藤枝サークル 熱海サークル 日本スポーツウエルネス吹矢協会 静岡・焼津支部: 2012年10月アーカイブ

2012年10月アーカイブ

全日本選手権を控えて

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 従来の「全国大会」から衣替えした第1回の「全日本選手権」が、いよいよ木曜日に迫ってきました。選手権になっての変更事項や、それについて思うところは以前に書きましたが、エントリも締め切られ、各支部長(出場者)には競技レーン・順番の通知が届いています。ここでは、そこから判明した参加者地域分布を元に、もう少々つらつらと書いてみようと思います。

 まず、確定分で、参加者を地域別に分けてみました。都道府県別でも分けられますが、元となるデータが現状では広く一般に公開されているものではないこと、その一方で非公開とする(公開されては不都合のある)ものでもないことから、間を取って地域での集計としています。比較対象は、昨年の全国大会の数字です。

2012zennihon.gif 一見して分かるのは地方からの参加者が倍増していること。一概には言えませんが、群馬・栃木両県からの参加者激減と併せて考えると、昨年が熊谷、今年は錦糸町という会場立地と、全くの無関係ではないでしょう。また、四国を除いた全国各地(ブロック)、細かく見ると全体の半数を超える25都道府県からエントリがあり、これまでの協会主催大会史上でも、恐らくなかったことと思われます。

 とはいえ、依然として全体の9割を関東地区が占めており、地域の不均衡が解消されたとはとてもいえません。1,000名の定員に対して、東京・千葉・埼玉・神奈川・茨城の一都四県に計800名の出場枠が、予め与えられていたわけですから、これも当然の話ではあるのですが、「最普及地域の出場を制限」してまで地方に割り当てた200名が、半分しか埋まらなかったというのは、少々寂しいところです。

 一般的な競技スポーツであれば、「本当に出たいならば万難を排してでも来る」と言い切ることも決して乱暴ではないのでしょうけれど、競技人口がまだまだ少なく、競技志向に応えるだけの体制も十分に整っていない多くの地方からすれば、移動の負担(距離によっては前泊まで必要ですし、年金世代の収入面の問題もあります)を伴ってまで選手権に出る必然性は、まだまだ薄いのかもしれません。

 また、時期的なことをいえば、選手権に先立つ形で「京都宇治支部大会」「高知県大会」といった、百数十名規模の大会が毎年開かれ、西日本の強豪が多く集うことが定番化されているという事情も無視できないでしょう。10mの部においては、当たり前のように190点台の戦いが繰り広げられており、腕試しという点でも十分機能しているのが現状です。

 尤も、このまま座視していいはずもなく、抜本的な対策は不可欠。過去にも触れましたが、やはり二年に一度、三年に一度でも、全国規模の大会を関西圏で開催すべきと考えます。気楽な立場から言うほどに容易なことでないのは分かりますが、会員10万人という大きな目標があるからこそ、今のうちに手を付けていただきたいものです。

 と、将来的な話はさておくとして、今年の話。前述の通り、首都圏のエントリを制限してまで、一定の枠が確保されている地方の身としては、ちょっとばかりプレッシャーを感じています。首都圏の皆さんは、各地方大会で権利を勝ち取っての出場。結果をざっと見る限り、例えば10m男子は110点前後がおおよそのボーダーラインになっていました。

 本番でも全員が同様のスコアを出すとは限らないものの、一切の選抜を経ずに出場できる我々地方の選手の成績とは、否が応でも比較されることでしょう。こういったことを参加者側が負担に感じる必要はないのかもしれませんが、出たくても出られなかった方々が少なからずいる事実は、私には重いです。

 元より全力を尽くすことに変わりありませんが、この選手権はひと味違った気合いの入り方になるかもしれません。



川根本町から富士へ、再び

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 日曜日、午前中は月イチの指導日ということで、川根本町のスポーツ吹矢教室へお邪魔しました。会場には、これまで山村開発センター2Fの大会議室を利用していましたが、今回は併設されている体育館に場所を移し、広々とした中での練習となりました。

 参加者は、お馴染みS本さんとO野さん、それと久々(2回目)のO野さんのお義母さまの3名。秋で地域の行事が多いからか、或いはあいにくの雨模様で肌寒い天候が足を重くしたのか、会場の広さに比べると、若干寂しい人数ではあります。

 それでも、参加された方は大変熱心に吹いていました。特に、S本さんとO野さんは、回数を重ねていることもあり、快調な様子。そこで、後半では2級の模擬試験を実施してみました。結果は、S本さんが合格基準を見事クリア。O野さんは少し足りませんでしたが、模擬とはいえ試験に緊張されたようで、普段の力を考えれば水準には十分達しています。次回辺り、ぜひ本番にチャレンジしていただければと考えているところです。

121028.jpg 続いて午後は、級位試験の依頼を受けていた富士的矢支部の練習会場へ。毎回のように書いていることですが、お邪魔する度に新しいメンバーが増えていることに気付かされます。

 ここ最近で言うと、8月下旬に富士市教育委員会の主催で行われた「ニュースポーツ指導者講習会」のスポーツ吹矢体験会や、先月開催された第2回富士支部大会の新聞記事(富士ニュース掲載)の反響が大きかったようで、この日も体験希望の方が参加されていました。三島・沼津L&G支部も同様ですが、新しい支部が活発に活動し、普及のすそ野を拡大している様子は大変ありがたく、また頼もしいところです。

 さて、肝心の級位試験には、1級4名・2級3名の7名がチャレンジ。設置されたレーンが丁度7つでしたので、一斉に吹いていただきましたが、全体の様子を見て最初に感じたのは、全員がほぼ同時に吹き終わることでした。これは、S山支部長が普段からタイマーを利用して、「3分で吹き終わる」指導を徹底されていることと、支部員さんもそれをよく理解しているからこその成果だと思われます。

 勿論、細かい部分については、私から見てもいろいろとありますが、何事もはじめが肝心なもの。1級・2級といういわば「初心者」の段階からこれだけできているというのは、長期的に考えれば大変意味のあることではないでしょうか。

 そして、試験の結果ですが、7名中5名が合格されました。不合格の2名も、決して実力不足ではないように見えましたので、次回以降すぐにリベンジできるものと思います。また、合格者の中では、やはりS藤(邦)さんが目を惹きました。8月に2級を101点で合格9月の富士支部大会では圧倒的な成績で皆を驚かせたS藤さん、今回も126点というこれまた高得点で悠々クリア。残念ながら(?)パーフェクトこそありませんでしたが、点数も吹きっぷりも非常に安定しており、来月以降の初段試験が今から楽しみです。

 11月10日の資格認定試験を経て、支部内に初めての公認指導員が誕生する見込みですので、以降は私がお邪魔する機会もグッと減るとは思いますが、ますます支部活動が盛り上がっていくことを願っております。



10月27日・焼津の練習&県協会役員会

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 10月最後の練習日。今月2回目のサンライフ焼津です。本来であれば、自分にとって全日本選手権前に10mで吹ける最後の機会でしたが、今回は別室にて県大会の実行委員会を兼ねた役員会が開かれるため、そちらにかかりっきりで練習には全く混じれませんでした。(うーん、残念)

 後から聞いた話では、パーフェクトが4名に出たそうで、皆さんなかなか好調に吹いていた模様。私と同様選手権に出る方、県大会に出る方にそれぞれ調子を上げているようで、支部長としては楽しみなところです。

121027.jpg 役員会では、いよいよ3週間後に迫ってきた県大会の最終確認と、来年度全般の行事予定を中心に、各種活発な議論が行われました。県大会については、最後の全体会合でもあり、かなりの現実感を伴ってきた感があります。

 また、練習時間後には、役員会(実行委員会部分)にも同席いただいた支部員さん数名とともに、ファミレスに場所を移して現場レベルでの確認作業を行いました。きちんきちんとやってくださるメンバーの存在は非常に心強く、本番へ向けての不安も軽くなる思いです。準備はまだまだ山ほど残っていますが、焦らず着実に当日を迎えたいものです。



静岡福祉大学「静福サロン」

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 10月26日の午前、焼津市の静岡福祉大学へお邪魔し、地域交流講座「静福サロン」にてスポーツ吹矢体験教室を担当してきました。昨年も同時期に催されましたが、受講された皆さんに好評だったとのことで、今年も声をかけていただいたものです。

 今年の参加者は、受講生と「吹矢をやってみたい」と興味を示した学生さん3名を含め、22名ほど。講座全体として、毎年3分の2ほどが継続して受講するそうで、今回の吹矢も昨年体験された方が半分強はいらっしゃるようでした。勿論初めての方も含まれていますので、冒頭では簡単ながら一通りの説明はしましたが、いざ体験の段となると、うろ覚えながらも手慣れた感じで吹き始める方も多かったように思います。

 また、学生さんも非常に興味津々の様子。受講生の皆さんに混じって、「これ、面白い!」と繰り返し吹いていましたが、中でも男子のH君は「どこまで遠くから当てることができるか」に熱を上げ、最終的には20mほどの距離に!それに触発されたわけではないのでしょうが、気がつけば他の皆さんも殆どが8m、10mと後ろに下がって吹いていたのには驚きました。

 昨年同様、まずはスポーツ吹矢という競技を知っていただくだけでも意義深いもの。配布した資料には、支部案内(焼津会場)も挟んでおきましたので、より興味を持っていただけるとしたら、更にありがたいところです。

 最後になりましたが、二度目の機会を与えてくださった、N坂教授はじめ静岡福祉大学の皆さんには、この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

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10月23日・夜間の部

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 10月2回目の夜間。いつものメンバー9名と、前回に引き続きS木(由)さんのご友人2名が体験にいらっしゃり、合わせて11名での練習となりました。

 今回は、前回のように別室を用意することなく、一緒に並んで体験していただきましたが、お二人とも2回の体験を通じてかなり気に入られたようで、そのまま支部に入会となりました。実際のところ、こうした「支部員の紹介」による口コミ効果は大きく、新たに加わる方も雰囲気に馴染みやすいのではないかと思います。(何事も同様なんでしょうけれど)

 まだ2回目ということで、基本動作も不慣れでぎこちなくはありますが、吹き筋そのものは何ら問題ありませんから、「先輩」のS木(由)さんに追いつき追い越せで、ぜひ長く続けていただきたいところです。

 また、この日はH原さんが1級の試験にチャレンジされ、124点であっさり合格となりました。ご本人としては、パーフェクトが1回も出せずに不満な部分もあったようですが、十二分に立派な成績での合格です。来月受験予定の初段も、この分ならばあっさりクリアしそうですね。

121023_1.jpg▼S木(達)さんが見事パーフェクト(7m)。県大会でも期待大です。121023_2.jpg



3名の新六段が誕生!

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 去る10月13日と19日の2回行われた、今年度後半の六段認定試験で、計3名の方々が実技をクリアし、面接を経て新六段に認定されました。誠におめでとうございます。

 今回合格されたのは、茨城県のN尻さん、M本さんと、神奈川のT馬さん。茨城のお二人はいずれも石岡支部(N尻さんは支部長)で、六段第1号のK池さん(初代支部長)に続き、同一支部で3名の六段が在籍するという、大変な快挙となりました。また、T馬さんは神奈川県勢として初めての六段認定。平成15年入会というベテランとのことです。

 そして、この認定により六段の合計はついにふた桁、12名となりました。ちなみに、認定者の居住地(所属支部とは異なる例もありますが)の内訳としては、茨城5名、千葉2名、東京2名、京都2名、神奈川1名。全国随一と言っていいスポーツ吹矢強豪県の茨城が突出しているのはさすがですが、競技人口を考えれば京都の2名も特筆モノでしょう。

 さて、この結果、今年度は前半と合わせ7名の新六段が誕生しました(65名受験中)。昨年度は3名(45名受験中)でしたから、この2年で10名が六段になったことになります。2007年3月に初の六段認定試験が行われ(K池さんは、この時に合格)て以降、4年間で僅か2名。一昨年度は32名の受験で1名も合格しなかった「狭き門」でしたが、まさに急増と呼んでもいい状況です。

 この最大の要因は、やはり年1回だった受験機会が、年2回(日数でいえば4回)に拡大されたことにあるでしょう。一人が年度内に受けられるのは1回で変わりありませんが、ある程度自分の都合と調子に合わせて日を選べる影響は、決して小さくないと思います。また、およそ半年ごとに受験日が巡ってくることで、単純に受験者の増加もあったはずです。

 勿論、今年が10.8%、昨年が6.7%という合格率を考えれば、依然として「狭き門」であることに何ら変わりはありません。ただ、この傾向が続くようなら、来年度は単年で10名以上が六段に認定される可能性もありえます。願わくば、その中に自分も滑り込めれば言うことありませんが、来年の話は鬼に笑われますし、その前に六段受験資格認定の2回目をクリアしなければなりませんので、まずは着実にステップを昇っていければと考えているところです。



10月21日・静岡の練習

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 10月後半の静岡は、20名が集まっての賑やかな練習となりました。

 冒頭の記録会では、女性陣が大活躍し上位を独占。中でも、2位に入ったM本さんは、ここ最近では恐らくちょっと記憶にない95点という高得点で、一同拍手喝采です。普段は(受験資格のある三段の)10mで練習している中、大会用で8mからの試技ではありましたが、3ラウンドとも大変安定した矢のまとまり具合で、自分の中で何か掴んだのでは、と思えるほどでした。

 また、M本さんを上回る97点で1位だったY田(恵)さんは、今やすっかり記録会の上位常連。この日はパーフェクトこそ出なかったものの、明らかなミスさえなければ6mでは(少なくとも支部内で)敵無しといえる状況でしょう。普段は、次回受験資格のある初段の距離(8m)で練習していますが、県大会後には本格的に次のステップを目指していただければなぁ、と思う次第です。

 練習後半では、前回の焼津と同様、県大会に向けての話し合いの時間を持ちました。主にはルール説明と、当日の設営についての確認でしたが、概ねのところでまとまってきたように思います。いよいよ開催まで一ヶ月を切り、準備に割ける時間・日程も少なくなってきただけに、「ああしておけばよかった」ということのないよう、細部まで詰めていきたいところです。

121021_1.jpg▼この日のパーフェクトは、この1回。M月さん(6m)は、最近このコーナーの常連ですね121021_2.jpg


 土曜日、函南町体育館で催された「ニュースポーツふれあいフェスタ2012」に参加してきました。4月の草薙に続き、今年度2回目は東部での開催となります。そんな今回は、当支部から4名、三島・沼津L&G支部から5名、計9名での対応となりました。

 市ではなく町での開催とはいえ、会場の体育館は三島市の南部と隣接しています。人出の予想が非常に掴みづらい部分はありましたが、結果的には午前:まずまず、午後:ぼちぼち、といった賑わいでした。来場者の大半は、親子連れ。事前に、県レク協の方々が町内の全小学校にPRで回られたとのことで、その影響もあったと思いますが、正直なところ、もう少し幅広い年齢層からの来場が欲しかったところではあります。

 集まったニュースポーツ自体は、いずれも年齢を問わず楽しめるものばかりです。そういう意味では、どの世代が来ても楽しめるイベントといえるでしょう。ただ、我々の都合だけ言わせてもらえれば、最もアピールしやすいのは比較的高めの中高年層。このボリュームゾーンが来場されないことには、普及にもなかなか繋がりません。

 この辺は、基本動作が前提となるスポーツ吹矢ならではの悩みでもあるでしょう。吹いて的当てを楽しむという部分だけを切り出せば、子ども達にも大変アピール力があり、実際この種のイベントでは後半、リピーターの子ども達(だけ)で賑わう場面がよく見られます。しかし、大人であれば、「本当は基本動作というものがあって...」という説明から、更なる興味を持っていただくことも可能なのですが、ジュニア層でそうした例をみたことは(私自身の経験上)ありません。

 実際には、先週の子ども達のように、簡単な体験だけで「続けてみたい!」と思ってくれる場合もあるものの、これは極めて稀なケース。ジュニアはそういう入り口でも十分と思う一方で、(言葉は悪いですが)遊びとして面白がる子どもを受け入れるには、支部(あるいはサークル)側も、それなりの態勢と覚悟が必要なんだろうと思います。

 勿論、知名度の低いマイナースポーツとしては、保護者を含め一人でも多くの方に存在を知っていただくだけで意義はあり、今後も機会があればどんどんアピールしていきたいところではあります。今回も、数少ないながら強く興味を持ってくださった方に、近隣の三島・沼津L&G支部をご案内することができました。

 また、3年ほど前に何度か磐田支部の練習に参加され、県大会にも一度出場されたことのある函南在住のT中さんが顔を出される一幕もありました。当時はまだ東部に支部も何もなく、その後支部ができたこともご存じなかった様子。それだけに、「もう吹矢をやめようと思っていた」とのことでしたが、ぜひこれを機会に三島・沼津の支部へ遊びに来ていただければと思います。

 何はともあれ、朝早くから会場入りし指導にあたってくださった両支部の皆さんには、この場を借りて改めてお礼申し上げます。大変にお疲れ様でした。また、貴重な機会を与えてくださった県レク協・県教委の皆さんにも、併せてお礼申し上げます。

121020_1.jpg121020_2.jpg121020_3.jpg121020_4.jpg今回も来ました、ふじっぴーくん!果敢にも吹矢にチャレンジ(?)です121020_5.jpg



 この日曜日、県レクリエーション協会の活動を通じてのご縁で、静岡市あそびの城から依頼をいただき、子ども達を対象としたスポーツ吹矢体験教室に参加してきました。

 あそびの城とは、「子ども達が安全に安心して過ごせる居場所づくり」を主目的として、日本レクリエーション協会が中心となり、全国で進めているものです。静岡県内においては、静岡市あそびの城が現状唯一の拠点として活動を続け、今年で9年目とのこと。ジュニア層へのひとつの普及にもなるであろうと、お引き受けしました。

 会場は、清水区にある高部生涯学習交流館。普段は館内で一番広い集会室を使っているそうですが、この日はたまたま施設主催事業で塞がってしまい、隣の講義室での実施となりました。吹矢レーンとしては奥行き6mがせいぜいで、長机が並んでいることもあり、狭い部屋ではありましたが、対象が子ども達ということもあり、ギリギリなんとかなった感はあります。

 今回参加したのは、下は幼稚園から上は小学校高学年までと、数名のお母さん方、合わせて20名ほど。背の高さなどに応じて3レーンに分かれ、簡単な説明を挟みながら、どんどん吹いてもらいました。スペースと人数の都合上、しっかり基本動作をというわけにはいかないため、必要最低限である「鼻から大きく息を吸って一気に吹く」「筒は掴むのではなく、掌の上に乗せて」といった辺りだけを注意するに留めました。

 最初から大人顔負けの吹き筋を見せる子、「一気に吹く」が難しいのかなかなか的に届かない子など、様子はいろいろでしたが、皆一様に最後まで大変楽しそうに吹いていたのが印象的でした。中には「続けてやってみたいけど、どこでやれるの?」と言うほどに気に入った男の子もいたりと、催しとしては成功だったのではないかと思います。

 一部のお母さんからも、興味津々で吹矢について訊ねられたりしましたが、当支部として現状清水区内に活動場所を持っていないため、上記の男の子と同様、この辺りは申し訳ない点でした。今回のような繋がりから、いずれ体験会など開ければと考えてはいるものの、果たしていつになることやら...。

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10月13日・焼津の練習

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 10月最初の焼津。今月は、いつもの大村公民館が2回とも押さえられなかったため、いずれの回も5月以来となるサンライフ焼津が会場となります。ここは、会場側の都合で少し離れた駐車場の利用を求められており、天候だけが気がかりなのですが、幸いにしてまずまずの秋晴れとなりました。

冒頭に行った恒例の記録会では、パーフェクトが連発。前回の静岡同様、県大会などを控えているからか、普段以上に皆さんの真剣味も増していたように思います(決して、いつもが不真面目というわけではありません、念のため)。

 また、後半では少し練習を早めに切り上げ、県大会についての話し合いに時間を割きました。当日の運営に大きく関わる設営と審判・競技について、先月行った予行演習も踏まえつつ、活発な意見交換ができたと思います。最終的な決は、並行して進めている県の競技部・審判部との話し合いの結果にはなりますが、当日の運営に携わる"現場の声"も、大変貴重なもの。よりよい大会となるよう、残り一ヶ月支部一丸となって頑張っていきたいと思います。

121013_1.jpg▼パーフェクトの先陣を切ったのは、Y田(恵)さん(6m)。中央に集中した見事な刺さりっぷりです121013_2.jpg▼奥様に負けじと、ご主人のY田(正)さん(8m)もパーフェクト。5本中3本は何とトリプル!でした121013_3.jpg▼前回の静岡に続いて、H山さんも達成(8m)。本番が待ちきれないことでしょう121013_4.jpg▼4ヶ月振りの参加だったK藤さんも!(6m)吹き方忘れちゃったとボヤいていましたが、何の何の。121013_5.jpg



10月9日・夜間の部

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 10月前半の夜間の部。昼間の回かと見紛うほどの人数だった前回に比べ、今回は平均より若干多い程度の8名での練習となりました。しかしながら、S木(由)さんが体験希望のご友人をお二人連れてきてくださり、全体では10名とふた桁の人数に。

 前回並みの人数へ更に体験者、ということになると収拾が付かなくなるところでしたが、このお二人に関しては、事前にお話をいただいていましたので、普段使っている講堂の隣の部屋を追加で確保し、じっくりと体験していただくことにしました。

 主に指導にあたったのは妻だったため、所々でしか様子を見ることはできませんでしたが、お二人とも女性としてはなかなか思い切りが良く、力強い吹き筋だったように思います。確実に「向いている」タイプと感じましたので、もう何度か体験してぜひ続けていただければありがたいところですね。

 さて、前回思い立って二級に合格したH原さんでしたが、今回からは何と10mでの練習に移りました。どうもS野さんに焚き付けられた(?)ようで、メラメラと燃えてきているようです。当然仕上げの3ラウンド勝負でも10mからの試技。9mからの練習を長期間重ねた後の10mということで、さほど苦に感じていなかったであろうとはいえ、私、危うく負けそうになりました...(トホホ)。

 来月の県大会へは夜間から3名出場予定ですが、昇級試験も含め、明確な目的を持ちながら練習する方が増えたことは、全体にとっても好影響が出てくるものと思います。

121009_1.jpg▼別室での体験。小さな部屋ですが、最大で8m×3レーンは取れるので、こうした用途には向いています121009_2.jpg



10月7日・静岡の練習

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 10月最初の練習日。ようやく秋らしさが出てきて、吹矢に適した気候となってきました。この日は、三連休の中日ということもあってか、隣接する駐車場はもとより、周辺が軒並み満車状態。そのため、支部員さんも次々駐車場難民と化し、遅れて辿り着く方が続出してしまいましが、最終的には19名とまずまず賑やかな回となりました。

 練習では、いよいよ翌月となった県大会に向けて、あるいは公認指導員試験を控えて、それぞれにモチベーションを高めて臨んだ方が多かったように思います。そんな中、パーフェクトは3名が記録。決して、成績や記録が全てではありませんが、競技志向であれ健康志向であれ、取り組む姿勢やそのベクトルに違いはありませんから、お互いに刺激を与え受け合っていただければと思います。

121007_1.jpg▼S本さん。「どうかしら」と不安げでしたが、問題なくパーフェクトでした(7m)。121007_2.jpg▼大会用の8mでパーフェクトのH山さん。早くも仕上がりは万全のようです。121007_3.jpg▼練習終了間際に滑り込みセーフで記録したT花(順)さん(10m)。
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第2回スポーツ吹矢富士大会

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 この日曜日、富士的矢支部主催の「第2回スポーツ吹矢富士大会」へ、支部員13名で参加してきました。昨年12月に支部設立を記念して開かれた第1回大会も記憶に新しいところですが、今回は三島・沼津L&Gと島田金谷の各支部からもエントリーがあり、選手総数55名(欠場除く)という、かなり大きな大会となりました。

 競技種目は、個人戦と団体戦の2種類。個人戦は、段級位により競技距離こそ6・8・10mと分かれますが、男女の別はなく、初段以上はひと括りとして、「級位者の部」「有段者の部」の2部門のみの実施です。また、折しも台風17号が接近中ということで、当初6ラウンドを予定していた有段者の部は、級位者の部と同様4ラウンドに短縮という措置が執られました。

▼限られた予算とは思えないほど、なかなか魅力的な賞品が並んでいました
120930_1.jpg▼開会式。S山支部長からの競技説明を神妙に聞いています120930_2.jpg 進行は、午前中に個人戦、昼食休憩を挟んだ午後に団体戦(3ラウンド)という形。12レーンに5巡という組み合わせということもあり、ある意味短期決戦的な試合となりました。自分の番以外は(後述の理由により)あまり皆さんの成績に目を向ける余裕もありませんでしたが、そこここでパーフェクトの声も挙がり、上位はなかなかの激戦となりそうな様子が感じられます。

 中でも特筆モノだったのは、級位者の部・S藤さん(富士的矢)と、段位者の部・Y岡(武)さん(三島・沼津L&G)のお二人でした。たまたま私のレーンと近かったこともあり、競技姿を見ることができたのですが、Y岡さんは2・3ラウンド目で連続パーフェクト、S藤さんに至っては3ラウンド目まで全てパーフェクトという圧倒的な成績。

 S藤さん曰く「オールパーフェクトを狙いにきた」とのことでしたが、いくら6mとはいえなかなかできることではありません。思い起こせば、8月の級位試験でも2回のパーフェクトを含め、3ラウンド101点という超のつく好成績で2級に合格されています。まだまだ歴としてはごく浅いながらも、既に6mという舞台は役不足とさえいえるでしょう。

▼試合の様子その1120930_3.jpg▼試合の様子その2120930_4.jpg 昼食後の団体戦でも、S藤さんの勢いは止まりません。これまた偶然にも、隣り合ったレーンで競技をすることになりましたが、当たり前のように7点を連発。更にすごかったのは、チーム全員が同様に素晴らしい集中力だったこと。思わず、「優勝するのは、こういうチームなんだろうなぁ」と感心してしまうほどでした。

 そんなこんなで、団体戦もあっという間に終了。予定を上回るスムーズさで、閉会・表彰式となりました。個人戦では、上記の活躍通り、級位者の部でS藤さんが136点、段位者の部でY岡さんが132点というハイレベルなスコアでそれぞれ優勝を飾りました。

 また、団体戦でもS藤さんを擁する富士的矢支部のチームが優勝、他にもパーフェクト賞3つ分までゲット。更には、私と三島・沼津L&GのY岡(忠)支部長とで選定した、基本動作の良かった方への特別賞(6名選定)も受賞し、あまりの独壇場ぶりに、皆さんからは驚きと感心とが入り交じったような雰囲気まで感じられました。

 なお、この特別賞について説明しておきますと、富士的矢のS山支部長からの依頼を受け、級位者の中からY岡支部長と二人で選び出しました。勿論、我々自身がまだまだ評価される側であり、本来であればそうした立場ではないのですが、初心者の方々の励みになればという趣旨を汲み、真剣に見させていただいた次第です。

▼賞品を受け取る、S藤さん(左)とY岡さん(右)の優勝者二人120930_6.jpg▼団体戦を制した、富士的矢チームの面々120930_7.jpg▼当支部から唯一の入賞、団体戦で2位に食い込んだ女性陣です120930_8.jpg▼こうした大会に初参加だった島田金谷支部チームも、見事3位に入賞です120930_9.jpg

 心配だった台風ですが、開催中はギリギリのところでセーフ。しかし、全ての予定を終え、それぞれが帰路に着こうとしたところで、突如として激しく雨が降り出しました。個人戦の短縮をはじめとした臨機応変な対応は、まさに大成功。見方によっては、これがこの日一番のファインプレーだったかもしれません。

 最後は、「風雨が強まる前にご帰宅ください」というご好意に甘え、特に片付けを手伝うわけでもなく会場を後にしてしまいましたが、事前の準備から当日の進行まで、S山支部長ご夫妻をはじめとした富士的矢支部の皆さんには大変お世話になりました。この日の経験は、ぜひ11月の県大会運営にも活かしたいと思います。楽しく過ごさせていただいたことと併せ、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

▼昼休みに撮影した集合写真。参加された支部員の皆さんも、お疲れ様でした120930_10.jpg

 ちなみに、私の成績は29・27・35・29=120点で段位者の部で6位タイ。8mとの混合ですから、よほど嵌まらなければ優勝はないと割り切っていたものの、入賞圏にすら届かないしょっぱいスコアでした。こんな調子では、全日本選手権も「参加するだけ」になりそうです(トホホ...)。



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