに改めて感謝申し上げるとともに、一緒に体験会を支えてくれた支部員さん方にもお礼申し上げ、静岡・焼津支部初の体験会レポートの〆といたします。

▼オマケ
101023_4.jpg 本日配布の資料一式です。(1)最新の協会入会案内、(2)基本動作解説、(3)支部案内2枚、(4)支部オリジナル「スポーツ吹矢について」2枚、(5)アンケート、(6)県内各支部の案内、(7)記念品のフキャットボールペンの、豪華(?)7点セット!用具カタログは興味を示した方にだけ最後にお配りする予定でしたが、結局全員が持って行かれたので、結果的には8点セットとなりました。

 用具カタログ以外、資料は全てプリンタでコツコツと印刷(基本動作解説は協会発行の物をスキャンしてB4判にしました)。これだけでもそれなりに手間暇がかかっていますが、「どうせやるならこれくらい」と思っている内に、自分でも呆れるやら感心するやらの枚数に...。でも、これが当支部の「標準」と思っています。(ボールペンは今回限りかもしれませんが)

静岡新聞にスポーツ吹矢の記事

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 今日(10月20日)の静岡新聞夕刊に、「気軽に楽しめるスポーツ吹き矢」と題した記事が掲載されました。

101020.jpg 記事内容は紙面画像を見ていただければ分かるかと思いますが、先日の中日/東京新聞の記事と同様、「誰でも簡単に楽しめる」「愛好者が増えている」「健康にもよい」といった流れでスポーツ吹矢を紹介した後、「ゲーム的要素を重視」した他団体にも言及している、というパターンです。

 恐らくは静岡新聞独自の記事ではなく、各地方紙に順次掲載される配信記事と思われますが、帰宅したところ早速「夕刊を見た」という問い合わせが2件もあり、このところのスポーツ吹矢への追い風を更に実感するものではありました。

 ただ、両記事ともに共通で言えることとして、他団体までを一括りに「スポーツ吹矢(吹き矢)」と扱っている点が、個人的には気になりました。「吹矢競技」という意味合いであれば、端から見た場合に「どこも似たようなことをしている」と取られても仕方のない部分はあると思うのですが、「スポーツ吹矢」が登録商標であるのは勿論のこと、団体それぞれで理念が異なるはずのものを一緒くたにされていることに、釈然としないのです。

 「バレーボール」を例に挙げれば、「ソフトバレー」「ビーチバレー」「バルーンバレー」などの派生競技までを、全て同じバレーとして同列に語るようなもので、いくらスポーツ吹矢がマイナー競技とはいえ、ちょっと乱暴なようにも思います。

 昨年発覚した見識を疑うような話は論外にせよ、本来は各団体からも「一緒にされては困る」という声が上がっておかしくないでしょう。そういう意味では我々だけでなく他団体の皆さんも含め、更に普及を進めていき「あぁ、○○吹矢じゃなくてスポーツ吹矢の方か」(あるいはその逆も)と分かっていただける程度にはメジャーになるよう、頑張っていかなければならないのでしょうね。

 当支部でも、まずは週末に迫った無料体験会に全力投球!いたします。

静岡市の練習会場変更について

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 現在、静岡市の練習会場は南部体育館の剣道場(第2練習場)を利用しています。以前にも書きましたが、ここは借り手が少なく「希望通りの日時で借りやすい」メリットがある一方、剣道場という性質上「上履き」の類を使えない(素足もしくは靴下履き)ため、冬場に足下から冷え込むという大きなデメリットがありました。

 一昨年、昨年とその寒さを経験してきた身としても、「多少割高でもいいから、せめて上履きを履いて(もしくは土足のまま)利用できる会場探し」は常に検討課題でしたが、(1)市内の体育館では手頃な広さの部屋がない(今より広い=メインアリーナになってしまう)(2)生涯学習センター(いわゆる市の公民館)は実質的に借りられないに等しい(3)民間のレンタルホールや貸し会議室はあまりに高く現実的でないことから、長らく頭痛のタネのままとなっていたのです。

 そんな中、昨日の練習日にとある支部員さんから「静岡駅近くの閉園された幼稚園を、運営元のお寺が貸し教室としてレンタルしている」という情報をいただきました。1時間1,000円という分かりやすい料金は、現場の体育館に比べれば割高ですが、民間としては破格に安価。ましてや、かなり街中の立地とくれば、かなり魅力的な話です。

koudou.jpg ということで、早速現地へ。施設の名称は、「宝台院 貸し教室」で、以前は「アソカ幼稚園」として園児達で賑わっていた所です。実際に借りる対象となる部屋(元は講堂として使われていたそうです)を見せていただきましたが、10m×5レーンが十分取れる広さでした。残念ながら空調はありませんが、上履きで出入りする部屋ですので、剣道場のように冷え込むこともなさそう。角部屋で窓も大きく取ってあるため、陽さえ翳らなければ真冬でも意外としのぎやすいようにも感じました。

 定期的に借りるのならば、ある程度先々まで優先的に予約を入れることも出来るそうで、丁度「日曜の午後を借りたいという電話が他からもあったんですよ」という話を聞いたこともあり、ほぼ即断即決で2月までの予約を入れたのは言うまでもありません。

 とはいえ、いいことずくめではなく、南部体育館と比較しての(料金以外の)デメリットとしては、(1)駐車場が近隣のコインパーキングのみ(30分100円)(2)場所が体育館から離れていて「近くで来やすい」方からは行きにくくなる辺りが挙げられます。いずれも支部員さんには従来以上の負担を強いることになってしまいますが、それよりも「冬に(あまり)寒くない」メリットの方がまず間違いなく大きいという判断で、何とか理解していただけるのではないかと思うところです。

 また、これは偶然の産物なのですが、今週末の体験会会場(あざれあ)と目と鼻の先にあるため、「支部にぜひ入りたい」と思っていただけた場合、案内がしやすいという効果も見込めそうです。冬場を過ぎてから場所を元に戻すかどうかはまだ未定ですが、長期的に予定を入れやすい点を考慮すると、よほど不評を買わない限りは継続でいいのかな、という気もしています。

 先んじて当サイトでのお知らせとなりましたが、支部員の皆さんには来月頭にお渡しする支部会報でご案内する予定ですので、詳細はその会報もしくは次回練習の際の説明をお待ち下さい。

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体験会の参加募集を締め切りました

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azarea1017.gif 前回のエントリ後も数件のお電話をいただき、つい先ほど定員30名に達しましたので、10月23日に開催する無料体験会の参加募集を締め切りといたしました。今後いただいたお申し込につきましては、大変申し訳ありませんがお断りさせていただくとともに、11月7日(日)に市内の長田体育館で開催される「第18回スポーツ吹矢フェスティバル」併催の体験会をご案内することになります。

 開催を決めた時点では、当初の定員25名すら埋まりきるのかどうか疑問に思っていただけに、増枠した30名分で受付を締め切ることになるとは、本当に想定外かつ嬉しい事態です。あとは、当日来て下さる皆さんに少しでもスポーツ吹矢の魅力を感じていただけるよう、我々が頑張るだけ。残り1週間で、そのための準備を進めたいと思っています。

 それでは、10月23日は皆様のお越しをお待ちしております。

体験会の定員を増やしました

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 一昨日のエントリで「定員いっぱいになることは(残念ながら)なさそう」と書きましたが、この2日間で「中日ショッパーを見た」という方のお申込みが立て続けにあり、あっと言う間に参加予定人数が24名まで達しました。定員は25名ですから残りは1席。今晩中に1本でもお電話があれば、開催1週間前に満席となってしまうという、非常に嬉しい状況です。

 しかし、仮にそうなった場合、1週間を「申し訳ありませんが、定員に達してしまいまして...」と断り続けるのも、また切ない話。ということで、急遽体験会の定員を25名から30名に増やすことにいたしました。そう決めた途端に申込みがパッタリと途絶える可能性はなきにしもあらずですが、この方が精神衛生上もよいでしょうし、増枠分まで埋まればそれはそれでスゴいことかと思います。

 これ以上は、道具の用意や会場の問題から増やせそうにありませんので、現在参加をお悩み中という方は、ぜひお早めにご連絡下さいませ。

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10月15日21:05追記
 ↑を書いてからここまでで、新たに3件(4名)のお申し込みをいただきました。これで合計28名となり、あっという間に残りは2席。結局、来週はお断りせざるを得ないことになりそうです。ありがたいやら、申し訳ないやら、まさに嬉しい悲鳴ですね。

あと10日で体験会

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 早いもので、支部主催としては初となるスポーツ吹矢の無料体験会が、10日後に迫ってきました。開催を決定したのがちょうど1ヶ月ほど前。当初は当サイトと協会公式サイトのみでの告知でしたが、「あさイチ」効果や中日ショッパーに掲載されたレクリエーション大会の記事の影響もあってか、参加のお申し込みをポツポツといただいてきました。

 また、先週号のリビング静岡と今週号の中日ショッパーには、ご厚意で告知の記事を載せていただき、リビング静岡については「紙面の告知を見た」という方からのお電話が既に複数かかってきています。(営利団体ではないため予算も特にない中、大変ありがたくまた助かりました。両紙の皆さんには、この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました)

 ちなみに、具体的な申込み状況は、定員25名に対し7割ほどの埋まり具合です。今のペースですと定員いっぱいになることは(残念ながら)なさそうではありますが、お一人ではなく複数での参加申し込みをいただくケースもあるため、「行ってみようかどうしようか」と迷われている方がいらっしゃるようでしたら、ぜひお早めにお電話いただければと思います。

再び子供会で吹矢

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 先週の木曜日(の夜)、近所の子供会で吹矢体験会をしてきました。「体験会」といってもアトラクション的なものではありますが、声をかけていただけるのはありがたいもの。会場は自宅から数百メートル、隣のブロックという超至近距離にある児童館です。

 子供会での吹矢というと、今年6月の大惨敗が記憶に新しいところですが、今回はその反省を少しでも活かすべく、ある程度の流れと工夫を考えて臨みました。依頼主が知り合いという点も、子供のパワーを考えるに心強い限りです。

 集まった子供達は、上は小6から下は幼稚園まで全部で9人でほぼ男の子。小学生でも低学年の子が多くいたため、この短時間(1時間半ほど)で腹式呼吸云々の説明は無理と判断し、とにかく「鼻から大きく息を吸って、一気にプッと吹く」ことを実践してもらうことにました。

 始めてみると、やはり的当ては子供心をくすぐるのか、みんな楽しそうに吹いてくれている様子。中には大人顔負けの吹き筋の子もいて、点数も自発的に暗算してくれたりもしていました。合間には保護者(皆さんお母さんでした)の方々にも体験をしてもらいましたが、こちらもなかなか面白そうに吹かれていたように思います。(意外とお母さん方の方が真剣だったりして...)

 こうしてある程度自由に吹いてもらった後は、3班に分かれてのチーム戦。とはいえ、ただの的では点差も付きやすくなってしまうので、ここでは自作の的を使うことにしました。当初は、昨年末に支部のアトラクションで使ったビンゴ的をそのまま使うことも考えましたが、もう少し意外性を出すべく用意したのは新たに作った25マス的。

101011.gif 狙うとなると難度の高い四隅に高得点、ど真ん中は丁度中間の13点を配置するなど、狙いたい人にも狙えない人にも程よく偶然性が出るように点数はバラしたつもりです。ちなみに、上記の例では1から25までを全てマスに埋めましたが、

101011_2.gifこのように計算しやすく点数を配置する手もあるかとは思います。あるいは、数字は入れず単に5×5のビンゴ的として使うことも可能でしょう。

101011_3.gif と、話は少し横に逸れましたが、今回は一番上のパターンでのチーム戦です。各チーム「子供3+保護者2」の5人編成で、一人3本ずつ計15本の総得点で競うことにしました。

 ここで活躍したのは主役たる子供達で、何人も25点にズバッと当て、その度に歓声も挙がりました。方や大人は、同じく25点を狙うのですが大体が枠外に外れるという、とても分かりやすい結果に。この辺り、子供の方がより「無心」なのでしょうか。

 そんなゲームを2回戦行い、合計点数の高いチームからご褒美の景品(お菓子)を選んで、体験会は何とか終了。チーム戦の競技形式を含め反省点は少々ありますが、今回も事故がなかったのが何よりです。また、限られた時間の中、子供会のアトラクションということでスポーツ吹矢の「キモ」が伝わったとまでは言えないかもしれませんが、保護者の方も含め競技の存在を知ってもらえただけでも、価値ある時間になりました。

 声をかけて下さった子供会の皆さんには、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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なお、このエントリで紹介した25マス的3種類は、下記からPDFでダウンロードできます。A3プリンタがあればそのまま印刷できますので、ご興味のある方はご自由にお持ち帰り下さい。

 →25マス的|パターン1パターン2パターン3|(紹介した順)

※言うまでもないことですが、昨年末のビンゴ的も今回の的も、当支部で作成した「お遊び」のものです。通常の練習で恒常的には用いていませんので、ご注意下さい。

marugoto.jpg だいいちテレビの「静岡○ごとワイド!」といえば、静岡の皆さんにはお馴染みのテレビ番組かと思いますが、明日10月8日の放送で伊東にあるほっと倶楽部(旧名:吹矢の宿ほっと)が紹介されます。

 これは、放送4,000回を記念したスペシャルウィーク企画の中のことで、人気マジシャンのマギー審司さんと局アナの徳増ないるさんが、中伊豆〜東伊豆を路線バスで旅する途中に「吹矢の出来る宿」へ立ち寄るというもの。9月28日に行われたロケでは、協会本部のY田先生が登場してマギーさんにスポーツ吹矢の手ほどきをしたそうです。

 ほっとだけの特集ではないため、正味の放送時間は数分程度かとは思いますが、主婦を中心に人気の番組ですので、県内の皆さんへのアピール力はかなりあるのではないでしょうか。直前のご紹介とはなりますが、お時間のある方は是非ご覧下さい。私もバッチリ録画して観るつもりです。


■放送局/だいいちテレビ(静岡第一テレビ)
■番組名/静岡○ごとワイド
■放送日/10月8日(金)
■放送時間/16:48〜(普段は16:45〜) ※冒頭から特集が始まると思われます。

第7回スポーツ吹矢静岡県大会

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 去る10月2日(土)、秋晴れに恵まれたスポーツ日和の中、静岡県小笠山総合運動公園エコパのサブアリーナにて、90名の参加者が集い「第7回スポーツ吹矢静岡県大会」が行われました。

101004_1.jpg 昨年も会場は体育館のサブアリーナでしたが、エコパの場合サブアリーナでも通常の体育館ならばメインアリーナと呼ばれて不思議のないほど広く、かなり設営に余裕を持てていたように思います。的台も、昨年の13台から20台と大幅増で設置され、大会の規模拡大を実感するところとなりました。

 また、今回は愛知2支部(大府翼、尾張名古屋)と岐阜1支部(ぎふ川辺)の3支部から計20名の皆さんにご参加いただき、プチ東海大会の側面も併せ持つことで、県大会史上でも最大の盛大な大会となったのも特筆すべきことでしょう。更には、これも大会史上初と思われるジュニアの参加(大府翼支部所属)もあり、盛り上げに華を添えてくれました。

 大会の競技種目は、個人戦(2ラウンド×2の4ラウンド)と団体戦(1チーム5名の3ラウンド)の2つ。個人戦は、級・段位によって6m・8m・10mの距離別でカテゴライズされましたが、人数の都合上女子のみ有段者を一括りにして8mでの競技としました。また、団体戦は1級までが6m、有段者は一律8mでの競技です。なお、楽しく交流をするという大前提から、チーム分けは主催者側で全参加者をシャッフルして当日発表という形をとりました(例年この方式です)。

101004_2.jpg いざ競技が開始した後は、若干の遅延で個人戦前後半の間に設定していた20分の休憩が殆ど取れなかったことと、午後に併催した体験会に予想以上の人出があった(せいぜい多くて20名の予測に対し50名以上が体験に来られました。行政の広報紙恐るべし、です)ことで団体戦の開始が少しずれたこと以外、時間面では概ねスムーズな進行だったのではないでしょうか。といっても、私は参加者の成績をPCに入力し集計するという係を仰せつかっていたため、全体の進行をあまり追えていなかった部分があるのですが...。

 そんなこんなで、(特に個人的に後半は)あっと言う間に競技が終了し、表彰・閉会式へ。ここでも私は記録席で表彰状の印刷にかかりっきりで、まるでビデオの「追っかけ再生」状態でしたが、最終的にはそれぞれの種目表彰に間に合ったのでホッと一安心です。

101004_5.jpg さて、当支部の成績ですが、8名出場中個人戦各部門で表彰圏内(ベスト3)に食い込めたのは、同点決勝で惜しくも2位となった女子8mの1部門のみでした。男子8mで4位、男子6mでも4位と5位など、皆さんそこそこ良い点数を出してはいたものの、大会となればやはり「かなりいい点数」でないと上位進出は難しいということなのでしょう。先週の余勢を駆って...といきたかった私も、3ラウンド目に23を出すなど伸ばしきれないまま27・27・23・33=110で終戦。段位なりに「そこそこ」の点数でした。

 なお、個人戦各部門の1位の方は以下の通りです。(敬称略)

 ■男子10m・・・126点 B大國夫(磐田)
 ■男子8m・・・122点 K賀光男(大府翼)
 ■男子6m・・・116点 K合博司(尾張名古屋)
 ■女子8m・・・124点 I村和枝(大府翼)
 ■女子6m・・・112点 O庭とみ子(磐田)

やはりというか何というか、男子10mは青柳杯2連覇のB大さんが貫禄の優勝。合間に記録業務をしていた程度の私と違い、主管支部ということで自分の順番以外は副審を努めていらした中での成績だけに、まさに「格の違い」を見せつけられた結果です。他にも安定した点数を出された方は多く、そこにある違いを自分なりに消化して努力していかねばと、決意を新たにさせられた大会ではありました。

101004_4.jpg こちらは同じく表彰式の様子。手前の黒Tシャツの一団はオールブラックス・・・では勿論なく、浜松支部の皆さん。今年の全国大会に間に合うようにと、ユニフォーム代わりに製作されたそうです。今大会では、お互いがどこの誰か分かりやすいようにと、各自にネームプレートを付けるようにしていましたが、こうしたお揃いの物があると支部の結束力も高まりそうですよね。当支部でも、そろそろ何か考える頃合いかもしれません。

 ところで当日は、後援に付いて賞品まで提供していただいただいいちテレビ(静岡第一テレビ)と、読売新聞が取材に来て下さり、だいいちテレビは夕方17:30からの「news every.」のローカルニュース枠で放送、読売新聞は翌日の静岡県版に写真付きで記事を掲載していただきました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。

101004_3.jpg101004_6.jpg

 何はともあれ、今年の県大会はこれにて無事終了。一昨年、昨年に引き続き、主管支部として準備段階から大変お世話になった磐田支部の皆さんには、感謝してもしきれません。来年は浜松支部が主管となっての開催が決まっていますが、順調ならばその次は当支部の担当になるはず。これまでの経験をしっかりと活かしていけるよう、今後も活動していくつもりです。

 磐田支部をはじめ、各係として開催にあたられた皆さん、県内外からご参加いただいた皆さんに、改めて「お疲れ様でした」と「ありがとうございました」を申し上げて、本稿の〆とさせていただきます。

第2回京都宇治支部スポーツ吹矢大会

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 前回のエントリで最後に触れた通り、先週の土曜日(25日)は早朝から支部員T花(秀)さんとともに新幹線で西へ旅立ち、「第2回京都宇治支部スポーツ吹矢大会」に参加してきました。

 吹矢に限らず、例えば「県大会」というと「県内在住・所属選手の大会」と取るのが一般的でしょう。しかし、全般的に支部が少ないという事情もある関西以西では、県大会・地区大会での県をまたいだ交流が非常に盛んなのです。「ほっと倶楽部」に宿泊する大きな楽しみを、他都道府県の皆さんと出会えること、情報交換できることと感じている私にとって、これは非常に魅力的に映っていました。

 そんな中、9月25日の京都宇治支部大会ならば何とか出られるかもしれない、と分かったのが7月初旬。静岡県大会前週のため、全体での準備・会合が重なった場合は(申し訳ないですが)出場をキャンセルさせていただくしかありませんでしたが、善は急げでK田支部長に早速問い合わせの電話を入れました。突然の連絡にさぞかし面食らわれたかと思いますが、「日頃交流のある関西方面の皆さんの人数次第だけれども、数名程度なら大丈夫だと思うから、また決まったら連絡しますよ」と言って下さり、その後正式にご案内をいただくことができたのです。

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 当日は、静岡発6:42のひかりに乗って一路京都へ。在来線に乗り換え、宇治駅に降り立ったのが8:45頃だったでしょうか。

100926_1.jpg 既に京都駅からの電車の中で、明らかに参加者と思われる方々(筒があるから一発で分かりやすいですよね)を見かけていましたが、駅前のコンビニに立ち寄っている間にも次々とそうした皆さんが通り過ぎていきます。恐らく徒歩で向かわれているのでしょう。一方、会場がそんなに遠くはないと分かっていたものの、何しろ初めての土地ということで、私たちはタクシーで向かうことに。

 乗車してすぐ、運転手さんに開口一番で訊かれたのは「さっきから同じ様な物を持った方が何人も通ってましたが、その長いのは何ですか?」。スポーツ吹矢という競技であること、今日は宇治の大会が開かれることを説明すると、「そういえばテレビで観たことありますわ」と、おぼろげながらご存知のご様子。続く「的はダーツみたいなもんなんですか?」という問いに、「そんな感じですが、あそこまで細かくなくて...」と答えている内、早くも会場となる「宇治市生涯学習センター」に到着したのですが、そこで目の前に現れたのが、会場を指し示す案内板でした。

100926_2.jpg 「あー、これです、これこれ」何というグッドタイミング、そして分かりやすい案内板でしょうか。「ははぁ、なるほどぉ」と、運転手さんも一目瞭然で納得です。「まぁ、頑張って下さいよ」「ありがとうございます」そんなやりとりでタクシーを降り、センター内へ。

 受付を済ませ、最後の準備中だったK田支部長にご挨拶をしてから控え室に入ると、厳密には9:30からの受付開始にも関わらず、早くも大勢の参加者が集合しています。

100926_3.jpg とりあえずTさんとともに空いている席に腰を落ち着け、事前にも配布されていた競技・審判規則と競技の時間割に再度目を通したりしつつ、開始時間を待ちます。

 ところで、こうしたさほど規模の大きくない地方レベルの大会では、審判をどのようにするかが大きな課題と言えるでしょう。レーン毎に専任の審判を置けるのは稀な話で、大抵は選手に兼任を依頼するのが通常かと思われますが、今大会では「初段以上の参加者」が全員審判を兼任するシステムを採用していました。

 今回のレーン数は全部で12。そこへ参加者を10組に分け(6・8mは前半、10mは後半の競技順)、初段以上の参加者は「自分の競技レーンと同じレーンで連続した2組分」の審判をするという仕組みです。言葉で説明するとややこしそうですが(単に説明下手という話もあります)、審判の順番と競技の順番は十分間隔が離れていますし、実際にも、うっかり審判の割り当て時間が来たことに気付かず集合に遅れたケース以外での支障はなかったように思います。(ちなみに、Tさんは競技が5組目、審判が9・10組目、私は競技が10組目、審判が3・4組目でした)

 そんな訳で、念には念を入れるように規則を確認している内に集合時間となりました。全体での記念撮影→開会式(競技説明、体操など)と滞りなく進み、いよいよ競技開始です。ちなみに、当日の大会プログラムはこんな感じでした。

100926_6.jpg種目は個人戦のみで、6・8mは4ラウンド、10mは6ラウンドを昼食を挟み前後半に分けての競技となります。

 競技会場は、100人規模の大会としてお世辞にも広くはありません。しかし、組み分けもよく練られており(6m・8mは交互に、レフティーは1レーン空けて左端に配置するなど)、多くの方は吹きにくさを余り感じずにいられたのではないかと思います。さすがに10mだけは一列に並ぶため、スタンスの取り方などで窮屈に見える部分もありましたが、こと私に関しては左右の方(の構え)との相性が良かったのか、全く気にならず吹くことが出来ました。

100926_5.jpg 先に書いた「初段以上は全員が審判」という点も、一人一人に渡される白旗と赤旗を状況に応じて掲げるというシステムが大変分かりやすく、進行係の方にも一目瞭然のため、全体的に大変スムースだったように思います。例えば撥ね矢が出た場合、レーンの審判員が「撥ね矢です」と言って起立し赤旗を掲げるのですが、その審判は撥ね矢の分を含めて選手が吹き終わるまでずっとそのままでいますから、3分を過ぎて吹いている人がいても殊更に(繰り返しの「止めて下さい!」といった)アナウンスをする必要はない、という具合です。

100926_5-1.jpg また特筆すべきは的で、昨年大会の反省点だったという「薄暗くて見にくい」点を克服すべくレーン毎に照明が設置され、競技者にとっては非常に見やすかったたと思います。K田支部長によれば、試行錯誤の結果「最も影が出にくい」器具を選定されたとのことで、「かなり支部費が厳しくなりました」と笑っていらっしゃいました。

100926_5-2.jpg そういう意味では、競技者が変わる度(2ラウンドもしくは3ラウンド毎)に的紙を貼り替えるというシステムも、贅沢ではありますが不公平の出にくい方法だったと思います。単純計算でも的紙代だけで2万円弱はかかることになるため、○ラウンド終了毎あるいは○組終了毎での交換との差異がどの程度出るのか、という点は気になるといえばなりましたが。

 とはいえ、前述の照明と同様、参加者には出来るだけ競技に専念できる環境を提供したいという想いは大変ありがたく、本当に頭の下がる思いがしました。それぞれで予算をはじめとした制約はありますし、様々な考え方もある中でのことですから、仮に「これはいい!」と思ったところで、どこでもすぐに採用できるわけではありませんが、改善のための試行錯誤を続けていくという姿勢は、私自身も含めこうした大会・競技運営に関わる側としては、大いに見習っていくべきと感じた次第です。

100926_4.jpg さて、大会全般の話はこのくらいにして、個別の成績です。

 8mの部に出場されたTさんは、勝手の違う環境での試技、また周囲の選手の相当に早い動作にかなりペースを乱されたようで、かなり凸凹とした4ラウンドになってしまいました。こうした大会となると、総じて普段より早い動作となる方が多いのが実情ですが、それを差し引いても確かに早さが目立っていたように感じられます。

 私自身が普段から支部員の皆さんに「十分な(腹式による)呼気」を意識させていることもあり、多くの方が2分程度で礼まで終えられている様子には、正直ちょっとビックリした部分はあります。といっても、それは各自の事情であり、「周りが早いから自分も引きずられて早くなる」のではなく「周りがどうあれ自分のペースを保」てるようにするのが、唯一かつ最適な対策ではあるのでしょう。

 その点、元々Tさんは研究熱心で上手な方ですから、自分の呼吸や吹き筋にもっと自信を持てるようになれば、自然とクリア出来ていくのではないかと思います。ご本人も「こんな酷い点数は多分初めて」と話されていましたし、次の機会にリベンジを果たすべく精進を続けていかれることでしょう。

 一方私はというと、いち地方大会とは思えないほどの豪華メンバーが揃っていることもあり、最初から諦めムード。ここでお馴染みのY野さん(愛媛)は、前年の宇治支部大会を含め京都で開催の大会3連勝中ですし、T本さん(広島)、S田さん(京都)、O林さん(高知)、U吹さん(広島)、U田さん(山口)、そして勿論主催者であるK田支部長など、全国レベルの大会や各地方大会で優秀な成績を度々残していらっしゃる方ばかりでは、「出番無し」と考えるのが当然でしょう。

 元より成績は二の次で、「他所ではどういった大会運営をしているのか」「皆さんどんな努力や工夫をされているのか」、といったことを勉強させていただくつもりの遠征でしたので、変な気負いがなかったのかもしれません(気張るほどの実績もありませんし...)。

 そんな諸々がいい方に作用したのか、1ラウンド目は自分でもビックリの33。2・3ラウンドはいずれも29で、前半を91で折り返すことができました。既に出来すぎの点数ですが、やはり強豪集う大会だけあって、この時点で第4位。特にトップのT本さんは、驚異の99!!で、トータル200点を狙えるほどです。

 このT本さん、たまたま私の右隣(つまり目の前)だったのですが、非常に重厚感のある安定感たっぷりの基本動作は、別組できちんと見学したいなぁと思わせるほどでした。控え席に座っている間に少しだけ話を伺ったところ、お使いの筒は3軸カーボンとのこと。「色々使って試してみたけど、筒の重さはあんまり関係ない」そうで、常に安定して高得点をマークされる理由を垣間見た気がしました。

 そして、昼を挟んだ後半戦。4ラウンド目はまずまずの31でしたが、続く5ラウンド目で25を出してしまい、競技的にはほぼゲームセット。と、ここで1本だけ3点に刺さった矢の軌道が腑に落ちなかったのでよく見てみると、矢先が微妙に曲がっているような...。そういえば2ラウンド目の5本目が妙に左に逸れて3点だったことを思い出し、今更ながらホルダーから外すことにしました。

 そんな悪あがきがよかったのか、ラストの6ラウンド目は中心には全く寄らなかったものの、土俵際に上手く残ったパーフェクト!まさかこんな大会の場で出るとは思いませんでしたが、せめて自分の信じる基本動作・吹矢だけは全うしようとしたご褒美だったのかもしれません。2レーン横で審判をしていたT花さんからも笑顔で握手を求められ、多少は支部長らしいところをお見せできたのかな、と思います。

 ともかく、私の組が最終組でしたので、これにて全競技終了。後は表彰式となりました。

100926_7.jpg 式では6mの部から順に3位までが表彰されて、いよいよ10m。3位に呼ばれたのは、何と何と私の名前でした。合計182点、最後のパーフェクトが効いたようで、僅か2点差で表彰圏内に滑り込めた模様。先にも書きましたが、到底入賞などないと思っていましたし、その代わりに様々な見聞を収穫として持ち帰るつもりでしたから、まさに望外の3位です。パーフェクト賞と合わせ、本当にいいお土産が出来ました。

100926_8.jpg そして10mの1位は、やはりというかぶっち切りでT本さんでした。そのスコア、何と196点!200点には届かなかったものの、後半も97と高レベルでまとめあげ、誰もが脱帽の優勝です。私が知る限り、各種大会での10m・6ラウンド最高点は194点(直近ですと、今年の青柳杯予選で3名の方がマークされています)ですが、恐らくは一定以上の規模の大会でのハイスコア更新ということになるのでしょう。このレベルまでいくと、2点を積み上げる難しさは並大抵ではありませんから、それを間近で見ることが出来たのはまさに僥倖。目標と呼ぶにはあまりに高い山ですが、当初の目論見以上にいい経験をさせてもらったなぁ、という思いです。

 大会終了後は、場所を移しての親睦会。他所での体験イベントとバッティングしてしまい、大会には祝電での参加となった京都府協会のS田会長も駆けつけられ、約2時間半を楽しく過ごさせていただきました。S田会長からは二次会にもお誘いいただいたのですが、当日の宿が京都駅前だったのと、チェックイン前だったのとで泣く泣く断念し、失礼させていただくことに。京都までの電車内では、京都のカルチャーに通われる方と3人で吹矢談義。こうして、吹矢漬けの一日はようやく終わりを迎えたのです。(翌朝は、少しゆっくりめのチェックアウトで、そのまま真っ直ぐ帰静しました)

100926_9.jpg

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 初めての県外遠征で貴重な経験が多かったこともあり、やたらと冗長なレポートになってしまいましたが、今回は本当に楽しく勉強になる大会参加でした。突然の参加申込みにも関わらず、快く受け入れて下さった京都宇治支部のK田支部長、そして練りに練った快適な大会運営にあたられた支部の皆さんには、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

 また、このサイトでもちょくちょくお名前を出させていただいている、松山のY野さんと初めてお会い出来たのも幸いでした。恐らく、滞在中最も長時間お話をしたのですが、面白く考えさせられる内容ばかりで、またどこかの大会でぜひお会い出来ればと思っております。ありがとうございました。

 他にも、こちらが会報やネットで一方的にお名前を存じ上げている多くの諸先輩方とお会いできました。中には、「ホームページ見ていますよ」と言って下さる方もいらして、嬉しいやら小恥ずかしいやら。ご挨拶出来なかった方の方がずっと多く、心残りといえばそれだけというくらいの充実度でした。当日ご一緒した全ての皆さんに、改めて感謝申し上げます。

 とにもかくにも、世代を超えてこうした交流が出来ることが、スポーツ吹矢の醍醐味だと再認識した一日でした。今週末(というか明日)は地元の静岡県大会ですが、今回は愛知・岐阜からも参加される方がいらっしゃいますし、引き続き交流の輪を広げていければと思っております。


第2回京都宇治支部スポーツ吹矢大会の結果報告(京都宇治支部ブログ)
第2回宇治支部大会に参加しました(大阪菊水支部ブログ)
第2回京都宇治支部スポーツ吹矢大会(吹矢、徒然なるままに.../Y野さんブログ)

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